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Your search : [ author:本誌·何平] Total 31 Search Results,Processed in 0.102 second(s)
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1. 千を数える歴代の名筆 西安碑林
中国の書道は東洋文化の至宝である。それを保存するには碑石に彫るのにまさる方法はない。これらの碑石には、歴史、医薬、天文、地震など、大量の貴重な資料が記録されており、中国の悠久たる歴史や輝かしい科学、文化を読みとることができる。二千年の歴史を持つ芸術としての碑石はいまも衰えず、全国各地に広く存在している。特に名所旧跡などでは、碑石がひとつの景観となっており、観光客を魅了している。二千年来、名筆佳作が
Author: 本誌·何平 Year 1997 Issue 1 PDF HTML
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2. 豊かな唐代の碑石昭陵碑林(陜西省)
西安から車で西へ行く道は、かつてのシルクロードをたどる。見渡す限りの黄色い大地からは古代文化の息吹が濃厚に感じられ、漢代と唐代の多数の陵墓もそのひとつである。「中国の南方は才子が輩出し、北方は将軍を生み、陜西の黄土は帝王を葬る」という言葉があるように、このあたりには前漢の十一陵と唐代の十八陵が点在し、早くから内外に知られている。昭陵、堂々たる皇室陵園唐代の二十一人の皇帝の陵墓は、河南省の洛陽と山東
Author: 本誌·何平 Year 1997 Issue 3 PDF HTML
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3. 名園に立つ碑群 保定·古蓮池(河北省)
北京の南一五〇キロにある保定市は華北地区の古い文化都市であり、九百年前から軍事的要衝として「北京の南大門」ともいわれてきた。同市には名所旧跡が多く、中心部にある古蓮池はさほど広くはないが、造園芸術の南北両地方の特徴をともに備えた美しい庭園である。園内の碑文と地方史誌によると、造園は唐代の上元二年(六七五)から始まり、千三百年以上の歴史を持っている。元太祖二十二年(一二二七)、汝南王·張柔はここに「
Author: 本誌·何平 Year 1997 Issue 4 PDF HTML
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4. 清代両帝の親筆 承徳·避暑山荘(河北省)
夏の盛りに河北省北部の承徳市を訪れると、避暑の快さだけではなく、北国の風景と江南水郷の景色を兼ね備えた中国最大の皇室園林―避暑山荘の景勝を味わうこともできる。避暑山荘と外八廟避暑山荘は熱河行宮、承徳離宮とも呼ばれ、清代の皇帝が避暑に訪れ、政務を執る離宮だった。敷地面積五·六四平方キロ、延々と起伏する石造りの壁は一〇キロに及び、広さで知られる北京の頤和園の倍の面積がある。山荘は宮殿区と風景区に大別さ
Author: 本誌·何平 Year 1997 Issue 6 PDF HTML
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5. 孔子の故郷を飾る 曲阜碑林(山東省)
曲阜市は山東省の南部に位置し、春秋時代末期の偉大な思想家、教育家·孔子の故郷である。ここには世界三大古代建築の一つの孔廟建築群はじめ、中国で面積が最大で、歴史が最も古く、保存が最も整った貴族邸宅·孔府や家族墓地·孔林など、名所旧跡が多く、全体が内容豊かな歴史博物館と言える。石刻の粋を集めた孔廟孔廟は曲阜の街の中央にあり、歴代の封建王朝が孔子を祭った廟である。東洋建築の特色を具えた大規模な古代建築群
Author: 本誌·何平 Year 1997 Issue 9 PDF HTML
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6. 済寧漢碑と武氏墓群石刻(山東省)
済寧市は、山東省南西部の「南四湖」(南陽湖、独山湖、昭陽湖、微山湖)の北部に位置し、古代の一大水利工事である京杭(北京―杭州)大運河沿岸の重要な埠頭であった。文化財が多く、重点保護文化財として国家級が四カ所、省級が二十六カ所、市級が百一カ所指定されている。石碑や墓誌、彫像、経幢、仏塔、磨崖、画像石などを含めた石刻は五千点近くにおよぶ。漢碑の半(なかば)は済寧にあり漢碑の古里は済寧である。「済寧の漢
Author: 本誌·何平 Year 1997 Issue 11 PDF HTML
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7. 雲峰山の磨崖刻石 (山東省)
書道芸術の発展の上で重要な時期である南北朝(四二〇~五八九年)においては、多くの書道家がそれぞれ異なる風格によってさまざまな特徴ある作品を生み出し、いくつもの流派を形成した。北朝(三八六~五八一年)の磨崖刻石、とりわけ大字刻石のほとんどは山東省に分布している。泰安、汶上、鄒城などの地の磨崖刻経のほかは、主に莱州市の雲峰山、大基山、平度市の天柱山、青州市の玲瓏山に集中する。この四つの山の摩崖刻石はま
Author: 本誌·何平 Year 1997 Issue 12 PDF HTML
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8. 十笏園の碑刻(山東省)
濰坊市は山東半島の中ほどにある。東は青島市と煙台市に、西は斉国の古都だった臨淄に隣接し、南に泰沂山脈をひかえ、北に渤海の莱州湾をのぞむ。物産ゆたかなところで、民風は純朴である。史書によると、四千年ほど前にはすでに濰坊の今の市街区にあたるところに早期の都市と国家が作られた。戦国時代(前四七五~前二二一)には斉と魯がそれぞれここに城邑を置いているの秦代の長城より百年以上も前に築造した斉の長城が西の長清
Author: 本誌·何平 Year 1998 Issue 1 PDF HTML
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9. 北京房山雲居寺の石経
驚くべき規模と数量を誇る中国の刻石仏教経典は文化、歴史の研究にとってだけでなく、仏教典籍や書道芸術の研究にとっても貴重な価値を持つ。中でも房山雲居寺の石経は有名である。雲居寺は北京の南西七五キロの白帯山のふもと、房山区南尚楽郷にある。奇峰がそそり立ち古木の多い仏寺だ。西硲寺や石経寺とも呼ばれ、階と唐の時代に建てられた。石経彫刻の発展とともに歴代にわたって改修·増築をかさね、今のような大規模で僧侶の
Author: 本誌·何 平 Year 1998 Issue 2 PDF HTML
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10. 北京石刻芸術博物館
中国には万を数える古塔がある。造形的に分類すれば、楼閣式、多重式、亭閣式、覆鉢式、金剛宝座式などがあり、それぞれが独特の美を誇っている。いずれも歴史、文化、宗教と密接な関係があり、その造形美が中国の自然にまた一つの彩りを添えている。北京動物園のすぐ北、西直門外長河のほとりに位置する真覚寺に、ユニークな造形と精緻な彫刻をほどこした石造の金剛宝座式石塔が聳えている。形式は釈迦が悟りをひらいたインドのブ
Author: 本誌·何平 Year 1998 Issue 4 PDF HTML