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Your search : [ author:章瑞年] Total 10 Search Results,Processed in 0.105 second(s)
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1. 人民代表全國各地を視察
第一期全國人民代表大会の千二百余名の代表のうちの大部分の代表たちは、第二回会議を前に各地を視察してまわつた。いずれも五月下旬から一カ月近くの間、計画的に、ひじように廣い地域にわたつて視察してまわつた。まず自分の選挙区や生まれ故鄕に出かけ、そのほかにも方方へ足をのばして、その地区の政府の活動狀況を調査したり、人民の意見に耳をかたむけ、間もなくはじまる第二回会議で発言するための準備をととのえた。ひろい
Author: 章瑞年 Year 1955 Issue 9 PDF HTML
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2. 徐水県の水利網
北京発漢口(かんこう)(ハンカオ)行の列車に乘り込んだわたしは四時間あまりののち、ちいさな中間駅のプラツトホームに降り立つた。そこが徐水(じよすい)(シユイシウイ)駅である。貨車からおろされた農機具や肥料、種子、苗木などを山積みにして、ゴムタイヤの荷車が長蛇のような列をつくりながら廣びろとした平野のかなたへとすすんでゆくのがみられた。どの村の家々の壁にも、大きな文字で標語が書いてある。「全縣水利化
Author: 章瑞年 Year 1958 Issue 6 PDF HTML
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3. 電化を実現した馬頭人民公社
闇夜に馬頭(マートウ)人民公社の小高いところに立つて周囲を眺めると、遠近をとわず、いたるところに電燈の光がまたたいている。このすばらしい様をたたえて公社の社員たちは、「人民公社力つよし発電所は放つ幸福の光飛虹塔下は不夜城をなす疑うらくはこれ天の星」という歌をうたつている。たしかに、広大な地域にまたたく電燈の光は、夜空にかがやく星を思わせる。一年前、わたしがはじめてこの地をおとずれたころは、夜ともな
Author: 章瑞年 Year 1960 Issue 5 PDF HTML
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4. 急速に発展する内蒙古の軽工業
ここ数年らい、内蒙古(ネイモンクー)自治区の大草原に多くの新しい町が生まれた。それらの町を訪れる人びとは、草原の人たちの購買力のめざましい増加に目をみはるにちがいない。さきごろわたしは錫林郭勒(シリンゴール)盟の新しい町―賽漢塔拉(サイハンタラ)を訪れたが、まず最初にひきつけられたのはきれいな百貨店だつた。店のなかは長衣に帶をまいた牧畜民たちでいつぱいである。商品ケースのうしろの棚には、絹織物、皮
Author: 章瑞年 Year 1960 Issue 8 PDF HTML
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5. 大躍進をつづける中国人民
二月の上旬といえば、北京はまだ真冬である。だが、第一期全国人民代表大会第五回会議のひらかれている壞仁堂はもう春のいぶきにみちみちていた。全国の各地からあつまつた一千余名の人民代表は興奮と喜びにあふれて一九五八年度の国家予算を審査、承認し、一九五八年度の国民経済計画を決定し、さらに漢語表音案その他いくつかの重要な決議を採択した。一九五八年の年頭にあたつて過去をふりかえり、未來へ思いをはせる全代表は全
Author: 章瑞年(チヤンルイネン) Year 1958 Issue 4 PDF HTML
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6. どこまでも区民のために
北京市の地図をみると、城壁にかこまれた市内がきちんと七つの行政区にわかれているのが一眼でわかる。そのなかの西南よりの角にあるわりに大きな区が宣武(せんぶ)(シユアンウー)区である。もともと宣武区は勤労者の居住区域であつたし、いまも居住者の多くは労働者や家内手工業者や小商人である。解放前この人たちにはなにひとつ政治的権利といつたようなものがなく、区のやることに意見を出すなどということは、もちろんでき
Author: 章瑞年(チヤンルイニエン) Year 1956 Issue 2 PDF HTML
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7. 蜀道の険は征服された
夜汽車で宝鷄へ蘭州(らんしゆう)(ランチヨウ)行きの列車は、西安(せいあん)(シーアン)をすぎても、なお西へ西へとはしりつづける。しだいに興奮してきたわたしは、十二時をすぎても目がさえて眠れなかつた。あす開通する陝西(せんせい)(シヤンシー)省宝鶏(ほうけい)(パオチー)から四川(しせん)(スーチユアン)省成都(せいと)(チヨントー)への初の直通列車に便乗することで、わたしは頭がいつぱいだつたので
Author: 章瑞年(チヤンルイニエン) Year 1956 Issue 10 PDF HTML
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8. 祖国の大空をかける
たそがれ……やわらかい日ざしが五月の草原をてらしている。大空に浮かんだ雲が風にのつてゆつくりながれてゆく。その雲のかなたからかすかな爆音がきこえてきたかと思うまもなく、銀色の飛行機が目の前にあらわれ、まるで小鳥がねぐらへかえつてくるように、両翼をふりながら滑走路におりてきた。ここは內蒙古北部のハイラル空港である。操縱室からおりたつた、みるからに健康そうな操縱士は、わたしをみるとにつこりうなずいた。
Author: 文とカメラ 章瑞年(チヤンルイニエン) Year 1957 Issue 9 PDF HTML
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9. 大興安嶺の林区を行く
晩春のある朝、わたしは銀白色の森林パトロール用の飛行機にのりこむと、ホロンバイル草原のハイラル飛行場を出発して、大興安嶺(だいこうあんれい)(ターシンアンリン)の森林の上空へむかつた。空は靑く澄んで、雲の影ひとつない。約一時間後には、草原は視界から消えて、起伏する山山がつづく。山の木立は次第に色濃くなつて、まもなく見わたすかぎり暗綠色の樹海になる。河が数條、帶のように谷間を縫つて光つている。そうし
Author: 章瑞年(チヤンルイニエン) Year 1957 Issue 11 PDF HTML
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10. 揚子江大鉄橋開通
武漢揚子江(ぶかんようすこう)(ウーハン·ヤンツーチヤン)大鉄橋が開通した。中国人民の幾百年來ゆめみてきたことがついに実現した。わたしが北京から武漢へかけつけたのは、その開通式の前日のことである。現地へつくと、なにはともあれ、大鉄橋へといそいだ。遠くからみる大鉄橋は、まるで地平線のかなたに浮かぶ灰色の鉄の長廊のようだ。やがて近づくにつれて、しだいに大鉄橋の高さが感じられる。そのたもとにたたずむと、
Author: 章瑞年(チヤンルイニエン) Year 1957 Issue 12 PDF HTML