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Your search : [ author:写真佐渡多真子
文 原口純子] Total 4070 Search Results,Processed in 0.093 second(s)
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2951. 新中国初のパイロットを育てた日本人教官たちの「里帰り」
中国の友人たちと再会一九四五年に日本が降伏した後、遼寧省南部にいた関東軍第二航空第四練成飛行隊の三百余人は、行き場を失った。中国共産党に指導された東北民主連軍は、この日本兵たちを受け入れ、人道的に待遇した。林弥一郎隊長(少佐、当時三十四歳)に率いられた彼らは、後に東北民主連軍航空学校の創立に参加し、新中国における最初のパイロットを養成した。彼らは中国の同僚たちと深い友情で結ばれた。一九五〇年代、彼
Author: 高海寛=文 張東賀=写真 Year 2007 Issue 12 PDF HTML
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2952. 年越しの爆竹禁止から制限へ
薄れた伝統的習慣まもなく年末。新しい年がまたやって来る。しかし中国人にとっては、旧暦の新年である春節こそが盛大に祝うべき祝日。普通の社会生活では新暦を使って生活しているが、この時期になると、知らず知らずのうちに旧暦で日付を数えている。伝統的な習慣によれば、「臘月」(旧暦の十二月)に入ったら年越しの準備をする。北方の民謡に年越しの準備を歌ったものがある。「(旧暦)二十三日は『糖瓜』(かまどの神に供え
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2007 Issue 12 PDF HTML
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2953. 蚕をかたる 浙江篇(下)
「小麦は青々と、大麦は黄色に色づき、家々は養蚕に忙しい」― 江南一帯の童謡がこう歌っているように、大麦が色づき、春蚕(はるご)の繁忙季に入った月上旬、わたしたちは浙江省の省都杭州市をあとにして、銭塘江ぞいに東進し、養蚕の里海寧県に向かった。途中、桑畑がだんだん多くなる。一叢(ひとむら)一叢の桑の木の、すくすくとのびた枝には、もうてのひら大の若葉がぎっしりとついている。蚕の神の物語養蚕の地とあって、
Author: 文·丘桓興 カメラ·魯忠民 Year 1985 Issue 10 PDF HTML
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2954. 第十五話 烤羊肉と涮羊肉―元
晩年のジンギスカンは道教びいき 老道士の丘処機を招いて政治の話を聞いたその孫のフビライは儒教、仏教を好んだ 国号の「元」も儒教の教典『易経』から取ったネパールから工匠を招いて白塔を建てた 北京っ子の羊肉好きは元代かららしい 北京の名物料理「烤羊肉(カオヤンロウ)」や「涮羊肉シュアンヤンロウ」も ルーツはジンギスカンやフビライが絡(から)んでいるジンギスカンと白雲観元の太祖ジンギスカン(一一六二~一
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 3 PDF HTML
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2955. ITツールでつながる社会
最も身近な通信手段二十三歳の蘇涵(そかん)さんは、ウィークデーの朝九時から夕方五時まで不動産会社で働き、ほとんど残業のない規則的な生活をしている。友人とは、携帯電話やショートメッセージ(携帯間メール)、電子メール、チャットなどで連絡を取り合うことが多い。日本で働く姉との連絡には、MSN(マイクロソフトのウェブサイト)のメッセンジャーを使っている。このサービスを使えば、お互いの姿を見ながら会話ができ
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 3 PDF HTML
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2956. 工場の女の子
北京郊外のアパレル工場で働く女の子たち。十畳ほどの宿舎には、二段ベッドが四組あり、八人が暮らしている。テレビも、鏡台も、個人の机もない。ベッド一つ分だけが彼女たちの空間。仕事は朝八時から夕方六時まで。一日二時間から四時間の残業がある。週末に写真を撮らせてもらう約束をしていたが、それから三週間、土日の出勤が続き、日程が組めなかった。日本の暮らしに比べると、生活はずいぶん過酷なように思う。けれども、彼
Author: (写真/文 佐渡多真子) Year 2003 Issue 3 PDF HTML
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2957. バラック地区のいまむかし
上海市の貧民区は、かつて「バラック地区」とも「都会の中の村」とも呼ばれた。一列一列並んだ古い住宅は、ゆがんで傾き、乱雑なまでに込み合っていた。上海のバラック地区は前世紀末までに、敷地面積365万平方メートルもあった。相当数の上海人が、下水道もなければ、都市ガスも洗面所もない劣悪な環境で暮らしていたのだ。バラック地区に住み着いた「初代」の多くは、二十世紀初頭に長江以北の省市から、たとえば江蘇省北部や
Author: 陸傑=写真 程乃珊=文 Year 2003 Issue 3 PDF HTML
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2958. ベネチア国際映画祭グランプリ賈樟柯さん
今年三十六歳の若手映画監督の賈樟柯は、すでに六本の映画を撮り、中国における「第六世代」映画監督の代表的人物として広く知られている。最新作『三峡好人』が昨年、第六十三回ベネチア国際映画祭の最高賞である金獅子賞に輝いた、今もっとも注目される映画監督の一人である。一九九一年、二十一歳の賈樟柯は山西大学で美術の勉強をしていた。ある日、彼は友だちと会う約束をしていたが、相手はやって来なかった。がっかりした彼
Author: 写真·劉世昭 文·高原 Year 2007 Issue 2 PDF HTML
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2959. ビールは暮らしを楽しむパートナー
バーの雰囲気をエンジョイ夕暮れ時、北京のあるイタリア風のバーに友人五、六人と一緒に飲む李博さん(四十八歳)の姿があった。オレンジ色の照明、落ち着いた耳ざわりのよい音楽、イタリアンビールの芳醇な香りにつつまれ、和やかで楽しいときを過ごしている。商売をしている李さんは、仕事の都合上、週に三、四日はバーでさまざまな友人と飲む。人との付き合い方として最も好きなのがビールを飲むことなのだという。ビールはアル
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2007 Issue 2 PDF HTML
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2960. 女児の命を大切にする客家(はっか)の村
豊かな自然に囲まれ、風水に恵まれた湖南省桂陽県·陽山村。子孫の教育に力を注いだこの小さな村には、かつて進士や貢生、挙人など多くの人材を輩出し、数百年にわたって素朴で善良な民俗気風を守り続けた客家の伝統が色濃く残っている。悠久の歴史をほこる客家の村初秋、湘南(湖南省南部)にある桂陽県を訪れた。残暑もすっかりなりをひそめた季節だというのに、この地の野山は依然として深い緑に覆われていた。湿っぽい空気には
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2007 Issue 2 PDF HTML