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Your search : [ author:本誌·池倩] Total 24 Search Results,Processed in 0.063 second(s)
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21. 「主食キシチン」
しばらく前に、学生時代の同級生のホームパーティーに招かれた。夕食に出た主食は見た目もきれいで、いい香りのする肉まんじゅうだった。招待客は口をそろえて奥さんの腕前を褒めたが、「彼女に作れるわけがないでしょう。僕が買ってきたものに火を通しただけ」と、ご主人はほほ笑みながら真相を明かした。いま北京に住んでいる若い主婦たちは以前に比べるとずいぶん恵まれている。調理済みのおかずがいくらでも店で売られるように
Author: 本誌·池倩(チーチエン) Year 1998 Issue 5 PDF HTML
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22. 北京でチャンスを狙う“上京族”
北京市は昨年十一月、地方から流入した北京在住者を対象に人口調査を行った。その結果、北京に滞在する外来人口は二百八十五万九千人に達することが明らかになった。現在の北京市の全人口は千八十五万、市街区では八人に一人、近郊では四人に一人が地方出身の流入人口ということになる。こうした“上京族”はなかなか北京に定着できないが、それでも首都の生活にあこがれて懸命に融け込もうと頑張る。成功のチャンスをつかむ者、落
Author: 本誌·池倩(チーチエン) Year 1998 Issue 9 PDF HTML
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23. 「工芸坊」
六月一日の子供の日、友人の于(ユイ)さんは娘を連れて東直門(トンチーメン)立体交差橋の近くにある五色土工芸坊(ウーツトウアーリエ)で楽しい一日を過ごした。彼女は、その日五色土で作った絞り染めのクッションをわたしにくれた。「自分でやってみると、伝統工芸のおもしろさが分かってくるわよ。今度一緒に行ってみない?」この二年ほどの間に、伝統文化に魅せられた人々が地方の民間に伝わる手工芸を大都市に持ち込んで工
Author: 本誌·池倩(チーチエン) Year 1998 Issue 10 PDF HTML
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24. 「茶芸館」
社長のSさんは、共同経営者と仕事の相談をするのに、五福(ウーフー)茶芸館を選んだ。茶を飲みながら話をすると、頭がはっきりして、良い考えが浮かぶ。騒々しい街中にあって、茶芸館のように静かな場所は相談をまとめるには打ってつけだろう。茶の故郷、中国には、喫茶の伝統がある。各地にさまざまなタイプの茶館があって、どの店も大勢の客でにぎわっている。北京の伝統的な茶館は非常に大衆化して、喫茶そのものより、北京色
Author: 本誌·池倩(チーチェン) Year 1998 Issue 11 PDF HTML