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Your search : [ author:整理 趙燕翼
え 李玉紅] Total 925 Search Results,Processed in 0.111 second(s)
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111. 金のかんざし
むかし、西湖(せいこ)(シーフー)のほとりに住む貧しい人たちは、なにか欲しいものがあると、それを紙にかいて湖に流したそうです。すると、自分の欲しいものがすぐに水の底から浮かんできたといいます。たいへん不思議な話ですが、それにはこういうわけがあるのでした。まだ杭州(こうしゆう)(ハンチヨウ)という町などもできていなかつた頃のことです。西湖から一里ほどはなれたところに、杏花(きようか)(シンホワ)村と
Author: 整理·楊琳美(ヤンリンメイ) え·虹霖(ホンリン) Year 1958 Issue 6 PDF HTML
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112. 白嘎拉(バイガーラ)山の怪獣退治
大興安嶺にある白嘎拉(バイガーラ)山の麓は、むかし、猟にもってこいのところでした。ところが、そこには猩々(しょうじょう)に似た瑪猊(マーニイ)[注释1]というでっかい怪物が住んでいて、往来する人間を片っぱしから食ってしまうといわれ、オロチョン族の狩人も近づこうとはしませんでした。だが、そんなうわさに耳を傾けない老夫婦がいました。ふたりは毎日弓矢をもって白嘎拉山へ猟にいきました。たしかに、山はそびえ
Author: 口述·モンチャンチーエン 整理·古蘭 え·楊永青 Year 1979 Issue 8 PDF HTML
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113. 老三(ラオサン)と地主
あるところに百姓のおじいさんがすんでいました。おじいさんには三人の子供がいました。おじいさんと子供たちは朝は早くから夜おそくまで働きましたが、くらしはいつまでたつてもらくになりません。ある日、おじいさんは三人の子供をよんでいいました。「これではとてもくらしていけそうもない。きけば村の地主の屋敷で作男を一人ほしいといつているそうだから、お前たちのなかから誰か一人いつて働いてみないか」そこで、みんなで
Author: 整理·應崇恭 Year 1959 Issue 2 PDF HTML
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114. 宝の船
おとっつあんをなくした王小(ワンシャウ)は、おっかさんとふたりで草ぶきの家にすみ、まいにち裏の畑をたがやし、山ヘシバかりにいってくらしをたてていた。シバかりにいく山の谷川には丸木橋がかかっていて、王小はいつもその丸木橋をわたっていった。橋の下は水がふかくて、流れも急だった。ある日、王小がてんびん棒を肩に丸木橋にさしかかると、橋のうえを歩いていたひとりのじいさんが、足をふみすべらせて、川の中へおちた
Author: 採録 姜慕晨 きりがみ 李玉紅 Year 1963 Issue 8 PDF HTML
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115. 女性第一号 聞き酒の名手 呉暁萍さん
日本酒の品評に聞き酒の名手が必要なように、中国の白酒(パイチウ)(ふつう無色透明の蒸留酒。アルコール度は三五%から六五%以上までさまざま)の評定にも聞き酒の名人は欠かせない。銘酒「瀘州老窖特麯(ろしゆうろうこうとつきよく)」で知られる四川省瀘州市。貴州省の茅台(マオタイ)鎮と並び称せられる白酒のふるさとだ。呉暁萍さんは、このまちに生まれ育った、中国で最初の女性聞き酒名手。男性でもグイグイやったら、
Author: 整理 本誌·林曄 Year 1989 Issue 11 PDF HTML
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116. 金のニワトリ
むかしむかし金鷄山のふもと一帶にこんな話がかたりつたえられていました。金鷄山には一羽の金のニワトリがすんでいて、金の倉の番をしている。每朝いちばんにときを告げるのもこの金のニワトリで、村のニワトリたちはその声を聞いてやつとときをつくるのだ。だから、もし金のニワトリが鳴かなかつたら、金鷄山はいつまでたつても夜があけない、というのです。金鷄山は高いけわしい山でした。山は大きな老木の密林におおわれていま
Author: 整理·王燮(ワンシエ) Year 1958 Issue 9 PDF HTML
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117. 「天下第一関」の大扁額(山海関)
山海関は万里の長城の東端にある城楼で、河北省にあり、明のはじめごろから関所として、兵士が駐屯した。北は角山を背に、南は渤海に臨む。 むかしから要害の地として知られ、東北と華北を結ぶ要衝として「天下第一関」ともよばれた。万里の長城の東の起点山海関、その東門の矢倉の城楼に「天下第一関」と書いた巨大な扁額が掲げられている。五つの文字は、枯れて力づよく、荘重だがよどみなく、瀟洒だが軽佻なところはない。「一
Author: 口述 関崇動 整理·周春霆 Year 1980 Issue 11 PDF HTML
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118. 青春を中国の大地で 活躍する日本青年海外協力隊
日本青年海外協力隊(JOCV)をご存知だろうか。発展途上国を舞台に、経済·文化·衛生·教育の分野で、現地の人びとと共に汗を流している日本の若者たちだ。 中国へは一九八六年から、すでに三十余名が、十三の省と自治区に根をおろし、あるいは都市で、あるいは農村で、きたえた技術と知恵を、「四つの現代化」のために捧げてきた。 昨年末、任期を終えて帰国する仲間の送別のため、北京に集結した隊員たちを訪ね、協力の現
Author: 司会·整理 金丹実(本誌) Year 1989 Issue 5 PDF HTML
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119. 懸念広がる日本の「右傾化」対中意識に与える影響は
Author: 東京支局=整理·写真 Year 2017 Issue 4 PDF HTML
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120. 田ニシむすめ
あるところに高い山がそびえていました。山には瀧がかかり、その水はながれながれて、下の方の淵にそそいでいました。あたりに松や檜のうつそうとしげつたその淵は年ぢゆう靑靑とした水をたたえ、淵の深さはだれにも見当がつきません。淵のほとりにほそい道がいつぽんついていましたが、木こりいがいには、めつたに通る人とてありません。ある日、一人の牛飼の少年が、逃げた牛をさがしに山へやつてきました。少年はさんざん探しあ
Author: 整理·孫佳訊(スンチヤアシユン) Year 1958 Issue 7 PDF HTML