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Your search : [ author:写真·文 魯忠民] Total 867 Search Results,Processed in 0.117 second(s)
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771. 刀馬人 韓増啓さん
「刀馬人」とよばれるこういう人形は、清朝の滅亡によって失業してしまった近衛軍の、ある騎兵が、糊口をしのぐために作って売ったのがはじまりで、その騎兵というのは、韓増啓さんのおじいさんだ。失業したおじいさんは、以前せともの工場で見習いをしていたときに覚えた腕で、土の馬や犬やらくだを作りはじめた。縁日のときに護国寺や白塔寺などへ持って行くと、まずまずの売れ行きで、なんとか暮らしは立った。なにしろ馬背上の
Author: 写真/譚実 魯忠民 文/孟皋卿 Year 1990 Issue 7 PDF HTML
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772. 影絵人形 劉季霖さん
長い伝統に培われた中国の影絵芝居は、戯曲、音楽、美術、民間文学、時には宗教までもが渾然一体となった総合芸術の性格を帯びている。中国語で「皮影(ヒーイン)」あるいは「驢皮影(リユヒーイン)」と呼ばれるのは、ロバの皮を薄くなめしてから、芝居の登場人物の形に切り抜き、彫刻と着色をほどこして影絵人形に仕立てたことから。今日なお、中国の多くの影絵人形はロバの皮をその主要な材料としている。皮細工は、早く戦国時
Author: 写真/譚実 魯忠民 文/孟皋卿 Year 1990 Issue 10 PDF HTML
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773. 絨花(ロンホワ) 夏文富さん
作品提供·劉季霖 北京絨鳥廠ビロードの造花のことを、中国語では「絨花(ロンホワ)」というが、北京でその絨花を作るようになったのは、遠く盛唐(七一二~七六五年)のころにさかのぼるという。清代になって大いにさかんとなり、皇帝の結婚式にも、さまざまの豪華な造花が皇后の身を飾り、慶事にあでやかないろどりを添えた。それらは、民間のものと区別してとくに「宮花」と呼ばれ、いまも故宮博物院に所蔵されている。すでに
Author: 文/孟皋卿 写真/譚実 魯忠民 Year 1990 Issue 11 PDF HTML
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774. 練り粉人形 劉蔭茹さん
新中国が生まれる前、北京の練り粉人形には三つの流派があった。その一つ、曹派を起こした曹儀策は、ミニチュアを得意とし、端正で古雅な作風で高く評価されていたが、不幸にも五十四歳で病死した。残されたその二人の弟子の一人が、ここに紹介する劉蔭茹さんだ。一九五五年北京生まれ。早くから絵や音楽が好きだったが、小学二年生のとき見た「覇王別姫」(項羽と虞(ぐ)姫の最期を描いた京劇)の練り粉人形が、運命的な出会いと
Author: 文/孟皋卿 写真/譚実 魯忠民 Year 1990 Issue 12 PDF HTML
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775. 牽牛と織女
陰暦七月七日は、たなばたの星まつりの日。牽牛、織女の二星を祭って、娘たちが手仕事の上達を祈る乞巧節で、年に一度、牽牛と織女が会うことを許される日でもある。むかし、南陽城という町の西に、牛家荘という村があり、かしこくて、まじめで、よく働く、霊児という男の子がいた。この子の両親は早く亡くなり、兄嫁と暮らしていたが、いつも虐待されていた。ある秋、兄嫁は霊児に九頭の牛をおしつけて「放牧に行きなさい。牛が十
Author: 資料提供 薄松年 文 魯忠民 Year 1991 Issue 7 PDF HTML
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776. 変貌する大上海
上海は人口1250万、中国主要工業基地の一つで、1949年から87年の全中国財政収入の六分の一は上海が占めた。また、中国最大の港湾都市で、科学技術、金融、情報、文化の中心だ。近年は閔(びん)行、虹橋、漕河涇(けい)の3経済技術開発区、90年代に入っては黄浦江以東に設けられた3,50平方キロの広大な浦東開発区の発展がめざましい。
Author: 写真 楊溥濤 顧一 孫月海 魯忠民 Year 1991 Issue 12 PDF HTML
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777. 十二支の動物たち
天宮には、九万九千種の鳥や獣が住む万獣園があったそうだ。ある日、玉皇大帝が見回りに出たところ、十二種の獣が仙泉の酒を盗み飲みして酔っぱらい、あっちにふらふらこっちにふらふら、大声でわめき散らしている。怒った玉皇大帝は静山老神に申しつけた。「酒ぐせの悪いあの動物たちを下界に追放しなさい。人間を見ならって、五百年働かせるがいい。人間界で騒ぎを起こさないようにhかならず仙術を取り上げるんだよ」。静山老神
Author: 切り紙 范祚信 収蔵·文魯忠民 Year 1992 Issue 3 PDF HTML
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778. 劉海、金婚と戯れる
民間の年画や切り紙や刺繍などに、こんな絵柄をよく見かける。一人もしくは一対のまるまるとした子どもが、赤や緑の服を着てにこにこしながら、手に銭差しに通したお金をもっている。それに足が三本の金蠣(きんせん。金のガマ)、縁起物の珠玉、はすの花、梅の花などが付きもので、なんともにぎにぎしく楽しさいっぱいだ。これが「劉海、金蠣と戯れる」の図である。劉海は有名な道教の神さまだ。しかしもとはといえば実在の人物で
Author: 収蔵薄松年写真·支魯忠民 Year 1992 Issue 9 PDF HTML
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779. 水郷の美は周荘にあり
水郷の美-蘇州の周荘近年、旅行者が驚異の目を見張っていることがある。古代元曲(音曲つき芝居)の大家馬致遠(1250~1324)の描く「小橋、流水、人家」の風景が古い周荘の町に昔のままに残っているという事である。周荘は環境も優雅で建物も古く素朴である。町中の住まいの半分以上が、明清時代の物で、いまだに多くの古い邸宅と、彫刻を施したレンガ造りの門楼をみることができる。また周囲が河と湖に囲まれ、水路が縦
Author: 文·劉東平 絵·魯忠民 提供 胡才明 Year 1996 Issue 2 PDF HTML
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780. 福建首東必島―海浜レジャーのメッカ
東山島は福建省の最南端、漳州地区にある。羽を広げた蝶に似た形から「蝶島」ともいう。蝶島の周囲には三十余の小島があり、これも蝶が群舞しているようだ。東山島は北回帰線のわずか北に位置し、気候がよい。一月の平均気温は摂氏一三·一度、七月で二七·三度である。島の東南には七カ所の水の綺麗な海水浴場がある。ドライブ、乗馬、船あそび、釣り、もぐりにもよい。東山島には名所旧跡が多い。明清時代の古城や海軍基地があり
Author: 写真·翟東風 文·劉東平 絵·魯忠民 Year 1996 Issue 7 PDF HTML