闇夜に馬頭(マートウ)人民公社の小高いところに立つて周囲を眺めると、遠近をとわず、いたるところに電燈の光がまたたいている。このすばらしい様をたたえて公社の社員たちは、「人民公社力つよし発電所は放つ幸福の光飛虹塔下は不夜城をなす疑うらくはこれ天の星」という歌をうたつている。たしかに、広大な地域にまたたく電燈の光は、夜空にかがやく星を思わせる。一年前、わたしがはじめてこの地をおとずれたころは、夜ともな...
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闇夜に馬頭(マートウ)人民公社の小高いところに立つて周囲を眺めると、遠近をとわず、いたるところに電燈の光がまたたいている。このすばらしい様をたたえて公社の社員たちは、「人民公社力つよし発電所は放つ幸福の光飛虹塔下は不夜城をなす疑うらくはこれ天の星」という歌をうたつている。たしかに、広大な地域にまたたく電燈の光は、夜空にかがやく星を思わせる。一年前、わたしがはじめてこの地をおとずれたころは、夜ともな...