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Your search : [ author:写真·郭 実 文·王浩] Total 299 Search Results,Processed in 0.110 second(s)
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231. 新しい街に生きる
世界の注目を集める長江三峡ダムプロジェクトは、一九九三年の着工以来、九年の歳月が流れた。二〇〇二年、ダム(堤体)の高さは百八十五メートルに達し、ダムサイトの上流、下流に造られた締め切りダムが徐々に取り除かれて、貯水を利用するための取水と導水が始められる。また、船行川の水門が完成し、試験運航がスタートする。二〇〇三年には、ダム貯水池の水位は海抜百三十五メートルになり、船の運航や発電タービン二台の運用
Author: 写真·文 郭実 Year 2002 Issue 2 PDF HTML
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232. 白玉鑲金(バイユィシャン ジン)
沈文玉さんは、本社の社長であるばかりでなく、家庭料理の愛好家である。上海に生まれ、長年北京で働いてきたが、上海人の生活習慣は今も身に染みついているという。料理を作る上でもそうで、そこには上海人ならではの細やかな工夫が凝らされている。普通は仕事で駆けまわっているが、家に帰ると家事もこなさなければならない。台所に立つこともしょっちゅうだとか。そこで早速、このコーナーに協力してもらうことにした。今回、披
Author: 写真 文·郭 実 Year 2002 Issue 2 PDF HTML
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233. 葱油餅(ツォンユウビン)
本社翻訳部の郝慧琴さんは、中国山西省生まれ。大学に入ってから住み着いた北京に、現在は夫と小学一年生の息子の三人で暮らす。山西省の人々は、小麦粉で作った食べ物「麺食(ミエンシー)」に目がないようだ。小麦粉は彼らの手により、味わい深い郷上料理へと生まれ変わる。たとえば、刀削麺(ダオシャオミエン)(包丁で生地を削り、ゆでたうどん)、揪片児(ジュウビィアル)(薄くのばした生地をちぎってゆでたもの)、疙瘩湯
Author: 写真文·郭実 Year 2002 Issue 3 PDF HTML
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234. 西(シー)芹(チン)百(バイ)合(ホー)
百合根は、1枚ずつむいてからよく洗う鮮やかな緑色で、シャキシャキとした食感のセロリは、栄養価が高いことで知られる。日ごろからよく摂取すれば、血圧を下げたり、食欲を増進したりするのに効果的だとされる。いわば、安くておいしい「健康野菜」なのである。一方、ユリ科植物の鱗茎である百合根は、白色で甘味があり、こちらも歯ざわりがいいのが特徴だ。くだものや野菜のサラダに加えることもできるし、日干しにしたものは漢
Author: 写真 文·郭実 Year 2002 Issue 4 PDF HTML
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235. 元宝肉(ユァンバオロウ)
年配の人たちによれば、昔、貧しかったころのごちそうには二つがあった。その一つがゆで卵である。赤ちゃんの生まれた家があると、その親戚や隣近所の人たちが卵をたくさん集め、産婦に贈った。産後の体をいたわるためだ。もう一つが、紅焼肉(ホンシャオロウ)と呼ばれる豚肉のしょうゆ煮。昔は肉が高かったので頻繁には食べられなかったが、春節(旧正月)や祝祭日になると、紅焼肉を鍋いっぱいに作ったものだという。いつごろか
Author: 写真 文·郭実 Year 2002 Issue 5 PDF HTML
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236. 葵花白菜(クイホアバイツァイ)
食べるのも、工夫するのも、作るのも好き―。これは本社発行部の責任者、孫立成さんの生活のスタンスだ。「食べるのが好き」というのは、言うまでもないだろう。丈夫な胃と旺盛な食欲があれば、たいていのものはおいしく食べることができる。「工夫するのが好き」というのは、この料理はどうやって作るのか? 材料や盛り付けの特徴は?などを常に研究することだ。料理を食べた瞬間に、心の中で思いを巡らす。そうやって、さらに自
Author: 写真 文·郭実 Year 2002 Issue 6 PDF HTML
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237. 微波炉「蒸」魚
微(ウェイ)波(ボー)炉(ルー)「蒸(ジェン)」魚(ユイ)中国古代の聖人で、思想家の孔子は、かつてこう言ったことがある。「君子の食膳は『食の精を嫌わず、膾(なます)の細(さい)を嫌わず』」。手の込んだ料理からは、確かに素晴らしいごちそうができるだろう。しかし、現代社会のあわただしい生活の中では、たとえ料理好きでも手間ひまをかけてじっくり料理する時間などあまりない。幸いなことに、現代の人々は簡単でお
Author: 写真 文·郭実 Year 2002 Issue 7 PDF HTML
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238. 香菇油菜心(シャングウヨウツァイシン)
家では「賢妻」が待っていて、夫が帰宅するとできたての料理が並ぶ、というのが中国の伝統である。その逆に、家では「賢夫」が待っていて、妻が帰宅すると夫の手料理が味わえるとしたら、なんと幸せなことだろうか……。本社財務部の陳冬霞さんは、こうした幸運の持ち主だ。陳さんの夫は料理学校で学んだ後、レストランを経営したこともあり、「食」については一家言を持っている。そのため、家での料理もごくふつうに彼が引き受け
Author: 写真·文=郭実 Year 2002 Issue 8 PDF HTML
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239. 回鍋肉(ホイグオロウ)
本社カメラマンの劉世昭さんは、小さいころから肉を好んで食べたせいなのかどうか、見上げるような大男になった。また、四川生まれの彼は多くの四川っ子がそうであるように、辛いものが大好きだ。それで、劉さんに料理を作ってもらうと、肉とトウガラシが必需品となる。今回、ご紹介する四川風の「回鍋肉(ホイグオロウ)」(豚肉と野菜の妙め)も、そんな彼の好物である。回鍋肉(鍋に肉を回(かえ)す)はその名のとおり、ボイル
Author: 写真 文·郭実 Year 2002 Issue 9 PDF HTML
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240. 清炖羊排(チンドゥンヤンパイ)
中国の飲食理論では、羊肉は体を温かくするもので、防寒や滋養強壮に効果的だと考えられている。秋から冬に近づくころは、季節の変化に体を適応させるため、羊肉をたくさん食べるというのが、中国の多くの人たちの食習慣だ。本社社員の佟素強さんは、少数民族の満州族である。中国の北方に住んだ満州族の祖先たちは、牛肉や羊肉をおもに食した。満州族は清王朝を築き上げ、北京に遷都した後も、その習慣を大切にして食へのあくなき
Author: 写真 文·郭実 Year 2002 Issue 10 PDF HTML