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Your search : [ author:写真·文 何竜盛] Total 488 Search Results,Processed in 0.084 second(s)
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181. コレクター訪問 久保マサさん上海に藍染め織物館を開設
上海の中心部、静安公園から少し南に下がった延慶路に、規模はそう大きくはないが、中国でもただ一つと思われる「藍染め織物館」が、昨年秋から開館している。この陳列館をつくったのが、久保マサさんという日本女性なのだ。藍染めは、かつては人びとにたいへん喜ばれ、明、清の時代には遠く南洋にまで輸出されるなど、「その衣は天下を被う」ほどだったが、近代になって生活様式の変化から、だんだんと姿を消して行った。マサさん
Author: 写真·文 徐芸乙 Year 1991 Issue 11 PDF HTML
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182. 陝西省北部の拴娃(ショアンワ)石
中国では、獅子をテーマにした彫刻、紋様、演し物などが多くて、いたるところで目につく。古都西安の唐代帝陵の獅子や北京の紫禁城の銅獅子をはじめ、めでたい日の獅子舞い、獅子の群れが美しい珠を争うサーカスにいたるまで、数え上げればきりがないほどだ。それに、造形も演技も、練りぬかれて、どれもみごとだ。獅子の故郷は、アフリカ、印度、南アメリカなのに、中国でどうしてこんなに人気があるのか。それは仏教と関係がある
Author: 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 11 PDF HTML
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183. シリーズ秘境 奉節の天坑と地縫
長江三峡は西から東に盟塘峡、巫峡、西陵峡とつづく中国の代表的な観光名所の一つだ。西は四川省奉節県の白帝城から始まって、東は湖北省宜昌市の南津関まで、全長一九三キロの天険である。毎年、数十万人の観光客が船で上り下りしてその峡谷美を堪能している。記者もカメラマンとして二度、三峡下りを楽しんだ。決して三峡マニアではないが、正直なところいつか三峡を歩き通してみたいと思っていた。幸いにも今回、その思いがかな
Author: 写真·文 劉世昭 Year 1992 Issue 1 PDF HTML
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184. シリーズ秘境巫山·小三峡·双竜鎮
大漢を出て、全長二五キロのい巫山峡谷を抜けると巫峡入り口のλ一山県に着く。巫峡は長江三峡の二番目の峡谷。巫山県の東に、長江に北から流れこむ大寧河という河がある。陳西省に発して全長二〇〇キロ。巫漢県から長江流入口までの四五キロの峡谷を、澄んだ流れがうねうねと縫っている。「峡郡桃源」と昔の人が名づけたのもよく分かる。そこに上流から順に竜門峡、巴霧峡、滴翠峡と三つの美しい峡谷がある。小三峡といわれている
Author: 写真·文 劉世昭 Year 1992 Issue 4 PDF HTML
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185. 蘇州の水郷料理
「東洋のベニス」という比喩がよく使われる。人間の個性をひとことで片付けられないのと同様、一つの土地の魅力もひとことで言い切れるものではないけれど、蘇州が水の都であることは確かだ。太湖、石湖、·西庵(せいえん)湖などの豊かな水に恵まれ、市内を大小無数の川が流れ、至るところに船着き場がある。小船で魚や野菜を売り歩く(?)ものもいる。蘇州の人びとがとくに新鮮な水産物を好むのは、ごく自然のこと。ピンピン跳
Author: 一写真·文独華 Year 1992 Issue 5 PDF HTML
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187. まぼろしの楼蘭
三日間捜し歩いて土垠(どぎん)を発見できなかったので、楼蘭に漢ののろし台を見に行くことにした。ロプノール西岸に沿う孔雀河の河床を南に向かう古道は、砂丘と溝の連続、そこに枯れた葦が倒れていて進路をふさぐ。場所によってはスコップで砂を掘るのだが、そうなると三十分かかっても車は五十メートルしか進めない。楼蘭まで十数キロの所で日が暮れてきたので、露営する。翌早朝、測量隊長の劉さんをキャップに徒歩で出発。ヤ
Author: 写真·文 胡宝玉 Year 1993 Issue 1 PDF HTML
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188. 仏教と道教の聖地 天台山
浙江省の天台山といえば、中国天台宗の発祥地、また、中国道教の南宗の発祥地で「仏宗道源」の名勝だ。主峰の華頂山(一〇九八メートル)をはじめ赤城、瀑布、仏隴、香炉、桐柏等の諸山には古代文化と宗教文化が満ちている。三国時代の呉の赤烏年間(二三八~二五一)に天台山に入った仏教は、隋の煬帝から智者大師の称号を贈られた智顗(ちぎ。五三八~五九七)によって、中国天台宗となった。唐代、鑑真和上が天台山国清寺から『
Author: 写真·文 魯忠民 Year 1993 Issue 2 PDF HTML
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189. 嘉峪関と魏晋の古墓群
嘉峪(かよく)関は祁連山脈と黒山が接する谷間にあり、万里の長城の最西端に位置する関所としてよく知られている。古くからシルクロードの要地だった所で、明の洪武五年(一三七二)に大将軍馮勝がここに城関を築いた。その後、長城が造られて城関と接続、西の要塞として機能が整った。万里の長城にある城関の中でもっともよく保存されていて、内城、外城、瓮城、羅城と堀を備えている。われわれはヘリに乗って、城関から討頼河ま
Author: 写真·文 胡宝玉 Year 1993 Issue 2 PDF HTML
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190. 世界の屋根―チベット(その一)ラサ
二十一世紀はチベットが世界の旅行者に最も注目されるだろうと、国連あたりでもいわれているので、昨年十月に約一カ月、チベットの各地を回ってみた。それを五回に分けてご紹介する予定で、今回はまずラサから。チベット自治区は、面積約一二〇万平方キロ、全中国の約八分の一を占め、平均海抜四〇〇〇メートル以上、地球陸地の第三の極とされ、地勢が最も高く地質年代が最も若い土地だ。地球の最高峰チョモランマ、地球の最高地の
Author: 写真·文 魯忠民 Year 1993 Issue 3 PDF HTML