江西省東北部の婺源(ウーユアン)県は山深い、景色の美しい、静かな田園である。古風で飾らない家々や人々の生活が残っており、さながら現代の「桃源郷」のようだ。婺源に県制がしかれたのは唐の開元二十八年(西暦七四〇年)のこと、一九三〇年代までは、安徽省の徽州(ホイチョウ)に属していた。高い峰々が立ち並び、渓流が網の目のように流れる。古木が空高くそびえ、至るところに鍾乳洞がある。唐宋時代からの観光地で、よく...
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江西省東北部の婺源(ウーユアン)県は山深い、景色の美しい、静かな田園である。古風で飾らない家々や人々の生活が残っており、さながら現代の「桃源郷」のようだ。婺源に県制がしかれたのは唐の開元二十八年(西暦七四〇年)のこと、一九三〇年代までは、安徽省の徽州(ホイチョウ)に属していた。高い峰々が立ち並び、渓流が網の目のように流れる。古木が空高くそびえ、至るところに鍾乳洞がある。唐宋時代からの観光地で、よく...