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Your search : [ author:文·丘桓興 写真·丘桓興 何清] Total 60 Search Results,Processed in 0.166 second(s)
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41. 天童寺―曹洞宗開創の庭
浙江省寧波の東二十五キロ、太白山のふもとにある天童寺は、曹洞宗発祥の庭として、日本でも有名だ。山と寺の名前については、こんな伝説がある。西晋の永康元年(三〇〇)、義興という行脚僧が、秀麗な山水に魅せられてこの地にとどまり、読経に励みながら精舎の建立にかかった。付近にはまだ一軒の人家もなかったのに、一人の童子が毎日現れ、たきぎを運んだり水をくんでくれた。精舎が完成したとき、童子は義興大師に「私は太白
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2000 Issue 11 PDF HTML
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42. 霊隠寺―名僧、皇帝、文豪の足跡残す
普陀山と寧波の取材を終えた私たちは、浙江省の省都·杭州に戻ってきた。これから紹介する霊隠寺は杭州随一の古刹で、市の西郊にあり、杭州駅から出るバス「游(観光)7路」の終点になっている。杭州は、花園のような都市だ。バスも、天下に名だたる西湖に沿って走り、車掌嬢は「これが、『白蛇伝』の主人公、白娘子と許仙が出会った断橋でございます。……これが、大詩人·白居易が杭州の刺史(地方長官)だったときに造らせた白
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
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43. 普陀宗乗之廟―民族融和のシンボル
北京から東北へ250キロ、列車で約5時間の河北省承徳市は、古い歴史と文化を誇る有名な観光地。清朝の夏の離宮「避暑山荘」と、「外八廟」と総称される八宇の仏教寺院は、1994年ユネスコの世界遺産に登録された。雄壮なチベット式寺院外八廟で最大の普陀宗乗之廟(ふだそうじょうしびょう)は、清の乾隆帝の命により、チベットのラサにあるポタラ宮を模して建立された。普陀宗乗とはポタラ(観世音菩薩の住む補陀落(ふだら
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2001 Issue 1 PDF HTML
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44. 普寧寺―甦った世界最大の木彫仏
一九九八年の夏、『承徳普寧寺とビュルツブルグ宮殿』という切手が中国とドイツの郵政担当省庁から共同発行された。普寧寺とビュルツブルグ宮殿は、いずれも世界文化遺産に指定されている。「切手はその国の名刺である」と言う人がいるが、わずか数センチ四方の中に二つの世界的な歴史建造物を描き込んだこの切手は、確かに、中国の文化の厚みを表現する一枚と言えるものだった。発行日の八月二十三日に普寧寺で開かれた記念式典に
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2001 Issue 2 PDF HTML
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45. 四川省米易県立体農業の未来
中国は世界の耕地面積の七%で、世界人口の二二%を養い、同時に環境を守らなければならないという課題を抱えている。記者は最近、中国西南部の四川省米易県を訪れ、市場経済下の農村の現状を取材した。急速に変わりつつある農家の生活には、中国の直面する問題解決へのヒントが示唆されているようだった。百平米の農家謝小凡·四川省攀枝花市政府新聞弁公室副主任に伴われ、私は米易県普威鎮独樹村に向かった。普威鎮につくと、今
Author: 文·丘桓興 写真·劉世昭 Year 2001 Issue 3 PDF HTML
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46. 須弥福寿之廟―パンチェンラマ六世の行宮
承徳外八廟の一つ、須弥福寿之廟。その名はチベット·シガツェにあるタシルンポ寺に由来している。「タシ」とはチベット語で吉祥福寿を、「ルンポ」は宇宙の中央にそびえる須弥山を意味している。つまり、須弥福寿之廟とは、タシルンポ寺の名をそのまま漢訳したものにほかならない。須弥福寿之廟は、避暑山荘の北、獅子溝という土地の山肌に建つ。敷地の広さは三万七千九百平方メートルあり、山門から奥に向かって三つの部分に分か
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2001 Issue 3 PDF HTML
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47. 南山寺―伝説に彩られた福建の古刹
街路樹の葉もすっかり落ち、冷たい風が吹きつける北京を後にして、南へ進むこと二千八百キロあまり。私を乗せた列車が福建省漳州市にたどり着くと、木々は青々と茂り、バナナ園が遥か向こうまで続いていた。果樹園にはみかんがたわわに実り、スイセン栽培で知られる百花村では色とりどりの花が目を楽しませてくれた。さすが「花と果実の郷」と言われるだけのことはある、と感嘆せずにはいられなかった。一族を救った娘の知恵南山寺
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2001 Issue 4 PDF HTML
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48. 開元寺―歳月きざんだ桑の寺
開元寺は歴史と文化の町として名高い福建省·泉州市の西街にある。山門を兼ねた天王殿をくぐって境内に入ると、目の前に広々とした前庭が広がり、その両側にガジュマルの木がうっ蒼と茂っている。木陰の下に並ぶ石幢(仏の名や経文を刻んだ石柱)、舎利塔と焚帛炉(祭祀の時、供え物の絹織物を焼く炉)が、この寺の長い歴史を語りかけてくる。七万八千平方メートルという広大な境内の中心線に沿って、南から順に天王殿、前庭、大雄
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2001 Issue 5 PDF HTML
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49. 南普陀寺―仏の道極める学僧たち
福建省南部、台湾海峡に面する歴史と港の街廈門(アモイ)。その東南部に連なる五老峰に背後を守られ、前方に穏やかな海をのぞむ南普陀寺は、風光明媚な廈門でも指折りの名勝として知られている。石畳を踏みながらゆっくりと五老峰の山頂を目指せば、道の両脇はうっそうと茂る木々、聳え立つ奇岩、そして所々に口を開ける深い洞窟…。岩の隙間からは清らかな泉がこんこんと湧き出ている。山頂に立って眼下を見おろすと、南普陀寺の
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2001 Issue 6 PDF HTML
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50. 涌泉寺―仏教経典の宝庫
涌泉寺。この寺は、福建省の省都、福州市の東南八キロにある鼓山の中腹に建っている。山頂には平たい巨岩があり、雨風の激しいときにはドンドンと太鼓のような音を立てるので「鼓山」という名がついた。福建省でも指折りの名勝である。うっそうとした木々、そびえ立つ奇岩、幽寂とした洞窟、翼を広げた鳥のような山亭。麓から八キロの山道は、景色を楽しみながら身体を鍛えるのにもってこいだ。縁起や伝説の宝庫涌泉寺の住職、印空
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2001 Issue 7 PDF HTML