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Your search : [ author:文·写真 劉東平] Total 774 Search Results,Processed in 0.085 second(s)
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101. 現代に残る「桃源郷」―江西省婺源
江西省東北部の婺源(ウーユアン)県は山深い、景色の美しい、静かな田園である。古風で飾らない家々や人々の生活が残っており、さながら現代の「桃源郷」のようだ。婺源に県制がしかれたのは唐の開元二十八年(西暦七四〇年)のこと、一九三〇年代までは、安徽省の徽州(ホイチョウ)に属していた。高い峰々が立ち並び、渓流が網の目のように流れる。古木が空高くそびえ、至るところに鍾乳洞がある。唐宋時代からの観光地で、よく
Author: 文·写真郭実 Year 1996 Issue 9 PDF HTML
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102. 国際大賞を受けた「富貴魚鑲面」
「京醤茄子挟餅」「富貴魚鑲面」北京なす。この料理には豚のひき肉も使う。中国料理は山東、江蘇、四川、広東の四大料理のほか、北京、上海、広東省の潮州·汕頭(スワトウ)など各地に固有の料理が発達して競い合い、今では八、十、十二、十五の系統に分ける人も出てきた。上海料理にも錦江(チンチアン)、莫家(モーチア)、梅家(メイチア)の三派があり、ここで紹介するのは梅家料理である。梅家料理は、一九三八年に開いた上
Author: 文·写真 狄華 Year 1996 Issue 9 PDF HTML
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103. 北京の新景観
1949年の新中国成立以降、三千余年の歴史を持つ古都北京は大きな変化をとげ、旧北京市面積の10倍に相当する計2億1700万平方メートルの各種家屋を建設している。現在、全市の人口は1100万人弱、市区人口は600余万人、毎日の流動人口は329万人強となり、近年、北京を訪れる海外の旅行者は延べ200余万人に上る。現在の北京市都市計画面積1040平方キロ内では、過去15年間に3470万平方メートルの各種
Author: 文·写真 馮進 Year 1997 Issue 5 PDF HTML
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104. 森を守る人たち 王朗自然保護区
王朗(ワンラン)自然保護区は四川省平武(ビンウー)県岷山(ミンシャン)山脈の南麓の原始林の中にあり、中国が一九六五年にパンダを保護するために設けた最初の自然保護区の一つである。北は南坪(ナンビン)県の九寨溝(チウチャイコウ)に接し、西は松潘(ソンパン)県の黄竜(ホァンロン)と連なり、この三つの風景優美な地方は三個の真珠のように輝いている。王朗はもともとチベット族の人名だといわれ、次のような伝説があ
Author: 文·写真 郭実 Year 1997 Issue 5 PDF HTML
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105. 天然の動物園唐家河自然保護区
私たちの車が唐家河(タンチャホ)自然保護区に入った直後、茂みから一匹のリスが道に飛び出して来た。運転手は急いでスピードを緩めたが、リスは私たちをじっと見つめたあと、道を横切ってまた茂みに走り去った。人々は唐家河を動物の天国と呼んでいる。岷山(ミンシャン)山脈の支脈にある摩天嶺(モーティエンリン)の南面は、パンダが最も多く生息している地域であり、そのため唐家河自然保護区がここに設けられた。行政区とし
Author: 文·写真 郭実 Year 1997 Issue 6 PDF HTML
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106. 聶衛平九段 ギネスを更新
二〇〇〇年二月、四十八歳の聶(しよう)衛平九段は、四川省雅安県で、これまでのギネス記録を上回る百五十人という人数を相手に多面打ちを行った。一三六勝一一敗三持碁、勝率九二·五%という成績だった。多面打ちは朝九時半から夜十時五十一分まで、十二時間二十一分もかかる長丁場だった。L字形に並べられた碁盤は百五十面、百メートルにもなる。聶九段は、定先(じょうせん)から三子までの相手に、計二万手近くも石を打った
Author: 文 写真·何彬 Year 2000 Issue 6 PDF HTML
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107. 湯気とともに始まる一日
寒い朝。職場に向かう人々が、ちょっぴり身をかがめながら足早に通り過ぎていく。街角の食堂の店先に並んだ蒸籠(せいろ)から、白い湯気が濛々と立ち上っている。すべてが凍てついたような街の風景に、温かみを添える優しい湯気。人々は吸い寄せられるように足を止め、包子(バオズ)(肉まん)の入った蒸籠や油条(ヨウティアオ)(棒状の揚げパン)を揚げる大鍋の中をのぞき込む。都会の朝が慌ただしいのは、おそらくどの国でも
Author: 文 写真·林望 Year 2001 Issue 1 PDF HTML
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108. 六百人の「捨て子」に捧げた愛
花柄のスカーフを深々と被った村の女が、涙を拭(ぬぐ)いながら石畳の路地裏を歩いてきた。女はとある人家の前で足を止め、胸に抱えていた段ボール箱をそっと下ろした。古びた木の扉をトントンとノックすると、女は決心したかのように踵(きびす)をかえして闇の中に消え去った。ドアが開き、女主人·労秀玉さん(56)の顔がのぞいた。ほの暗い明かりが段ボール箱を照らす。その中には、弱々しく青白い顔をした嬰児が背中を丸め
Author: 文 写真·鄧勃 Year 2001 Issue 2 PDF HTML
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109. 天台山の仏学院に学ぶ少年僧たち
中国仏教の最初の宗派·天台宗の誕生の地である天台山国清寺は、海に近い浙江省東部の天台県にある。境内には大小の寺院が十数カ所あり、僧侶は数百人を数える(詳しくは本誌二〇〇〇年八月号の「中国古寺巡礼」で紹介した―編集部)。 ここに、次代を担う僧侶を養成する「天台山仏学院」が開校して二年経つ。どんな若者が、何を考え、どういう修行を積んでいるのだろうか。仏門に入る浙江省の省都、杭州から東南へ二百二十キロ、
Author: 文·写真 張望 Year 2001 Issue 8 PDF HTML
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110. 年に一度の夢の生活
北京での生活が長くなり、片のにぎやかだった春節(旧正月)への印象は、だんだんぼんやりとしたものになってしまっていた。昨年、私は福建省南部(別称·閩南)で、久しぶりにイベント盛りだくさんの春節を過ごした。閩南の民間には、昔から、「冬至はあらゆることが好転し、万物が息を吹き返す」という、言い伝えがある。「冬至の大掃除」という言薬もあるように、この日から、一家あげて庭を清め、寝具をばらして叩きなおし、新
Author: 文 写真·狄 華 Year 2002 Issue 2 PDF HTML