北京は天壇の東約3キロの潘家園というところで、7~8年前から中古品や骨董品を売る屋台が道端に並ぶになった。とにかく奇怪千万な、ありとあらゆる古物が出るというので、昔を懐かしむ人や物好きな人々の評判になり、売る人買う人があちこちから集まるようになった。だれ言うともなく「鬼市」という名も生まれた。鬼市とは、むかし売り手と買い手が夜間、相手の顔が見えないようわざと明かりをつけないで売買した市のことで、日...
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北京は天壇の東約3キロの潘家園というところで、7~8年前から中古品や骨董品を売る屋台が道端に並ぶになった。とにかく奇怪千万な、ありとあらゆる古物が出るというので、昔を懐かしむ人や物好きな人々の評判になり、売る人買う人があちこちから集まるようになった。だれ言うともなく「鬼市」という名も生まれた。鬼市とは、むかし売り手と買い手が夜間、相手の顔が見えないようわざと明かりをつけないで売買した市のことで、日...