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Your search : [ author:写真·文 魯忠民] Total 867 Search Results,Processed in 0.087 second(s)
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791. 竈神(ザオシェン)
福をもたらすかまどの神様春節(旧正月)の前になると、中国の民間では、かまどの神様「竈王(ザオワン)」(竈神)を描いた紙を、かまどの上の壁に貼る。竈王をこうして祭るのは、原始社会の人々が、火を尊ぶならわしが今に続いているものだ。言い伝えでは、旧暦の12月23日(または24日)になると竈王が天へと上り、一家のその1年間のよしあしを玉皇大帝に報告する。このとき各家庭では、線香をたき、供え物をして、竈王を
Author: 年画収蔵·薄松年文·魯忠民 Year 2003 Issue 6 PDF HTML
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792. はばたげ!野球少年の夢
二〇〇八年の北京五輪に向けて、中国野球を取り巻く環境が変わりつつある。特に、子どもの世代の育成に力が入れ、子ともたちは「五輪への夢」をち始めた。中国語では野球を「棒球」と呼ぶ。競技人口は多くはない。しかし、なにせ十三億人の人口大国である。野球少年が増えれば、将来、野球大国に生まれ変わる可能性を秘めている。山東省済南市から北京市へ。野球選手をめざす小さな「留学生」たち。みんなの校庭放課後、北京市鉄路
Author: 坪井信人=文 魯忠民 坪井信人=写真 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
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793. 内蒙古自治区博物館 「鈞窯双耳三足香炉」
「鈞窯双耳三足香炉」は、元代の鈞窯の中でもとても貴重な品で、一九七〇年、内蒙古自治区フフホト市の近くで出土した。同時に出土した陶磁器は六点あり、どれも大型で趣がある。専門家の分析では、民間や宮廷で度われていたものではなく、有名な寺院に献上したものだと見られる、鈞窯にある記述の干支により計算すると、香炉が作られたのは、一三〇九年だと思われる。鈞窯は、北宋(九六〇~一一二七年)初年に作られ始めた宋代の
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
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794. 蚕猫(ツァンマオ)
ネズミからカイコを守る中国江南の農村で、養蚕や食糧貯蔵の際にもっとも恐れられるのが、ネズミの害だ。そのため、ネコを飼育してネズミを駆除するのは、カイコや食糧を守るのに重要である。毎年春の養蚕の季節になると、人々はみな「蚕猫(ツァンマオ)」と呼ばれる年画を買って、カイコ部屋に貼り飾る。この年画には、ネズミを捕まえた大ネコ·小ネコが真ん中に、桑の葉が左上に描かれているが、それはネズミをすっかり駆除し、
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
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795. 陝西歴史博物館 三彩駱駝載楽俑
唐三彩は、様々な色のうわぐすりの低温化学反応によってできたもので、唐代の職人が作り出した芸術品である。うわぐすりには、黄、緑、褐色、黒、白などがあり、黄、白、緑の三色が基調となるために、通称で唐三彩と呼ばれる。唐三彩には数多くの形があるが、人、馬、ラクダをかたどったものが最もすばらしい。人俑には男性、女性、文官、武将、歌い手、踊り手などの形があり、その他、碗、皿、壺、硯、枕などの日用品、家具、戦車
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 8 PDF HTML
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796. 文財神(ウェンツァイシェン)
実在の人物がモデルに中国の民間に伝わる神様のなかで、おそらく財神(ツァイシェン)ほど人々から好かれる神はないだろう。旧暦の大みそかの晩に、各家では新しい財神の年画を貼りかざり、正月2日に古い年画を燃やすのだ。財神の木版年画は、種類が多い。「文財神」「武財神」「利市仙官」「五路財神」「回回進宝」などがあり、なかでも文財神と武財神は、もっとも普遍的である。文財神は、文官の姿で、宰相の紗帽をかぶり、長い
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 8 PDF HTML
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797. 西安半坡博物館 人面魚紋彩陶盆
約七千年前の仰韶文化は、中国新石器文化の発展の主流であり、中国の母系氏族制度が、繁栄し衰えていく時代の社会構造や文化的成果を映し出している。中でも、彩陶(中国の先史時代に使われた彩色の文様のある土器)芸術は、非の打ちどころのない境地に達した。今回紹介した「人面魚紋彩陶盆」は、その代表作である。彩陶盆は、陶器の表面に、まず、赤、黒、褐色、白などの色で絵を描き、その後で焼き上げるため、絵が消えることは
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 9 PDF HTML
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798. 六(リュー)合(ホー)同(トン)春(チュン)
「鹿と鶴」合わせ円満ねがう鹿(しか)と鶴(つる)は、中国では吉祥の動物である。「鹿(ルゥ)」は「禄(ルゥ)」と同じ発音なので、役人の俸禄を象徴している。また、中国の人々は、鶴のことを「天鶴」「仙鶴」と呼び、鶴や亀、松や石は、いずれも長寿を表している。2羽の鶴が、太陽にむかって高々と飛んでいる絵を贈ると、相手の「昇進」を望んだり、それを祝福したりする意味となる。民間年画に描かれる「鹿(ルゥ)と鶴(ホ
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 9 PDF HTML
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799. 三星堆博物館 三星堆青銅人頭像
三星堆遺跡の文物は、歴史的、科学的、文化的価値があるだけでなく、芸術的な鑑賞性にも富んでいる。初めて公開された頃には、内外の人々のため息を誘い、特に、今回紹介する青銅人頭像は多くの人を驚かせた。三星堆遺跡には二つの祭祀遺跡があり、全身立像、人頭像、人面像を含む、等身大の青銅器七十数体が出土した。多くの専門家は、祭祀の場として使われた時期は、殷(商)(紀元前十七世紀~前十一世紀)に相当すると考えてい
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 10 PDF HTML
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800. 八仙(バーシェン)
愛される神仙群像八仙(八仙人)は、中国の民間で愛されている道教の神仙群像である。民間芸術において、その姿は頻繁に表れている。八仙にかかわる伝説は、唐·宋·元·明の各時代の文人の記載に見られる。明代になると、その基本的な「定型」が固まったようだ。八仙は、異なる社会階層や経歴から生まれた仙人たちだ。老若男女、文人、武人、いずれもあった。伝説によれば、李鉄拐という仙人は、体から魂が離れたさいに、その弟子
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 10 PDF HTML