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Your search : [ author:李暁一] Total 38 Search Results,Processed in 0.154 second(s)
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21. 女性常用薬
女性は、生理機能が特異であるため、各種の婦人科疾患にかかりやすい。なかでも、臨床的によく見られるのが帯下(こしけ)、月経不順、月経痛等の症状である。帯下女性が性成熟期に入ると、膣から少量の分泌物がある。月経の前後や妊娠初期には、その量が少し多くなるが、これは正常な生理現象であって、別に病気ではない。膣からの分泌物が病的に増えてくると、帯下となる。帯下は、その色によって白帯下、紅帯下に分けられるが、
Author: 本誌·李暁一 Year 1989 Issue 4 PDF HTML
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22. 神経衰弱治療薬
神経衰弱は、漢方医学でいえば“不眠”症にあたる。その症状はさまざまだ。なかなか眠りに入れない人、少し寝るとすぐさめてしまう人、眠りの浅い人、夜まったく眠れない人……。神経衰弱の原因は、心労過多、あるいは精神の極度の緊張が引き起こす内臓機能障害によるものが多い。神経衰弱の治療に漢方薬が理想的なのは、まず、服用しても薬の中毒にならないこと。そして、副作用がない。ただ注意を要するのは、この種の漢方薬は数
Author: 本誌·李暁一 Year 1989 Issue 5 PDF HTML
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23. 人参蛤蚧精
老化防止、長寿延命によく効くことで有名なのが、この「人参蛤蚧精(にんじんこうかいせい)」。蛤蚧はハチュウ類の一種で、やもりのような形をした動物だ。男性の更年期によくかかる病気の予防·治療に、また体の機能の早期衰えにすばらしい効果を発揮するのがこの漢方薬。男性更年期の症状更年期とは、初老期のこと。男性、女性を問わず、性腺(男性は睾丸、女性は卵巣)の機能は、大体五十歳前後で衰えを見せていくのが普通。女
Author: 本誌·李暁一 Year 1989 Issue 6 PDF HTML
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24. 老化防止薬
「年を延ばして寿に益する」、あるいは「老いを返して童年にもどる」。いずれも、古今を問わず人びとがよく口にし、よく夢想した願い事だ。「青春宝」。この夢想の実現に奇効があるとされるのが、この漢方薬。世界的によく知られているものだ。民間から宮廷へもともと「青春宝」は、民間に伝わるか薬で、製法はほとんど秘密にされていた。「青春宝」は、処方·配合にいろいろと工夫が凝らされた独特の漢方薬、と言っていい。明代の
Author: 本誌 李暁一 Year 1989 Issue 8 PDF HTML
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25. 狭心症
狭心症にかかる人は多い。冠状動脈の硬化性狭窄、梗塞によって心臓への血液供給が不十分となるため、胸苦しさ、心臓の痛み、動悸、息苦しさを覚えるのが、狭心症の症状だ。臨床的に見た場合の主要な症状は、前胸部あるいは胸骨のうしろに疼痛が走り、肩から左腕にもそれが広がる。発作は数分間続き、胸が締めつけられるような感じや窒息感を伴う。発作要因いろいろ狭心症に関する記載は、すでに紀元前五世紀の医学書『黄帝内経』の
Author: 本誌·李暁一 Year 1989 Issue 9 PDF HTML
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26. 潰瘍
潰瘍で代表的なのは、胃潰瘍と十二指腸潰瘍。漢方医学から見ると、潰瘍は、「胃脘痛」の範ちゅうに入り、俗に「胃気痛」と呼ばれている。青·壮年に患者が多く、女性より男性のほうに多く見られる。発病メカニズム潰瘍の発病メカニズムは、割合複雑だ。潰瘍は多くが、七つの感情、すなわち喜び、怒り、憂い、思い、悲しみ、恐れ、驚きが極度に達したために起こる。とくに、いつまでも心配したり過度に激怒したりして、長い間気がふ
Author: 本誌·李暁一 Year 1989 Issue 10 PDF HTML
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27. 肝炎
肝臓は右上腹にあって、人体の“化学工場”と呼ばれる。その生理と、生物化学的機能はかなり複雑だ。まず、肝細胞には胆汁を分泌する働きがある。次に、肝臓は人体に必要かつ重要な栄養物質であるたんぱく質、糖類、脂肪、ビタミンや一部の無機塩を酸化、還元分解、合成、貯蔵、調節するなどの大切な機能を持っている。漢方医学では、「肝は将軍の官なり」と言うが、外的侮辱をゆるさず、対策を講じる官のように、肝臓は、疾病の人
Author: 本誌·李暁一 Year 1989 Issue 11 PDF HTML
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28. リューマチ関節炎
リューマチ関節炎や擬似リューマチ関節炎は、よくかかりやすい病気のひとつ。漢方医学で言うと「痺症(ひしよう)」の範ちゅうに入る。伝統的な漢方医学·薬学は、この種の患者の治療に大きな実績を上げており、また特効ある多くの方薬を生み出している。発病メカニズム痺症は、気血の流れが滞り、経絡がつまるために起こる。肢体や関節、筋肉などが痛み、だるくなり、しびれ、また関節が腫れ上がり、時には変形したり、屈伸ができ
Author: 本誌·李暁一 Year 1989 Issue 12 PDF HTML
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29. 中風
漢方医学でいう「中風(ちゆうふ)」とは、脳出血や脳梗塞などをふくむ脳血管障害のことをさす。臨床では、主に、意識障害、片麻(へんまひ)痺(半身不随)、失語症、口と目のゆがみなどの症状が治療の対象になる。中風は心臓病、ガンと並んで、もっとも死亡率の高い疾患の一つ。とくに中高年では、日頃からの健康管理が必要と発病メカニズム五十歳以上の人に多発。女性より男性の方がかかりやすい。発病は季節や気候ともかかわり
Author: 本誌·李暁一 Year 1990 Issue 2 PDF HTML
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30. 下痢
排便の回数が増え、便が薄くなり、さらに排せつ物が水のようになる場合、その症状を下痢という。下痢はとくに夏や秋によくおこる症状の一つだ。発病メカニズム下痢の原因はいろいろある。夏や秋に湿熱の邪や寒冷の気を患うと、よく下痢になる。生ものや冷たいもの、油っこいものなどを食べ過ぎたり、不潔な食物を食べたり、あるいは暴飲暴食したりすると、脾や胃を傷つけ、運化不能のため水やかすが混じってしまい、下痢を起こす。
Author: 本誌·李暁一 Year 1990 Issue 6 PDF HTML