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Your search : [ author:欽華 伯南] Total 49 Search Results,Processed in 0.118 second(s)
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1. 相撲
角抵とまげ相撲の源を探る男の子というものは摔跤(ソワイジヤオ)(中国式の相撲)が大好きですが、わたしたちが初めて相撲というものを目にしたのは、中年になってからのことです。あれは十数年前、日本の大相撲の中国での初興行。北京工人体育館は、大入り満員の盛況でした。力士特有の出立ち、格闘技、軍配を手に錦織りの装束をつけた行司を見ていると、蒙古相撲の開始場面、さらに『水滸伝』の一節、泰山山麓の岱岳廟での有名
Author: 欽華 伯南 Year 1987 Issue 5 PDF HTML
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2. 金代·雑劇吹嘯陶俑
カラーグラビア参照東欧ルーマニアのある町の広場で、中国の物まね名人の孫泰さんが、ひばりの声をまねたところ、一群また一群と、ひばりや小鳥が広場の上空に来て旋回をはじめた。観衆のどよめきと哄笑に驚いて、やがて鳥の群れはなごり惜しそうに飛び去ったが、それ以来、「ひばりの孫さん」として、その芸はひろく外国にも知られるようになったという。これは現代の話だが、物まねそのものは原始のころからあった。原始先住民は
Author: 程欽華 Year 1985 Issue 5 PDF HTML
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3. 唐代·彩絵高髻俑
カラーグラビア参照古来、人は自らの髪形に気を配ってきた。だが、民族によってそれぞれ特有の髪形があり、当然その趣も異にする。古代の中国をみれば、北方の騎馬民族は蓬髪、南方の百越は散切り、中原の諸夏(封建諸侯)は束髪といったように、民族あるいは地域間に相違があり、また、それ自体がその民族の象徴でもあった。しかし、どの民族もそうであるが、その髪形は時代とともに変遷し、決して一様ではない。諸夏の後裔である
Author: 程欽華 Year 1985 Issue 7 PDF HTML
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4. 三千数百年前の社会生活
商代後期の王都―殷墟(いんきよ)の発掘が始まってから約半世紀、とくに新中国成立後の成果はめざましく、考古学の宝庫としてあまりに有名だ。ところが、この殷墟でいまなお発掘調査がつづけられていることは、一般にあまり知られていない。近年の発掘調査では、次第に三千数百年前の社会生活、社会関係が明らかになりつつあるという。そこで現地を訪れ、古い都の新しい研究成果を読者にご報告するとしよう。殷墟(いんきよ)は河
Author: 郭伯南 Year 1980 Issue 3 PDF HTML
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5. 秦の始皇帝陵と兵馬俑
この三十年間に、中国の考古学が収めた成果にはめざましいものがある。数々の出土文物―前漢の古死体、劉勝墓の金縷玉衣、中山国の古酒、曽国の編鐘など……どれをとっても超一級の歴史文物ばかりである。わけても注目の的になったのは、秦の始皇帝陵から出土した兵馬俑であった。一万あまりの等身大の陶製の武士と軍馬が、始皇帝の軍陣さながらに、土中から発掘されたのである。中国を統一した当時の秦の威容を今に再現してみせた
Author: 郭伯南 Year 1982 Issue 7 PDF HTML
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6. 豆腐
豆腐―昔むかし、人間が大豆から抽出した植物蛋白質。“東洋の佳肴”であるばかりか、いまでは世界中でもてはやされています。世の中で、初めてさまざまな草を食べてみた人は聖人、初めてカニを食べた人は勇士とたたえられています。では、最初に豆腐をつくり出した人はさらに尊敬されてしかるべきではないでしょうか。さて、豆腐づくりを考え出した人は、いったいだれでしょうか。長い間人びとは探索を続け、この数十年間は研究が
Author: 郭伯南 Year 1987 Issue 1 PDF HTML
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7. 夏·虎紋嵌松石銅牌
「画竜点睛」はよく知られている成語だ。竜に睛(ひとみ)をかき込んだところ、風雲生じて竜は忽ち天に昇った―という故事から、最後に大切な部分を加えて物事を完成させる意味として使われる。唐の呉道子は画竜不点睛、「点睛すれば竜が昇天するからだ」と言い、晋の顧恺之の人物画も点睛しないことが多い。人からそのわけを問われ、「点睛すればその人物がものを言い出す」と笑ったという。いずれも諧謔だが、顧の絵画に対する持
Author: 郭伯南 Year 1987 Issue 1 PDF HTML
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9. 人形劇
世の中に数ある職業、それぞれに起源があり、始祖があります。茶館の主は陸羽を、豆腐屋は劉安を、役者は明皇(唐の玄宗帝)を、大工左官は魯班をそれぞれの始祖として崇拝しています。では、中国の人形劇はいつの時代に始まり、だれを始祖としているのでしょうか。木を刻み糸を牽く唐代に始まるという説唐に始まるという説の主な論拠は、唐代は仏教が盛んになり仏像を崇拝したことから人形劇が現われ、宋になって盛りをむかえた、
Author: 郭伯南 Year 1987 Issue 3 PDF HTML
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10. 戦国·秦杜虎符割り符の由来
割り符は文を記したものを二つに割り、それを合わせて証とした古代の習慣に始まり、現在でも広く使われている。古代の割り符のなかでひときわ輝くのが虎符である。君主が命令を下す際に用いられ、それにまつわる武勇伝も多い。魏の公子信陵君が虎符を盗んで趙を救う話が最も有名で、郭沫若も戯曲『虎符』を書いている。信陵君の物語は紀元前二七五年、今から二千二百六十二年も前のことで、虎符に関する最古の文献であった。だが、
Author: 郭伯南 Year 1987 Issue 3 PDF HTML