Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:安金槐 史石] Total 112 Search Results,Processed in 0.096 second(s)
-
61. 古文物にみる 北方騎馬民族の足跡(上)
「中国北方騎馬民族文物展」の日本開催にあたり、古代、内蒙古草原で活躍した匈奴、東胡、烏桓、鮮卑、突厥、契丹、女真、蒙古等、騎馬民族の絢爛多彩な文化を二回にわたってご紹介する。 編集部敕勒の川、陰山の下。
Author: 史石 Year 1983 Issue 11 PDF HTML
-
62. 匈奴·金冠の鷹形頂飾
カラー参照「歩揺」、歩をはこぶにつれて揺れるかんざし、今では古めかしい言葉だが、漢や魏の時代には流行の先端だった名詞だ。歩揺は冠の飾りで、後漢(二五~二二〇)の宮廷を描写した文の中にもうそれが出ている。皇太后は行啓のとき歩揺をつけており、はなやかに山の趣をかたどった冠には、山や樹木や飛ぶ鳥走る獣を飾り、歩めば山が揺れ樹木がそよぎ鳳凰が飛び鹿がはね、珠玉宝石のさわやかな音がしたと。後漢の末年近くには
Author: 史石 Year 1983 Issue 11 PDF HTML
-
63. 古文物にみる北方騎馬民族の足跡 (中)
蒙古大砂漠の南北は、何千年来、さながら史劇の舞台のように、つぎつぎと騎馬民族が駿馬に鞭打って現われ、一場また一場、雄壮な物語を演じていった。まず登場するのが匈奴と東胡、つづいて鳥桓と鮮卑である。拓跋鮮卑が登場したかと思うと、こんどは鉄弗が出てきて間奏曲を演じる。鮮卑史劇がまだ終わらないうちから、舞台裏では突厥がどらや太鼓を叩きはじめている。やがて契丹、党項(タングート)、女真、それにジンギスカンの
Author: 史石 Year 1983 Issue 12 PDF HTML
-
64. 北魏·嵌宝石野猪紋金帯飾―草原の帯飾りの源流
カラー参照腰に帯を巻いてそれを美しく飾るのは、古今東西に共通しているが、中国北方の古代騎馬民族ほどそれに凝った例は少ないだろう。彼等独特の美しい青銅の帯金具が今も多数残っている。長方形のも楕円のもあるが、みな動物の図案が鋳造してある。牛をかついでいる虎、鹿を襲う鷹、首をさし交わす鴨、相撲をとる力士など、多彩で趣き深く、古代北方草原の、独自の芸術と文明を示している。だがこれは、二千何百年の長い間、全
Author: 史石 Year 1983 Issue 12 PDF HTML
-
65. 西夏·鎏金銅牛―死者の乗りもの
元代のはじめ、西欧人マルコポーロは東方諸国を訪れたさい、西夏遺民の葬儀を見た。「張り子」(「紙扎(ヅーツア)」という)の人·駿馬·ラクダや同じく紙製の衣装·銭貨などが長蛇の列をつくってはこばれ、死者の棺とともに火葬に付されるのだった。彼はこれにすこぶる興味をおぼえたらしく、二十年後、ヨーロッパの人びとに、東方の異国で見たこの珍しい風習を語っている。副葬品を紙でつくる風習は宋代に始まる。殷(商)、周
Author: 史石 Year 1984 Issue 1 PDF HTML
-
66. 遼·柳斗形銀杯
この副題を見て、首をかしげた方もおられると思う。柳斗(柳の小枝で編んだ釣瓶)は、井戸から水を汲む道具だし、欹器(いき)は廟堂におく器である。また座右銘は身辺において自らを戒める格言あるいは成語である。三者は何のつながりもないのに、どうして一緒にあつかうのか、と。これは、やはり孔子の話から言わなければならない。あるとき、孔子は魯の桓公の廟堂を見学した。欹器、つまりななめに置いておく陶器が目についたの
Author: 史石 Year 1984 Issue 6 PDF HTML
-
67. 西漢·盤舞鎏金青銅扣飾
カラーグラフ参照二人の踊り手が錦をまとい、肩から斜めにリボンをかけ、腰に剣をつけ、両手の皿を差し出しながら、軽い足どりで踊ったり、はねたり、声をはりあげたりしている。その陽気な叫び声と太鼓の音がなおも耳元にひびいてくるようだ。これは、一九五〇年代後期、雲南省晋寧県石寨山の、もと古漢(滇は、戦国時代に雲南の地にあった国)国の王墓群から発見された珍しい文化財である。「盤舞扣飾(止飾り)」と名づけられた
Author: 史石 Year 1984 Issue 7 PDF HTML
-
68. 大理·鎏金鑲珠神鳥―大鵬と金翅鳥のはなし
カラーグラフ参照先秦時代の書物『荘子』道遥遊篇はこう述べている。「北冥(ほくめい)に魚あり、その名を鯤(こん)となす。鯤の大なること、その幾千里なるかを知らず。化して鳥となり、その名を鵬(ほう)となす。鵬の背、その幾千里なるかを知らず。怒りて飛べば、その翼は垂天の雲のごとし。……鵬の南冥に徒(うつ)るや、水、三千里を撃ち、搏(めぐ)り扶揺(ふよう)して上ること九万里なり」荘子は寓言の第一人者である
Author: 史石 Year 1984 Issue 10 PDF HTML
-
69. 明代·定陵鳳冠―鳳冠の由来
カラーグラビア参照定陵の鳳冠は、北京市昌平県にある明の十三陵の万暦帝の地下宮殿で発見された。全部で四個あるが、いずれも百余りの宝石、四、五千にのぼる真珠をちりばめて精巧に作られており、典雅な風格にあふれている。鳳冠は、正面に真珠、宝石による四つの牡丹の花をあしらい、左右には、かわせみの羽で作った鳳凰を配している。冠のいただきには、かわせみの羽による雲がただよい、雲の上には、金糸で作った三匹の金竜が
Author: 史 石 Year 1984 Issue 11 PDF HTML
-
70. 新石器時代·紅陶人頭瓶
カラーグラビア参照五千年前の彫塑陶像がいま話題になっている。これは陝西省洛南県で出土した紅陶人頭像で、高さは二三センチ、本号の古文物カラーページでごらんのように、ふしぎな魅力をもっている。埴輪(はにわ)のような手法でくりぬかれた目と口に、深い生気をたたえていて、この小さい像に対していると、いまにもなにか語りかけられるような、息の音が聞こえてくるような気がする。全体のバランスがよくとれて、どの角度か
Author: 史石 Year 1985 Issue 1 PDF HTML