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Your search : [ author:文·写真 狄華] Total 794 Search Results,Processed in 0.136 second(s)
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21. 蘇東坡も舌鼓を打った「酔蟹」
浙江省の紹興は歴史の古い文化都市である。一流の文人が集まり、物産が豊かで、食文化が発達している。近ごろは北京にも紹興地方の料理を出すレストランがある。西四大街(シースーターチエ)の「女児紅酒楼(ニューアルホンチュウロウ)」―地方色豊かな、田園の情趣あふれる店である。黄揚生(ホワンヤンション)料理長は特二級の調理師、紹興料理をよくする。まだ三十歳の若さだが、紹興料理にかけては造けいが深い。「紹興料理
Author: 文·写真 狄華 沈永淳 Year 1996 Issue 7 PDF HTML
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22. 「蝦兵蟹将」「油爆蝦」「松鼠黄魚」
北京の什刹海(シーチャハイ)にある上海菜館は生粋の上海料理を食べさせる店として評判が高い。上海人は混じりっ気のない上海料理のことを俗語で上海本幫菜(サンヘイベンバンッエ)と言う。同じようにほかの地方の料理についても、純粋の北京料理なら京幫(チンパン)、蘇州料理なら蘇幫(スーパン)などと言う。郁三興(ユーサンシン)料理長は「本格的な上海料理を食べるには、北京ではまあ上海菜館しかないということですね」
Author: 文·写真 狄華 沈永淳 Year 1996 Issue 11 PDF HTML
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23. 「竹筒烤魚」と「彩蝶撲泉」
北京朝陽区の関東店南街に傣家村大酒店(ダイチアツンターチウティエン)という中国の少数民族ダイ族の料理を食べさせるレストランがある。竹造りの建物、色鮮かな民族衣装のウエートレスたちの醸し出す独特の零囲気が北京のグルメたちに受けている。彼女たちが竹筒からついでくれるダイ族の米酒を一口飲み、歌や踊りを楽しみながら料理を味わう時、ダイ族の食文化の精髄に触れる思いがする。この店の白幼林(バイヨウリン)総経理
Author: 文·写真 沈永淳 狄華 Year 1996 Issue 12 PDF HTML
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24. 泥塑をつくる農民―湖北省黄陂(ホワンビー)県
中国では、プロレタリア文化大革命いらい、文学·芸術の分野で、喜ぶべき現象が数多くみられるようになった。そのひとつが労働者、農民、解放軍の戦士が文学·芸術の創作にたずさわるようになったことである。かれらは、作家や芸術家とともに、社会主義の文学·芸術を盛んにするためにつくしている。つぎに紹介する農民の泥塑もそうした成果のひとつである。長江の中流に位する湖北省の黄陂県の農民は、一年あまりの間に、社会主義
Author: 狄華 Year 1977 Issue 60 PDF HTML
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25. 古文物復元の名人 趙振茂さん
北京の故宮博物院内の青銅器館は参観に来る者の目をひく場所の一つといえよう。数多くの大きなガラス·ケースに収められている古銅器―古いものは三千余年前のもの―はほとんどが掛けがえのない重要文化財だ。ところで、読者はおそらく御存じないと思うが、これらの精巧な芸術品は地下に長い間埋もれていたので、ほり出されたとき破損が甚だしいものも多く、なかには、墓が崩れおちたため、おしつぶされて原形を失っていたのもある
Author: 狄華 Year 1978 Issue 12 PDF HTML
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26. 詩礼銀杏(孔府料理)
北京の琉璃廠。ここの文化街にある孔膳堂飯荘は、孔府(山東省曲阜にある孔子の邸宅)料理の店として、内外の美食家によく知られ、多くの客で賑わっています。孔府料理の特徴は、料理のひとつひとつが作り方も、味も違うこと。歴代の高官や貴族に愛され、また、皇帝に献上された料理でもあります。ここで紹介するのは、孔府料理の中でも甘味のある料理です。材料はギンナン。殻を取り、苦味のある心を除き、薄膜をはいだら、せいろ
Author: 文·写真 秋華 Year 1991 Issue 6 PDF HTML
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27. 変貌する「魚米の里」江蘇省南部の郷鎮企業
江蘇省の無錫、蘇州、常熟、江陰などは、むかしから「江南の魚と米の本場」といわれてきた所だ。ところが最近ではこれに新しい「本場」が加わった。郷鎮企業が雨後の筍のように起こってきたのだ。従来、農民たちは農地が小さすぎて、どんなに働いても豊かになれる状況ではなかった。仕事がなければ金持ちにはなれない道理だが、郷鎮企業ができてからは、江南の農民は衣食の基礎ができて豊かになった。蘇南の郷鎮企業は機械、紡績か
Author: 文·写真独華 Year 1992 Issue 2 PDF HTML
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28. 食文化の旅太湖の「船料理」
中国の五大淡水湖の一つ、太湖に春が訪れると、観光船がどっと繰り出し、人びとは湖岸に咲き誇る桜を賞で、とりたての魚を船で料理して食べる。これが有名な太湖の「船料理」だ。その歴史は古く、すでに春秋戦国の時代から王侯貴族、商頁文人が競って船を出し、しばしの歓楽に時の移ろいを忘れたという。有名な古典劇『魚蔵剣』は、まさにそうした時代の反映と言えるもの。下僕に変装した刺客が、魚のはらに短剣を隠し、料理の供さ
Author: 文·写真秋華 Year 1992 Issue 2 PDF HTML
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29. 常熟の三宝
蘇州の北東約三〇キロ、北は長江に臨む常熟市に「常熟三宝」と呼ばれる名物がある。その一つは、常熟の南に広がる陽澄湖の蟹で、こうらが青く、腹が白い。葦の穂が生い茂る秋たけなわのころがしゅんで、身がやわらかく、むして食べると実にうまい、.一匹の目方は二五〇グラムくらいだが、香港に入るとびっくりするような値段がつく、.この蟹は「潭蕩(深い沼)金爪蟹」とも言われている。清の光緒帝が、学問の師である翁同餅から
Author: 文·写真秋華 Year 1992 Issue 4 PDF HTML
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30. 四川省栄昌県の陶器
栄昌は古い町だ。明代の洪武六年(一三七三)に開かれ、すでに六百年以上の歴史がある。全県の面積は約千平方キロ、人口は七十六万人。四川省重慶市が管轄する最東端の県で、陶器の里として知られる安富鎮と武城郷はこの県に属している。取材に訪れた日、栄昌県は小雨に煙って肌寒かった。県党委員会の黄くんが私を迎えてくれて、宿でのチェックインを終えると、私たちは街に夕食に出た。最初からそうするつもりだったのか、それと
Author: 文·写真 馮進 Year 1993 Issue 1 PDF HTML