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Your search : [ author:写真·郭 実 文·王浩] Total 299 Search Results,Processed in 0.085 second(s)
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221. 北京式アウトドアライフの味
汪建中さんは、今年四十九歳。工場の労働者、記者を経て、自分で商売を始め「社長」になった。でも、忙しく人生を駆け抜けてきたにもかかわらず、自分がくつろぐ場所はしっかりと確保、数年前に北京郊外の農村に土地を買い、自分で設計した別荘を建てた。土地の材料を使って建てたその別荘は、田舎ふうの味わいに現代的なセンスが加えられたユニークなもの。大きな厨房があり、そこにはマツの大きな食卓が据えられ、十数人が一度に
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 5 PDF HTML
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222. 金メダリストたちの揺りかご
中国の湖北省仙桃市は、一九九二年からオリンピックと深い関わりを持つようになった。その年のバルセロナ大会で、仙桃出身の体操選手·李小双さんが男子ゆか種目でチャンピオンに、また九六年のアトランタでも李さんは男子個人総合で優勝、昨年のシドニーでは同郷の楊威さん、鄭李輝さんが男子団体で一位の栄冠に輝くなど体操競技でこれまでに計四枚の金メダルがもたらされたからだ。テレビの前に釘付けになって観戦していた地元の
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 6 PDF HTML
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223. 本場の炸醤麺を北京っ子の家で
ひと昔前、老北京人は、誰かが上機嫌で歩いているのに遭遇すると、「炸醤麺(ジャジャンミィエン)にありついたみたいにご機嫌だね!」と決まり文句で声をかけたという。こんな言葉からも、北京人にとって炸醤麺がどんなにご馳走とされていたか、よく分かる。今となっては肉や魚のご馳走には事欠かない北京だが、この炸醤麺の人気は不動、あらゆる美味が一巡した現在、またブームにもなっている。かといって炸醤麺は特別な食べ物と
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 6 PDF HTML
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224. 忙しい人のスピード宴会料理
北京人は客好きで、ご馳走を用意して友人を招くのが生活の大きな楽しみになっている。孫さんとご主人もまさにその伝で、以前は家も狭く、収入もそう多くはないのに、よく友人たちを呼んで、寝室と客間を兼ねた小さな部屋に折り畳み式のテーブルを広げ、にぎやかな集まりを開いてくれた。最近、二人は事業が成功して大きな家に移ったが、友人一同はかえって孫さんの料理を味わう機会が減ってしまった。二人の家は広いけれど、市の中
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 7 PDF HTML
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225. 湖南のおふくろの味
衡陽は、湖南省の小都市。黄さんは二十年ほど前この地に生まれた。両親は地名から一字をとって彼女を黄小衡と名付けた。やがて黄さんは大学進学のため上京し、卒業後は北京に残り、職を見つけ家庭を築いた。先ごろ、ずっと湖南に残っていた両親が定年退職し、遠路はるばる黄さんに会いに来ることになった。母は娘と娘婿のために作った故郷の味を手土産に下げてきた。臘肉(ラーロウ)と呼ばれる燻製の肉、独特の煮汁で押し豆腐を煮
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 8 PDF HTML
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226. ヒンヤリ美味な北京式あえもの
北京の夏は暑く、残暑はきびしい。ギラつく太陽の光、時折り激しいにわか雨が降ると、さらに蒸し暑さもまして、食欲不振になる。そうなると油で炒めた料理など、作る気さえしなくなるのは当然だろう。そういう時にと、李さんが教えてくれたのが、ヒンヤリとおいしい野菜のあえものの数々だ。李さんの家では、夏はひんぱんにこうした料理を食べるのだという。李さんの家は、北京の中心部にある古い四合院だ。ここはとても広く、かつ
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 9 PDF HTML
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227. いまどきの男の手料理
今年二十七歳になる蔡波毅さんはハルビン出身、大学卒業後に北京で仕事を始め、一年前に結婚したばかりだ。奥さんはホテル管理学を専門に学び、その時に調理のレッスンを受け、美食の数々を知った。ただ、彼女は自分で手を動かすことはあまりなく、ひたすら夫の料理の腕を絶賛している。多くの中国人と同じく、蔡さんの生まれ育った家庭は両親が共働きで、小さいころから自分の生活は自分で面倒をみなくてはならなかった。票さんが
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 10 PDF HTML
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228. 記者一家の「江湖料理」
この連載にご協力いただけることになり、友人の友人である郭無忌さんの家にお邪魔した。部屋に入るなり、私は郭さんのコレクションに魅せられてしまった。―チベットの石刻や泥仏、雲南省の少数民族の衣装や髪飾り、恐竜の卵の化石、有史以前の彩陶……と、挙げ始めたらきりがない。これらはすべて、中国各地を歩き回って集めてきた「収穫」だ。郭さんは四人家族で、四人とも記者だ。家のあるじ·郭無忌さんは今年六十一歳。一九六
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 11 PDF HTML
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229. 立春の主役は日常食
日本でも知られているように、旧暦では、四季の変化によって一年を二十四節気に分けている。立春はその第一番目だ。毎年二月四日前後に当たり、新春の到来を告げ、農業行事が始まる日である。昔から、中国人は立春を最も重要な節目と考えていて、古代の皇帝が盛大な春の祭典を催したほか、民間にはお祝いに春餅(小麦粉をこねて丸く薄く伸ばして焼いたもので、これで具を巻く)を食べる風習が残っている。唐(六一八~九〇七年)の
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 12 PDF HTML
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230. 腰果蝦仁(ヤオグオシアレン)
「隣の家常菜」は、ごく簡単に作ることができる家庭料理だ。このコーナーでは今年から、本社の社員に「お隣さん」として登場してもらい、自慢の料理をそれぞれご紹介する計画だ。読者の皆さんには、社員たちを身近に感じてもらうとともに、一般的な家庭料理の作り方をお教えしたいと思う。トップバッターは、財務主任の邵春恵さんだ。邵さんは邵一家の名料理人で、彼女が作る豚(トン)足のしょうゆ煮やトマト入りギョウザは、「プ
Author: 写真 文·郭実 Year 2002 Issue 1 PDF HTML