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Your search : [ author:写真佐渡多真子
文 原口純子] Total 4070 Search Results,Processed in 0.038 second(s)
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2811. 麻将ストリート
北京の初夏の夕暮れ時は、昼間の猛暑が嘘のように涼しくなり、気持ちいい。夕涼みがてら、什刹海(シーチャーハイ)周辺を歩くと、紫色のハスの花や、ピカピカ光る雑貨を売る行商人と出会う。個人営業のマッサージ師や理髪師が、よれよれになった白衣をはおり、屋外のリラクゼーション効果をフル活用して仕事をする光景を目にすると、私までなんだかほっとする。そんな什刹海も、最近では、おしゃれなスポットとして注目を集めてい
Author: 写真/文 佐渡多真子 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2812. 黒竜江省博物館 座式銅竜
黒竜江省博物館黒竜江省博物館は、総合的な博物館で、黒竜江省の省都、ハルビン市の中心にある。1922年に創設され、50年、ハルビン工業大学の科学研究所となり、54年に「黒竜江省博物館」と命名された。博物館はメーンビルとオフィスビル、倉庫ビルの3棟からなり、建築面積は1万6000平方メートルを超えている。博物館の主な建物は1904年に建てられた古典的なロシア式建築で、陳列面積は3000平方メートル、倉
Author: 文=魯忠民 写真=王露 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2813. 「私に何ができる?」が原点
四月十七日、河南省新郷市から北京豊台野球場まで、中国野球リーグ(CBL)の試合観戦にやってきた野球少年たちの日焼けした顔に、白い歯がこぼれた。視線の先には、差し入れのスナック菓子や飲料水を抱えた藤原利恵さんがいた。藤原さんは昨年八月から、北京にあるJICA中国事務所でボランティア調整員を務める。ボランティア調整員とは、青年海外協力隊員やシニア海外ボランティアの活動をサポートする担当者。彼女は中国大
Author: 文=林崇珍 写真=坪井信人 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2814. じわりと変わる日本語教育
中国の大学で、日本語学習に変化が起こっている。 日本語を学ぶ人が増えているだけではない。これまでのように、日本文学や語学を中心にした教育から、日本の社会や経済、文化など、「日本そのもの」を教えるようになってきている。 日本のアニメや漫画、流行の日本文化が、多くの学生の日本語を学ぶきっかけになっている。日本語ができれば就職に有利だというのも、学生にとってのメリットだ。
Author: 戴徳忠=文 劉世昭=写真 Year 2004 Issue 8 PDF HTML
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2815. メタンが変えた農村の暮らし
張秀松さん(六十一歳)は、万里の長城にほど近い、北京市延慶県八達嶺鎮裏炮村の農民である。息子二人と娘一人はすでに成人して働きに出たため、家には子育てを終えた夫婦が残った。彼の家の中庭には、都市の道端に作られた花壇のような長方形の菜園がある。菜園を囲むようにコウシンバラ、クジャクサボテン、観賞用のヒョウタンなどが植えられ、菜園にはトウガラシ、プチトマト、ピーマン、チンゲンサイなど、見た目も味も良い野
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2004 Issue 8 PDF HTML
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2816. 日系企業の密集地·無錫新区
長江デルタの中心に位置する江蘇省無錫市は、中国で指折りの美しさを誇り、資源も豊かな商業観光都市の一つである。日本との交流が盛んになった約二十年の間に、特に経済界での提携や交流を通して、数多くの美談が生まれている。無錫新区の長江路を歩くと、日本にいるのではないかと錯覚する。一キロにも満たない区間だが、ソニー、松下、CMK、ニコン、THK、ユニチカ、東海理化、古河金属、ケミコン、東洋通信など、日系企業
Author: 蒋群 路佳為=文 黄斌=写真 Year 2004 Issue 8 PDF HTML
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2817. 新旧が交わる北京の什刹海
中国の北方に位置し、乾燥した気候で水不足―。北京に対して、多くの人たちはそんな印象を抱いているに違いない。ところが、意外なことに北京城は水に沿って建てられていた。明·清時代、北京城内には北海、中海、南海、前海、後海、西海という六つの池があり、人々は前海、後海、西海の三つを合わせて「什刹海(シーチャーハイ)」と呼びならわした。北海と中海、南海は皇帝の専有であり、宮廷ならではの威風を備えている。什刹海
Author: 王浩=文 魯忠民=写真 Year 2004 Issue 9 PDF HTML
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2818. 我遊ぶゆえに我あり
楊曼殊ちゃんは、北京白雲路小学校の三年生。父親は郵便局員、母親は不動産管理会社の部門責任者をしている。両親はそれぞれ出張や残業が多く、娘と一緒に過ごす時間は短いが、曼殊ちゃんが友達を連れてくることもあまりない。宿題が多いだけでなく、いまどきの小学生は何かと忙しいからだ。彼女は、ピアノを毎日一時間練習している。住んでいるのは、よくあるアパートの2DK。二つある小さめの部屋は、両親が一つ、曼殊ちゃんが
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2004 Issue 9 PDF HTML
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2819. 新しい街
古い街並みの解体現場で、ブロックを運ぶ労働者。その側で、子どもがお父さんの真似をして遊んでいる。二〇〇八年のオリンピックに向け、北京の街は新しく生まれ変わっている。札幌冬季オリンピックのテーマソング『虹と雪のバラード』の「町が~できる~?
Author: 写真·文 佐渡多真子 Year 2004 Issue 9 PDF HTML
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2820. 大衆の声を聴く 胡錦涛主席
今年八十三歳の閻連秀(イエンリィエンシュー)さんは、河北省平山県西柏坡村に住む農民だ。二〇〇二年十二月六日、閻さんの家はある特別な客を迎え入れた―中国共産党中央委員会総書記で、国家主席の胡錦涛(フージンタオ)氏だ。大雪の降った日だった。閻さんの家の門が突然、開いた。そして老人の出迎えを待たずに、胡錦涛主席がにこにこしながら入ってきたのである。主席は老人の手をしっかりと握り、感情を込めてこう聞いた。
Author: 写真·新華社提供 文·王浩 Year 2004 Issue 10 PDF HTML