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Your search : [ author:何平] Total 44 Search Results,Processed in 0.074 second(s)
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41. 柳侯祠に柳宗元をしのぶ
桂林の西南約百四十キロに、やはり山と水の美しい柳州という都市がある。別名を「竜城」という。川は、中国第三の大河·珠江の支流で、柳江という。柳州でU字形に大きく湾曲し、それが壷のように見えるというので、柳州には「壷城」という別名もある。柳州は豊かな自然資源に恵まれ、水陸交通の便も良いので、広西チワン(壮)族自治区で最大の工業都市になっている。名産は柳州杉で、精巧な木器によく使われる。昔は棺桶の最高の
Author: 本誌·何平 Year 2000 Issue 9 PDF HTML
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42. 三蘇祠―文豪三父子をまつる
四川省の省都·成都の西南約七十キロに、眉山という県がある。世界文化·自然遺産に登録されている峨眉山に近いので、この名がついた。岷(びん)江(こう)にのぞむ県城(県の中心地)は、古くから物資の集散地としてにぎわい、現在も「成都平原経済圏」の重要な一翼をになっている。文化も大いに栄え、北宋の時代には「眉州木刻大字本」によって刻版(版木制作)の全国三大中心の一つとなっていた。今回訪れた三蘇祠は、その眉山
Author: 本誌·何平 Year 2000 Issue 10 PDF HTML
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43. 雲南の光陰刻んだ石の史書
中国西南部に位置する雲南省は、東は貴州や広西、北は四川やチベットと接している。そして西はミャンマー、南はラオスやベトナムに連なる辺境の地でもある。豊かな資源に恵まれた広大な土地に、中国の省·自治区の中で最多の二十六の民族が暮らしている。ここには美しい自然と、その中で生まれ育った心清らかな人々、そして多彩な歴史と文化がある。「雲南」という地名は、この土地が雲嶺(横断山脈に属する山群)の南に広がってい
Author: 本誌·何平 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
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44. 中原文化の繁栄映す襄汾県の「社火」
春秋時代の強国の一つだった晋の故地に、往昔の中原文化の繁栄をしのばせる民族芸能が、今も盛んに行われている。旧暦正月十五日に行われる襄汾県の「社火(ショーフオ)」がそれだ。襄汾県は、襄陵、汾城の両県を合併したもので、山西省南部、汾河の中流に位置する。社火とは、祭りのときに民衆が自ら行う娯楽演芸一般を指すが、この地方の社火は極めてバラエティに富み、しかも内容が非常に充実しているというので、全国にも有名
Author: 写真·文 何平 Year 1999 Issue 2 PDF HTML