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Your search : [ author:写真·文 周衛軍] Total 538 Search Results,Processed in 0.096 second(s)
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151. ガラクタの山か宝の山か にぎわう「潘家園旧貨市場」
北京は天壇の東約3キロの潘家園というところで、7~8年前から中古品や骨董品を売る屋台が道端に並ぶになった。とにかく奇怪千万な、ありとあらゆる古物が出るというので、昔を懐かしむ人や物好きな人々の評判になり、売る人買う人があちこちから集まるようになった。だれ言うともなく「鬼市」という名も生まれた。鬼市とは、むかし売り手と買い手が夜間、相手の顔が見えないようわざと明かりをつけないで売買した市のことで、日
Author: 写真·文 郭実 Year 2000 Issue 4 PDF HTML
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152. 潮州名物の肉団子を試す「京都潮汕美食城」
アドレス:北京市宣武区南新華街甲1号営業時間:10:00~翌2:00(年中無休)予約電話:63188178広東料理の一系列である「潮州料理」には、名菜が数多いが、肉団子の「牛肉丸」(ニュウロウワン)は特によく知られている。「牛肉丸」の美味しさの秘密は、その歯応えだ。ピンポン玉のように弾力があるといわれ、うっかり地面に落とすとバウンドするほど。噛めばプリプリッと口のなかで弾ける。この独特の歯応えは、
Author: 写真 文·郭実 Year 2000 Issue 4 PDF HTML
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153. 昔ながらの庶民の味「老北京炸醤麺」
アドレス:北京市宣武区南新華街58号営業時間:lO:00~21:00(年中無休)予約電話:63043078店に一歩入ると、「いらっしゃい!お茶一つ!」と昔ながらの北京式口上が威勢よく響きわたる。迎えるのは、青い上着、白い手拭いを肩にかけた、伝統的な服装のボーイたち。店内には、手動式レコードプレーヤー、年画(吉祥図案の伝統的な絵)、木製フロアスタンドなど、旧時の北京をしのばせる小物も揃う。「炸醤麺(
Author: 写真 文·郭実 Year 2000 Issue 5 PDF HTML
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154. 上海人が誇る味「雪苑酒楼」
「本幇菜」(ベンパンツアイ)は上海料理の一系統で、その特徴は、素材の味を生かしながら、料理によっては油と醤油を多目に使い、こってりした仕上げにすること。一八八〇年代、上海のあるレストランで売り出され、都市の発展とともに次第に街に広がったという。北京には、その初支店「雪苑酒楼」がある。「本幇菜」の代表的料理、「響油鱔糊」(タウナギの炒めものゴマ油かけ)、「毛蠏炒年餻」(カニとモチの炒めもの)「油爆河
Author: 写真 文·郭実 Year 2000 Issue 6 PDF HTML
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155. 自然の恵みが体を癒す「霊芝素食館」
中国の精進料理は民間に起り、仏教寺院の中で洗練され、やがて飲食文化の一大流派となった。精進料理は、穀(穀物)、果(果物)、菜(野菜)、それに山菜やキノコなど野の珍味、豆制品を材料とする。さらに各素材の性質、四気(寒、熱、温、涼)と五味(辛、甘、酸、苦、鹹)を組み合わせ、味よく、体を養う数々の料理が生まれる。霊芝素食館の料理長、韓世俊居士(こじ)は、寺院で長く厨房に立った経験があり、中国仏教協会は、
Author: 写真 文·郭実 Year 2000 Issue 7 PDF HTML
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156. 名物はとろけるマガモ「杭州美食坊」
北京には杭州料理のレストランがたくさんあるが、なかでも杭州美食坊の「老鴨煲(ラオヤバオ)」は、杭州を代表する料理だ。生後二ヵ月のマガモを丸ごと土鍋に入れ、干しタケノコ、中国ハムなどと一緒に弱火で約八時間煮込む。肉がとろけるほど柔らかく、スープがいい味になったところで、ごく弱火にし、マガモがくずれないよう気を配りつつ、さらに煮る。そしてそのままテーブルに運び、お客の目の前で箸でマガモの腹をひらく。な
Author: 写真 文·郭実 Year 2000 Issue 8 PDF HTML
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157. 広州新景―伝統保ちながら現代化
十年前、記者(郭実)は広州にちょっと住んでいたことがある。そのころ最も強い印象を受けたのは、北京路の一帯に並ぶアーケードの商店街だった。それらのほとんどは、今世紀の二〇年代から三〇年代にかけての建築で、道行く人のために日除けとなり、また雨除けにもなって、いかにも南国らしい都市景観を形作っていた。広州の歴史は非常に古く、10年前はまだ建設工事が行われていた天河区が、こんなに立派になった紀元前九世紀に
Author: 写真 文·郭実 Year 2000 Issue 9 PDF HTML
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158. 曲がり角に立つ自動車とダムの街湖北省十堰市·丹江口市
中国政府は昨年、内陸部の経済振興、環境保全などを柱とする「西部大開発計画」を打ち出した。沿海部との経済格差を縮め、毎年のように発生する水害や干ばつなどの自然災害への抜本的な解決などを図る同計画は、今後の中国全体の行方を左右する重要なプロジェクトだ。中国西部とは一般に陜西、四川、貴州、雲南以西の自治区、省、直轄市を指すが、これに隣接する地域の人々もこの大プロジェクトを発展の足がかりにしようと躍起にな
Author: 写真 文·林望 Year 2000 Issue 9 PDF HTML
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159. 国賓たちが愛した味「無名居」
国賓に対して催す最も盛大な宴を「国宴」と呼ぶ。今、普通の庶民が、その「国宴」の味を楽しむことができるのが、「無名居」だ。ここでは七十歳を越える呉家安氏が料理長を務めている。呉氏はもと釣魚台国賓館で特級調理師、副総料理長を歴任、退職後、レストランを始めた。正式に命名されているだけでも二百以上のレシピを誇るという氏だが、なかでも「獅子頭」(肉団子の煮込み)が有名だ。特に周恩来に好まれ、ニクソン元米大統
Author: 写真 文·郭実 Year 2000 Issue 9 PDF HTML
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160. 広東省東莞市―元気印の工業都市
かつて、ある人が「中国経済を見たいなら広東に行け。広東経済を見たいなら東莞に行け」と言っていた。ならば、と私が東莞市を訪れたのは今年の六月。高速道路から眺める東莞の町は、それ自体が凄まじい勢いで発展する工場のようだった。広東省の中南部、珠江河口の東岸に位置する東莞市は、百五十万八千二百人の人口を抱えている。北は省都広州市、南は深圳経済特区に接し、発達した交通網と通信網、十分な電力供給量を誇っている
Author: 写真·文 郭実 Year 2000 Issue 10 PDF HTML