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Your search : [ author:写真佐渡多真子
文 原口純子] Total 4070 Search Results,Processed in 0.115 second(s)
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2651. 北京·雍和宮 古都の春を清める「打鬼」
中国の多くの少数民族は、祭日に面をつけ舞踏を行う風習がある。ラマ教の信者が行う「祀神舞(ししんぶ)」もその一例に数えられる。北京のラマ教寺院として名高い雍和宮では、毎年旧暦一月二十三日から二月一日にかけて「祈原大法会」を行い、最後の二日間に「打鬼(だき)」を行う。この「打鬼」も民族伝統の「祀神舞」といえるだろう。「打鬼」は北京での俗称で、「跳神」とか「跳鬼」と呼ばれることもある。また北京のモンゴル
Author: 写真·郭実 文·阿巴徳夫 Year 2000 Issue 8 PDF HTML
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2652. 「老舎研究会」北京胡同の旅
今年初め、中国人民対外友好協会の許氏から、同協会が日本の「老舎研究会」を招いて「北京胡同の旅」を企画しているとのお話があった。しかもこれには会の主催者、中山時子先生が自ら訪中団を率いてこられるという。懐かしい方に会えると知って私たちは興奮した。「老舎研究会」は、長期にわたって日中友好運動に関わり、中国文化、特に老舎の作品の研究を続けている。会員には『人民中国』誌の読者が少なからずいて、一九九八年七
Author: 文·写真 沈延太 王長青 Year 2000 Issue 8 PDF HTML
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2653. 天府の国に残る仏の文化 四川省峨眉山·楽山大仏
いにしえより「天府の国」と称されてきた四川盆地。その西南の縁に、峨眉山と楽山はある。成都市から百五十キロほどの距離にある峨眉山。山西省の五台山、安徽省の九華山、浙江省の普陀山と並び、中国四大仏教名山の一つに数えられている。この地に仏教が伝わったのは西暦一世紀前後と言われ、それから今日まで、二千年近く仏教文化が受け継がれてきた。峨眉山にはこれまでに延べ二百以上の寺院が建立されたとも言われるが、歴史の
Author: 写真·呉健 劉世昭 文·呉健 Year 2000 Issue 9 PDF HTML
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2654. 普陀山(上)―観音菩薩の霊場
浙江省寧波から快速船で一時間、私たちは舟山群島の普陀山にやってきた。経典を求めて天竺(てんじく)(インド)への旅を続ける玄奘三蔵の一行は、途中で九九、八十一度の難に遭った。その中には、孫悟空の神通力も及ばぬ絶体絶命の危機があったが、そのとき南海普陀山の観音菩薩が救援に現れ、無辺の法力で妖魔を退けた……と『西遊記』は語る。私たちが上陸した面積一二·五平方キロの島が、まさにその南海普陀山なのだ。日本へ
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2000 Issue 9 PDF HTML
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2655. 普陀山(下)―観音菩薩のさまざま
普済寺の取材を終えた私たちは、その日の午後、普陀山南端の竜湾崗に足を伸ばした。その最高部に、南海観音の露天銅像が建つ。祭られたのは一九九七年、重さ七十トン、高さ二十メートル、台座からだと三十三メートルにもなる。大海に面して日光に輝き、荘厳で慈悲に満ちたお顔に、粛然たる感動を覚えた。夕刻、普済寺に戻り、普陀山仏教協会のお世話で宿坊に泊めていただく。おかげで私たちは、いくつかの伽藍でいろいろな仏事を拝
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2000 Issue 10 PDF HTML
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2657. 天童寺―曹洞宗開創の庭
浙江省寧波の東二十五キロ、太白山のふもとにある天童寺は、曹洞宗発祥の庭として、日本でも有名だ。山と寺の名前については、こんな伝説がある。西晋の永康元年(三〇〇)、義興という行脚僧が、秀麗な山水に魅せられてこの地にとどまり、読経に励みながら精舎の建立にかかった。付近にはまだ一軒の人家もなかったのに、一人の童子が毎日現れ、たきぎを運んだり水をくんでくれた。精舎が完成したとき、童子は義興大師に「私は太白
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2000 Issue 11 PDF HTML
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2658. 霊隠寺―名僧、皇帝、文豪の足跡残す
普陀山と寧波の取材を終えた私たちは、浙江省の省都·杭州に戻ってきた。これから紹介する霊隠寺は杭州随一の古刹で、市の西郊にあり、杭州駅から出るバス「游(観光)7路」の終点になっている。杭州は、花園のような都市だ。バスも、天下に名だたる西湖に沿って走り、車掌嬢は「これが、『白蛇伝』の主人公、白娘子と許仙が出会った断橋でございます。……これが、大詩人·白居易が杭州の刺史(地方長官)だったときに造らせた白
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
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2659. 普陀宗乗之廟―民族融和のシンボル
北京から東北へ250キロ、列車で約5時間の河北省承徳市は、古い歴史と文化を誇る有名な観光地。清朝の夏の離宮「避暑山荘」と、「外八廟」と総称される八宇の仏教寺院は、1994年ユネスコの世界遺産に登録された。雄壮なチベット式寺院外八廟で最大の普陀宗乗之廟(ふだそうじょうしびょう)は、清の乾隆帝の命により、チベットのラサにあるポタラ宮を模して建立された。普陀宗乗とはポタラ(観世音菩薩の住む補陀落(ふだら
Author: 文·丘桓興 写真·馮進 Year 2001 Issue 1 PDF HTML
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2660. 多彩なる仏教と民族文化の世界
甘粛省安西県にある楡林窟は、敦煌の石窟を構成する重要な石窟群の一つだ。莫高窟の「姉妹窟」と称されるほど、その歴史的、芸術的価値には高いものがありながら、長い間一般には公開されてこなかった。小誌では今月から、楡林窟研究に長年携わってきた専門家たちの手記を連載し、この神秘の石窟を紹介していく。楡林河のほとりに位置する楡林窟は、またの名を万仏峡と言う。唐代から元代に至る四十二の洞窟が残っており、敦煌石窟
Author: 文 樊錦詩 写真 孫志軍 Year 2001 Issue 1 PDF HTML