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Your search : [ author:本誌 池倩] Total 981 Search Results,Processed in 0.079 second(s)
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21. 「主食キシチン」
しばらく前に、学生時代の同級生のホームパーティーに招かれた。夕食に出た主食は見た目もきれいで、いい香りのする肉まんじゅうだった。招待客は口をそろえて奥さんの腕前を褒めたが、「彼女に作れるわけがないでしょう。僕が買ってきたものに火を通しただけ」と、ご主人はほほ笑みながら真相を明かした。いま北京に住んでいる若い主婦たちは以前に比べるとずいぶん恵まれている。調理済みのおかずがいくらでも店で売られるように
Author: 本誌·池倩(チーチエン) Year 1998 Issue 5 PDF HTML
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22. 北京でチャンスを狙う“上京族”
北京市は昨年十一月、地方から流入した北京在住者を対象に人口調査を行った。その結果、北京に滞在する外来人口は二百八十五万九千人に達することが明らかになった。現在の北京市の全人口は千八十五万、市街区では八人に一人、近郊では四人に一人が地方出身の流入人口ということになる。こうした“上京族”はなかなか北京に定着できないが、それでも首都の生活にあこがれて懸命に融け込もうと頑張る。成功のチャンスをつかむ者、落
Author: 本誌·池倩(チーチエン) Year 1998 Issue 9 PDF HTML
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23. 「工芸坊」
六月一日の子供の日、友人の于(ユイ)さんは娘を連れて東直門(トンチーメン)立体交差橋の近くにある五色土工芸坊(ウーツトウアーリエ)で楽しい一日を過ごした。彼女は、その日五色土で作った絞り染めのクッションをわたしにくれた。「自分でやってみると、伝統工芸のおもしろさが分かってくるわよ。今度一緒に行ってみない?」この二年ほどの間に、伝統文化に魅せられた人々が地方の民間に伝わる手工芸を大都市に持ち込んで工
Author: 本誌·池倩(チーチエン) Year 1998 Issue 10 PDF HTML
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24. 「茶芸館」
社長のSさんは、共同経営者と仕事の相談をするのに、五福(ウーフー)茶芸館を選んだ。茶を飲みながら話をすると、頭がはっきりして、良い考えが浮かぶ。騒々しい街中にあって、茶芸館のように静かな場所は相談をまとめるには打ってつけだろう。茶の故郷、中国には、喫茶の伝統がある。各地にさまざまなタイプの茶館があって、どの店も大勢の客でにぎわっている。北京の伝統的な茶館は非常に大衆化して、喫茶そのものより、北京色
Author: 本誌·池倩(チーチェン) Year 1998 Issue 11 PDF HTML
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25. 四川省のスーパー電力プロジェクト
総人口八千万人の四川省ではこれまで電力不足が工農業の発展をさまたげていた。一九八〇年代末の発電量は僅か四百億KWhに過ぎない。四川には山河が多く、開発可能な水力資源は九一六六万KWにおよび、全国の二四·四%を占めるほどである。喜ばしいことには昨年七月、雅聾江に位置する二灘水力発電所の一台目の発電ユニットが稼動を始めた。発電所が完全に完工したあかつきには、四川の電力不足の歴史は終わりを告げることにな
Author: 池倩 Year 1998 Issue 3 PDF HTML
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26. 美容院
土曜日に友人に誘われて北京の首都体育館の近くにある柔婷(ロウティン)美容センターに行った。フェーシャルケアをしてもらった後、わたしの顔の肌のことで美容師がいろいろアドバイスしてくれた。仕事も忙しいし、若い時から肌の状態も悪くないので、美容院へ足を伸ばすどころか、肌の手入れさえあまり気を遣わなかった。美容師の話を聞いたら、自分もいよいよ美容院に通う年齢であることが分かった。資生堂と合弁で作っている柔
Author: 池倩 Year 1998 Issue 3 PDF HTML
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27. 生活の「五大要素」の一つになったテレビ
中国は現在人口十二億余り、三億四千万世帯の家庭がある。そのうち、テレビを持っている家は三億一千七百万、視聴者の総数は十億九千四百万にも及んでいる。普及率ではまだ先進国の水準に達していないが、視聴者の数は世界最大。諸外国のテレビ関係者たちから羨望の目で見られている。テレビは家庭の茶の間に入り込み、中国人の暮らしの中に深く根を下した。衣、食、住、交通に次いで生活の「五大要素」の一つになっている。テレビ
Author: 池倩 Year 1999 Issue 1 PDF HTML
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28. 北京の酒吧街
金山ソフトウエア社に勤める習海波さんは酒吧(チウハー)(洋風の酒場)の常連である。「友だちと二、三人で、うまい酒を飲みながら深夜までだべるのは最高だよ。三里屯の酒吧街に行ってみたら分かるって」と口癖のように言う。異国情緒三里屯は、北京の東部、各国大使館の密集している地区にある南北一キロほどの遊歩道。道沿いに酒吧やレストランが二十軒余り目白押しに並んでいる。近くの横町にも数十軒が散在する。日が暮れる
Author: 池倩 Year 1999 Issue 1 PDF HTML
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29. 上海で「民宿村」体験
上海市の曹楊新村に住む王効農夫妻は、先日一枚の写真を受け取った。差出人は日本の友人斉田輝正さん。昨年、観光客として上海を訪れた斉田さんは、王さんの家に五日間住み込み中国人の家庭生活を体験。この時の交流を通して、王さん一家と斉田さんの間に友情が生まれたのだ。斉田さんのように「名所旧跡を見るだけでなく、中国の普通の人々の生活も体験したい」と願う外国人観光客は多い。これに着目したのが上海市普陀区の観光部
Author: 池倩 Year 1999 Issue 8 PDF HTML
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30. 切り紙工芸家·劉靱さん
北京オリンピック招致委員会が昨年のシドニー·オリンピックの際、中国の切り紙を持参して、招致会場に展示したことが話題になった。切り紙の一部は、国際オリンピック委員会の委員たちにも贈られた。その作者が、劉靱(リュウレン)さん(四四)だ。北京代表文化の一つ劉靱さんの作品に強く引かれた私は、友人の紹介で彼女と会うチャンスに恵まれた。見るからに情熱的な女性で、作品の精緻さはもちろん、その芸術的なセンスも私に
Author: 池倩 Year 2001 Issue 6 PDF HTML