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Your search : [ author:李暁一] Total 38 Search Results,Processed in 0.122 second(s)
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1. 水仙
水仙(スイセン)ば昔から中国人民に愛されている花である。スイセンは、その姿が美しいだけでなく、色も上品で、かおりもよい。それにもましてこの花のよさは、他の花々が散ってしまった冬の終りから早春にかけて花を咲かせ、大地のよみがえる春のおとずれをつげることにあるのである。そうしたことから、中国人民は、旧正月になると、スイセンを買ってきて部屋に飾り、祝日のふん囲気を盛りあげる。スイセンにまつわる伝説中国に
Author: 李暁一 Year 1975 Issue 3 PDF HTML
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2. 雲南の「三七」
「人参」(本誌一九七三年十二月号参照)ははやくからその名をよく知られている。だが、この「人参」とおなじような貴重薬種が中国にはたくさんある。雲南省特産の名薬―「三七」がそのひとつである。各種の用途「三七」はウコギ科人参属の多年生草本。その栽培は容易でなく、播種してから三年ないし七年後にやっと収穫できる。そのため、産地の人びとは「三七」とよぶ。また、その葉が人参のそれとよく似ているところから「参三七
Author: 李暁一 Year 1975 Issue 5 PDF HTML
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3. 竹
竹は中国人民の生活と深いつながりをもっている。その姿はいたるところでみかけるし、画家によってえがかれ、園林にもそれが配されているのはいうまでもない。しかし、竹の「世界」といえば、その産地である江南地方をあげなければならない。そこには大きな竹林があり、庭には竹がみどりを添えている。言うなれば山も、川も、庭も、竹によって風情を増しているのである。竹が愛されるのは、年中みどりの葉をのばして人の目を楽しま
Author: 李暁一 Year 1975 Issue 6 PDF HTML
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4. 蓮
中国では昔から、蓮(はす)は観賞用として、また、食川·薬用として愛され、珍重されてきた。五千年前の蓮の実プロレタリア文化大革命のさなかに、河南省鄭州大河村にある仰韶文化の建物の遺跡で、礎石の下から二個の蓮の実が発掘された。科学的測定によって、それはいまから五千年以上もまえのものであることが確かめられている。蓮の栽培については早くも二千六百年まえに著(しる)された『管子』という書物の中に「五沃之土生
Author: 李暁一 Year 1975 Issue 8 PDF HTML
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5. 桐(きり)
木製の家具は日常生活にかかせないもののひとつだが、その種類はとても多い。ところで、使用する木材が違えば、家具の出来上りも違ってくる。そうしたことから、人びとは家具をえらぶときには、見た目の美しさだけでなく、使われでいる木材の良否にもよく注意する。中国土畜産輸出入公司があつかっている桐の板と桐製の家具は、外国の人びとからたいへんよろこばれている。すぐれた材質かつて中国では「材質として一番よいのは柏、
Author: 李暁一 Year 1976 Issue 2 PDF HTML
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6. 友誼の旋律
「さくらの国」日本から訪れた名古屋電気工業高等学校吹奏楽団の若い芸術の使者はすでに帰国したが、かれらが演奏した美しい曲はいまも耳にのこっている。中国人民と中国の青年にたいする深い友情にあふれるかれらの笑顔は美しいさくらの花のようにいまも目にうかぶ。すばらしい演奏広い民族文化宮は日本から訪れた若い芸術の使者の演奏に耳を傾ける熱心な聴衆で埋まっていた。うねりさかまく 荒波こえて 日本と中国 友好の旗
Author: 李暁一 Year 1976 Issue 6 PDF HTML
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7. 汾酒
「汾州府の汾陽の城(まち)(山西省中部に位する汾陽県)から、三十里行きゃ杏花村、うまい酒がかもされて、……」というのは有名な民謡の一節である。この民謡はいつの時代にできたのかは分からないが、ふるくから伝えられてきたものだということだけは確かだ。この民謡をなかだちとして、酒をたしなまない人でも杏花村で美酒がかもされているのをよく承知している。この村でかもされる美酒を、汾酒という。汾酒は昔から全国にそ
Author: 李暁一 Year 1977 Issue 4 PDF HTML
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8. 盆栽と盆景
人口密度の高い都会で、庭つきの家に住める人はそう多くはない。北京でもさいきんは四、五階建てのアパートが多くなっているから、庭つきの家などは、まず望めそうもない。そうなると、草花や樹木を植えて、生活環境を美しくしたいという人びとは、おのずと盆栽や盆景を手がけて楽しむようになる。中国の盆栽と盆景は、中国独特の風格をそなえている。そういうこともあって、広州で毎年春と秋に開かれる輸出商品交易会にもこれが展
Author: 李暁一 Year 1977 Issue 9 PDF HTML
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9. 落花生
落花生は多くの人に好まれ、世界五大州のどこにもある。中国の落花生の作付け面積と収量はともに世界第二位である。その落花生にはどういう長所があるだろうか?まずその別名―長生果(長生きする果物の意)から語ろう。長生果のはなし中国の落花生の名産地、山東省の蓬萊県に、宋の時代に建てられた蓬萊閣という建物がある。昔、そのあたりに一人の老人が住んでいた。老人はある日、名も知れぬタネを手に入れ、好奇心からそれを庭
Author: 李暁一 Year 1977 Issue 12 PDF HTML
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10. 碭山酥梨(グアンサンスウリー)
ナシは温帯の果物で、その原産地は中国。栽培がはじまってからもう二千五百年あまりになる。中国のナシは、種類がとても多く、その産地も広範囲にわたっている。長い年月、勤労者は心をこめて栽培にあたり、すぐれた品種を数多く育成してきた。今回の展覧会に出品されている碭山酥梨、鴨梨(ヤーリー)、雪花梨、萊陽慈梨(ライヤンツーリー)、京白梨、蜜梨、香水梨などは国の内外をとわずひじょうに喜ばれるものである。碭山酥梨
Author: 李暁一 Year 1977 Issue 60 PDF HTML