Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:李暁一] Total 38 Search Results,Processed in 0.124 second(s)
-
31. 骨折·ねんざ
ころんだり打ったりして、筋肉や骨、気血、内臓が損傷を受けた場合、漢方医学では骨傷科に属する。症状は外傷が出血、内傷が気血の停滞、うっ血、ねんざ、骨折など。この方面では完ぺきな理論体系が確立されており、多くの独特な治療法がある。漢方薬による治療法は内用、外用の二種類。骨折に効く漢方薬服用する薬は、大別して三段階で異なる。まず骨折初期。血腫ができる段階で、ケガして一週間前後。外傷による骨折後、うっ血の
Author: 本誌·李暁一 Year 1990 Issue 9 PDF HTML
-
32. 扁桃腺炎
扁桃腺炎はよく見られるノドの病気。漢方医学では「乳蛾」と呼んでいる。これにかかると扁桃が大きく腫れ、カイゴガに見えるのでこの名がある。子供や青·壮年がかかりやすい。春、秋の発病率が最も高い。ノドの激痛、発熱、片側あるいは両側の扁桃が肥大するなどが主要症状。発病メカニズム扁桃腺炎には急性、慢性がある。漢方医学では、急性のものを「風熱乳蛾」、慢性のものを「虚火乳蛾」と言う。急性扁桃腺炎は、風熱あるいは
Author: 本誌·李暁一 Year 1990 Issue 10 PDF HTML
-
33. 難病の少女に「愛の長城」
二月の初め、北京の全市民が中国の伝統的な祝日である春節(旧正月)の休みを楽しんでいたとき、ある十三歳の少女が病気にかかったというニュースが伝えられた。少女は楊暁霞といい、いま北京軍区総病院に入院し治療を受けている。彼女がかかったのは病名不明の悪魔のような病気だった。その両手は潰爛(かいらん)し、右の前腕がすでに切断されているが、傷口は癒(ゆ)合(ごう)するどころかただれ続け、左手もすでに半分が潰爛
Author: 本誌·李暁一 Year 1995 Issue 6 PDF HTML
-
34. 大蒜(にんにく)
大蒜(にんにく)は調味料としても漬物としてもよく食膳にのぼり、またさまざまな効きめを持つクスリとして民間によく知られている。にんにくは、食欲をそそり、消化をたすけ、殺菌力があるばかりでなく栄養もゆたかである。それで中国の家庭では、にんにくやにんにくの漬物をいつもかかさずにそなえておく。漬物としての にんにく中国では、ずっと昔からにんにくを食用としてきた。しかもその食べ方はさまざまで、調味料にしたり
Author: 郭文場 李暁一 Year 1975 Issue 10 PDF HTML
-
35. 蛇蛇薬その他
中国は温帯、亜熱帯、熱帯にまたがっており、面積が広く、物産もゆたかである。また、動物、植物のいずれにもたいへんめぐまれている。なかでもヘビ類がかなり多く、全国各地に分布しているが、ヘビの数が多くて有名なのは蛇島である。蛇島は、遼東(リヤオドン)半島の西方海上に浮ぶ全長約一·五キロ、幅〇·七五キロの小さな無人島。草木が生い茂り、奇岩怪石がいたるところにみられる。そこでは草むらにとぐろをまいたり、岩の
Author: 郭文場 李暁一 Year 1975 Issue 12 PDF HTML
-
36. 白果(ぎんなん)
中国では、寒い冬の朝など、よく熱いカユをフウフウいってすする。カユのなかには乾燥した木の実をいれたりするが、ぎんなんもそうしたものの一つである。ぎんなんは中国の特産で、その核が白いところから中国では白果(バイグオ)といわれ、イチョウの木も白果樹と呼ばれている。白果樹の生長はいたっておそく、一名公孫樹(ゴンスンスウ)とも呼ばれている。それは祖父の代に植えた木が、孫の代になるころやっと実を結ぶというと
Author: 張義君 李暁一 Year 1976 Issue 1 PDF HTML
-
37. 茘枝(れいし)
中国には茘枝(れいし)という独特な風味をもつくだものがある。アンズほどの大きさで、赤い色をした固い皮におおわれ、水気の多い白い果実はあまくてじつに美味しい。珍しいくだもの昔から中国の文人·学者の多くは茘枝にちなんだ詩や文章をつくり「百果のうち、一つとして比べうるものなし」とたたえている。宋代の有名な詩人蘇東坡(一〇三七年~一一〇一年)は、その詩のなかで「日に茘枝を三百顆啖(こくら)えば、長く嶺南の
Author: 郭文場 李暁一 Year 1976 Issue 7 PDF HTML
-
38. 菊
菊のふるさと菊(キク)の栽培はいまでは世界中でひろくおこなわれ、種類もひじょうに多い。ところで、このキクのふるさとはどこかというと中国なのである。中国でのキク栽培の歴史は長く、三千年以上もまえからおこなわれている。戦国時代(前四七五年~前二二一年)の書物には「季秋之月、菊有黄華」とある。これは早期に栽培されていたキクが野生ギクとほとんど同じで、色が黄色だったことを物語っている。そのころのキクは観賞
Author: 郭文場 李暁一 Year 1977 Issue 0203 PDF HTML