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Your search : [ author:写真·文 何竜盛] Total 488 Search Results,Processed in 0.436 second(s)
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41. 町内会のよろず屋さん
董秀芬さんは五十七歳、北京の西四北三条の胡同に住んで三十年になる。北京第一工作機械廠のフライス盤係を七年前に定年退職したが、すぐその年、街道(ジエダオ)弁事処(末端の行政組織)の幹部が彼女の能力や人柄を見込んで、胡同の居民委員会(町内会)の委員になってもらった。この胡同には二百戸ばかりの家があり、居民委員は五人いるが、みな現役を退職した女性で、董さんは九一年にその主任に選ばれ、今日に至っている。計
Author: 写真·文 郭実 Year 1995 Issue 8 PDF HTML
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42. 原始林の守り
オウンク族の猟民たちの取材をおえた私はエルグン河に沿って更に奥に進み、広大な大興安嶺の森林地帯に入っていった。モルダガ鎮に着いて、林業局の人に聞いたところでは、エルグン河の東側、南は安格林、北は恩和哈達、東は満帰で囲われた地帯が、いま中国に残る最大の原始林保護区だという。私の当初の考えは、この森林を通り抜けてエルグン河と黒竜江がつながる恩和哈達鎮まで行くということだった。ただしこの道にはバスは通っ
Author: 写真·文 郭実 Year 1995 Issue 8 PDF HTML
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43. 豊かさな目ざめた農村女性たち
甘肅省隴西(ろうせい)県は、省都蘭州市東南約50キロ、本誌4月号で紹介した定西県からそう遠くない黄土高原の中にある。年中干ばつに悩まされ、土地は瘦せ、中国でも最も貧しい地方の一つとされてきた。経済的貧困は精神的貧困につながる。この地方の女性の大部分は文字を全く、あるいはほとんど知らず、すべてを夫に依存し、その社会的地位は昔から向上するということがなかった。彼女らは、ただ子どもとかまどの周辺をはいず
Author: 写真·文 郭実 Year 1995 Issue 9 PDF HTML
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44. 「中国革命搖籃の地」井岡山の昨今
井岡山(チンカンシャン)は江西省西南部、羅霄(ルオシアオ)山脈の中に位置する。毛沢東、朱徳らの指導する労農紅軍が一九二〇年代に最初の武装闘争根拠地を築いた所。「中国革命搖籃の地」と呼ばれている。新中国成立後、この貧しいへき地の井岡山は絶え間なく開発、建設が続けられ、八四年に面積六六一平方キロ、人口五万四〇〇〇、四郷二鎮を擁する市になった。工業、農業、商業それに科学技術、教育とすべて一応の規模に発展
Author: 写真·文 郭実 Year 1995 Issue 9 PDF HTML
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45. 余生を音楽に
陳延沢先生は中学校で音楽を教えていた。三十三年間の教員生活だったから指導を受けた生徒はたくさんいる。私もその一人であるが、いい先生だったから、みんな先生を慕っていた。あれは一九七〇年のことだった。私はその頃甘家口中学の生徒だったが、ある日音楽の先生に呼びだされた。その頃の私は悪戯(いたずら)小僧だったので、何か授業中の悪ふざけを叱られるのかなと思っておそるおそる顔をだすと、意外にも、学芸会に参加す
Author: 写真·文 郭実 Year 1995 Issue 11 PDF HTML
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46. 「改革·開放」の旗手深圳特区
一九八〇年に設立された深圳経済特区は、十五年間の飛躍的な成長を経て、人口二万の小さな田舍町から人口三百万、年総生産五百六十億元に達する、上海、北京、天津、広州に次ぐ全国第五位の近代的大都市に発展した。統計によると、特区の総生産高は十五年来、年平均三五·九%の延びを示し、三年ごとに倍増した。中国では「改革開放」政策の全面的な進展に伴い、「対外開放都市」や「経済開放区」が全国各地で増えている。このよう
Author: 写真·文郭実 Year 1995 Issue 12 PDF HTML
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47. 二千年の歴史を持つ蜀の町―黄竜渓
四川省の省都成都(チョントウ)から西南九〇キロの所に景色のよい、素朴な人々の住む古い町黄竜渓(ホワンロンシー)がある。うねうねと続く錦江(チンチアン)が町の周りを流れ、川面には漁船が漂い、遊覧船が行き交う。青い石畳の道を行くと、横町には明、清時代の民家がびっしりと立ち並んでいる。町のそこここに、樹齢七百年を超える六本のガジュマルが葉を茂らせている。夕暮れ時、寺の鐘の音が響き渡るころ、家々からかまど
Author: 写真·文 郭実 Year 1996 Issue 6 PDF HTML
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48. 福建省南靖に見る客の土楼
福建省の西部地方に残る客(はっ)家(か)の土楼は、四百年ほど昔の明代に黄河中下流域から戦乱を逃れて南方に移住した人々―後に客家と呼ばれるようになった人々が建てた独特の住居である。匪(ひ)賊(ぞく)や野獣の襲撃を防ぐため、高くて堅固な、窓のない外壁に囲まれた土楼で、円形のものと方形のものとがある。記者はことし初め、土楼の取材のため南靖(ナンチン)県書詳(シユーシャン)郷を訪れた。この地方の山間部を車
Author: 写真·文 郭実 Year 1996 Issue 10 PDF HTML
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49. おもしろい野生パンダの習性
幼いころ動物園で私が最初に覚えた動物はパンダだったと思う。大きくなって初めてパンダが中国中西部に生息し、世界で絶滅にひんしている希少動物のひとつであると知った。調査によれば野生のパンダは現在およそ千頭にすぎないといわれる。記者としてぜひパンダの故郷をルポしたいと思い続けてきたが、ついに機会に恵まれた。昨年四月下旬、四川省林業庁の協力を得てパンダの生息地に足を踏み入れることができたのだ。成都から車で
Author: 写真·文 郭実 Year 1997 Issue 1 PDF HTML
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50. 北京空港拡張工事進む
北京首都国際空港は一九五五年に着工され、五八年に正式に開港した。約四十年を経て、数次の拡張を行ったが、客と貨物の輸送量が毎年増大し、諸設備が満足に対応できなくなった。現在、わずか計七万八千平方メートルのターミナルビルと付属施設で、内外の五十四航空会社の百六十八路線が運航され、国内六十二都市、海外五十二都市を結ぶ毎週千百三十一の定期便を扱っている。九五年には利用客が千五百万人を超え、設計能力をはるか
Author: 写真·文呉兵 Year 1997 Issue 1 PDF HTML