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Your search : [ author:撮影 臧延祚 葉 軍 狄華] Total 738 Search Results,Processed in 0.091 second(s)
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111. 武昌の魚料理
誰でもょく知っている武昌魚。毛沢東が「長沙の水を飲み、武昌の魚を食べる」と詩に詠んだところから名を馳せるようになった。誰もが一度は食べてみたいと思う魚だ。武昌魚の名は千七百年以上も前の古書にも載っている。昔も今も、多くの詩人墨客が詩に詠んでほめたたえている魚である。学名は妨魚(トガリヒラウォ)。湖北省武昌の梁子湖でとれる。この湖と長江の間に短い川があるが、毎年秋になると、湖の魚は湖水とともに長江に
Author: 写真·文 狄華 Year 1992 Issue 7 PDF HTML
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112. 砲丸投げの黄志紅さん
黄志紅さんは、ことし二十七歳。中国人として、またアジア人として、世界の砲丸投げで輝しい成績を上げた”姑娘”だ。八九年の世界室内陸上選手権、そして九一年に東京で開かれた陸上の世界選手権で、砲丸投げの女子チャンピオンになっている。欧米人と比べ、体力的に劣るといわれる中国人。砲丸投げなど、力の要る種目ではかなうはずがない、というのが大方の見方だったが、持ち前の忍耐強さを発揮して苛酷な練習を克服、アジアの
Author: 文·写真 狄華 Year 1992 Issue 7 PDF HTML
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113. 曲阜の孔府菜
最近私は、孔子のふるさと山東省曲阜を訪れ、孔府菜IIすなわち孔子の家に代々伝わってきた料理を賞味したばかりか、孔子第七十七代の孫娘である孔徳愁(こう·とくぼう)さんとそのこ子思の何達さんから、孔府菜の話をいろいろうかがつという幸運に恵まれた。孔府菜研究会の名誉主席であり、ご自身が美食家でもある孔さんのお話は、料理同様に含蓄に富んだものであった。「食(めし)は精(しらげー白い)なるを厭(いと)わず、
Author: 写真·文 狄華 Year 1992 Issue 9 PDF HTML
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114. 北京で味わえる地方料理=風味羊腿(内蒙古)
成吉思汗酒家北京市朝陽区亮馬橋電話(47)1641元朝のジンギスカン大帝は、いまの北京に都を置きましたが、北京に残るその遺跡は、ほとんど見られなくな?てしまいました。それでも、蒙古族の料理は北京の人にとって、いまでも忘れられないものなのです。蒙古族風味の料理を味わいたいと思う方は、今月ご紹介する成吉思汗(ジンギスカン)酒家に行かれるとよいでしょう。このノストランは蒙古族の住居、包(パオ)を思わせる
Author: 文·写真 狄華 Year 1992 Issue 9 PDF HTML
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115. 成都のうまいもの
四川省の成都市内を歩けば、表通りも裏通りも、たべもの屋がいっぱい。食い倒れかどうかは知らないが、食い道楽で、食通の町だ。朝は、まだ暗いうちから「油条」「油餅」「豆腐脳」「炸糕」「豆漿」などを担いで売りあるく声がする。声が家の前に来るのを待ってさえいれば、安くておいしいできたての朝ごはんが食べられる町。夜は、人が寝静まったあとには、「五香豆腐乾……」「塩炒花生米……」と、調子をつけた売り声が近づいて
Author: 文·写真 狄華 Year 1993 Issue 1 PDF HTML
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116. 文殊院の精進料理
四川省成都市のほぼ中心にある古刹文殊院は、市内の仏教徒がよくおまいりに行く寺で、ここの精進料理がすばらしいと聞いたので訪ねてみた。農暦のついたちと十五日が小節という特別の日で、仏前のお供えものもいつもとはちがう。行ったのがたまたま十五日で、ご住職からいろいろとお話をうかがうことができた。早朝の勤行を終えた僧が、お供えをのせた盆を捧げて厨房から出てきた。花形に切ったトマト、なすの細切りいため、きくら
Author: 文·写真 狄華 Year 1993 Issue 2 PDF HTML
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117. 酒なくば席を成さず
中国では各地の料理店の名に「酒」の字のついているものが多い。食は広州に在りといわれる広州でも、最高級のレストランは花園大酒店、中国大酒店……。天府の国四川でも、羊城酒家、重慶酒家……といったぐあい。北方でもナニナニ酒楼、酒店、酒家の看板が多い。酒を主にあきなう店かと思うが、じつはみな料理店なのだ。食王国の中国では美食には美酒がつきもので、酒がなければ宴席は成立しない。酒は古代主として祭祀用だった。
Author: 文·写真 狄華 Year 1993 Issue 4 PDF HTML
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118. 海螺溝
中国で最大級の氷の滝が、四川省の西部、甘孜(ガンズー)チベット族自治州の瀘定(ルーディン)県にある。その土地の名を海螺溝(ハイルオゴウ)という。貢嘎山(ミニヤ·コンガ、海抜7556メートル)の東のふもと、海抜1000メートルの大渡河から海抜3000メートルのこの海螺溝に至る一帯は、氷河と原始林が交互に共生し、湯量たっぷりの温泉も出るという、すばらしい風景区だ。亜熱帯から寒帯に至る野生植物は2500
Author: 写真·文 狄華 Year 1993 Issue 5 PDF HTML
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119. 北京の廟会 食べ歩き
北京っ子の食べ物の好みを知るには、土地の人の家によばれるのもよいだろうし、しにせの料理をためすのもよいだろう。ぐっと手軽に、道ばたの屋台のものをほおばってみるのもまた一興だろう。だがここで春節(旧正月)の廟会(ミャオフイ、縁日)食べ歩きをおすすめするのは、この年に一度の最大のおまつりに、ありとあらゆる小吃(シャオチー、一品料理)の店が出そろい、グルメの舌をたんのうさせてくれるからだ。旧暦の十二月二
Author: 文·写真 狄華 Year 1993 Issue 5 PDF HTML
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120. 鶏料理のあれこれ
おそまきながら今年の干支(えと)にちなんで、鶏と料理の話をしよう。河北省も南端に近い武安の磁山村で近年発見された新石器時代の遺跡から、人間と鶏の骨の化石がいっしょに出土したが、この事実からもわかるように、鶏は五千年以上も前から中華民族と深い関係にあった。下って殷代(紀元前約十六世紀~約十一世紀)の甲骨文にはオンドリ、メンドリ、ヒヨコ、鶏卵などの名前が見られ、続く周代に成立した中国最古の詩集『詩経』
Author: 文·写真 狄華 Year 1993 Issue 6 PDF HTML