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Your search : [ author:何平] Total 44 Search Results,Processed in 0.095 second(s)
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31. 四大宋碑の蘇州碑刻博物館
江蘇省の南部、太湖の東北にある蘇州は、浙江省の省都·杭州と並んで、「上に天堂(天国)有れば、下に蘇杭有り」と昔からたたえられてきた。おだやかな気候と、「魚と米の里」と呼ばれるほど豊かな物産に恵まれ、歴史の上でも優れた人材を輩出し、江南と言えばまずこの蘇杭二つの都市を思い浮かべる。杭州の見どころが自然の風景であるのに対し、蘇州の最大の見どころは人工の庭園だ。宋から清に至るそれぞれの時代の建築様式と芸
Author: 本誌·何平 Year 1999 Issue 6 PDF HTML
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32. 「楓橋夜泊」の寒山寺
「定夜鐘」のしきたり蘇州で観光地と言えば、やはり寒山寺が一番有名だ。蘇州市の西五キロの楓橋鎮にあり、江南運河がそのそばを流れる。寒山寺は南朝·梁の天監年間(五〇二~五一九)に建立され、すでに千五百年に近い歴史がある。境内はさほど広くなく、寺の建築様式も素朴で飾り気がない。正式には妙利普明塔院といい、楓橋寺、普明禅院の別名を持っているが、唐の貞観年間(六二七~六四九)、天台山国清寺の二人の高僧、寒山
Author: 本誌·何平 Year 1999 Issue 7 PDF HTML
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33. 石門洞と太鶴山の摩崖題刻
今回訪問した青田県は、浙江省の沿海開放都市·温州市から甌江(おうこう)を少しさかのぼったところにあり、その恵まれた地理的条件から開発の宝地とされている。県となったのは唐の景雲二年(七一一)というから、すでに千三百年近い歴史を持つ。県名は北にある青田山に由来するが、青田山の別称、太鶴山にちなんで鶴城とも呼ばれる。長い歴史の中で輝かしい甌越文化(甌は温州の別称、越は浙江省の古称)がはぐくまれ、摩崖題刻
Author: 本誌·何平 Year 1999 Issue 10 PDF HTML
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34. 歙県の新安碑園と檀干園
中国でも屈指の名勝地の一つとされる黄山は、安徽省の南部、歙県(きゅうけん)、黟県(いけん)、休寧県、太平県の四県にまたがっている。面積千二百平方キロの山塊のうち百五十四平方キロが黄山風景区で、古くから「天下第一の奇山」「人界の天国」と呼ばれ、奇松、怪石、雲海、温泉の「四絶」を誇る。「五岳より帰り来たる後は山を見ることなし、黄山より帰り来たる後は岳を見ることなし」という賛辞まで与えられてきた。黄山の
Author: 本誌·何平 Year 1999 Issue 11 PDF HTML
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35. 朱子ゆかりの白鹿洞書院
一九九六年ユネスコの「世界遺産」に指定された江西省廬山(ろざん)は五老峰の南麓に、有名な白鹿洞書院がある。書院と言われるものが初めて登場したのは唐代末期のことだが、当時は役所が図書を収蔵、校閲したり、個人が学問を修めたりする場所にとどまっていた。それが本格的な教学の場となるのは、白鹿洞書院の前身である「廬山国学」からで、以来書院は、封建社会の中国にあって教育の発展や文化の振興に大きな役割を果たすこ
Author: 本誌·何平 Year 1999 Issue 12 PDF HTML
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36. 廬山―文豪、皇帝の足跡残す
長江の中流、鄱陽湖にのぞむ廬山は、別名を匡山、あるいは匡廬ともいい、九江市から南へ約二十キロ離れている。伝説によると、殷か周のころ、姓を匡、名を俗という博学の人がこの山に草ぶきの廬(いおり)(小屋)を結んで修行に励み、ついに仙人と化した。土地の人がその跡を探したが廬しか見つからなかったので、この山を廬山と名づけた、という。廬山は、最高峰の大漢陽峰(標高千四百七十四メートル)を中心に九十余の峰からな
Author: 本誌·何平 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
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37. 石鐘山―三国以来の古戦場
今回訪れた石鐘山は、「千古の奇音」を発することで昔から有名だ。鄱陽湖(はようと)の水が長江に流れ込む江西省九江市の東二十三キロ、湖口県双鐘鎮に位置し、全山の面積は九万平方メートル、南は廬山に臨む。山の斜面に沿って亭台楼閣、塔、水亭、石舫(せきぼう)(石造りの船)、長廊などが巧妙に配置され、江南古典庭園の代表作の一つに数えられている。山頂から見下ろすと、長江がとうとうと東に流れ、鄱陽湖は鏡のように湖
Author: 本誌·何平 Year 2000 Issue 2 PDF HTML
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38. 漳州―閩南随一の石刻
福建省南部、海を隔てて台湾を望む廈門(アモイ)の西に、漳州市はある。この地方の交通の中枢で、物資の集散地になっているが、バナナや茘枝(れいし)、水仙の名産地としても知られ、一年中春のような美しい土地だ。近隣には竜海の旧火山口や華安の仙字潭があり、西北山地に点在する八百カ所の土楼は、さながら「天上から降った円盤」か「地上に生えたマッシュルーム」のようで、ユネスコの専門家たちも「世界にまたとない、神話
Author: 本誌·何平 Year 2000 Issue 6 PDF HTML
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39. 浯渓に残る憂国の石碑
湖南省の南部に、二千年の歴史を持つ永州という都市がある。かつては零陵といい、中国で最も早く知られた三十四の土地の一つだった。前漢以来ずっと郡あるいは州、府などの役所が置かれ、広東、広西に通じる交通の要地となってきた。湘水と瀟水の二川が湘江に合流する地でもあったので、瀟湘とも呼ばれる。現在の永州市は面積二万二千四百平方キロ、管下に二区九県および一経済開発区を置く。その九県の一つ、寧遠県の九嶷山に、三
Author: 本誌·何平 Year 2000 Issue 7 PDF HTML
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40. 桂林に宋代を語る逸品
中国でも屈指の風光を誇る桂林は、広西チワン(壮)族自治区の東北部にある。その独特の景観は、地理学でいうカルスト地形の、世界でも珍しい典型とされ、「山青、水秀、洞奇、石美」と四拍子そろった自然が、なによりの魅力だ。中でも、桂林の精華とたたえられているのが灕江(りこう)だ。全長は四百三十七キロだが、桂林から陽朔に至る八十三キロの間は、幾千とも知れない孤峰群が平地から突出し、「百里の灕江、百里の画廊」と
Author: 本誌·何平 Year 2000 Issue 8 PDF HTML