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Your search : [ author:写真佐渡多真子
文 原口純子] Total 4070 Search Results,Processed in 0.083 second(s)
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2801. 「撃鼓説唱俑」
殉死者の代わりに埋葬された、人や動物をかたどった俑は、漢代の彫塑の中で非常に重要な地位を占めている。その題材は広範囲にわたり、内容は豊富で、車馬に乗って遠出する様子から、家を守る侍や奴婢、台所や宴会、歌舞やさまざまな芸能まで、ほぼ何でも題材にしている。これは漢代の多彩な社会や生活を反映しており、写実主義の色彩が濃く、高い芸術的価値をもっている。中でも四川地区の漢代の俑は独特である。多くの俑が出土し
Author: 文=魯忠民 写真=王露 Year 2004 Issue 4 PDF HTML
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2802. 少年野球軍
中国で野球に注目が集まりだしたのは、ごく最近のことだとか。山東省の少年野球チームの練習を見に行く機会があった。下うしたてのユニフォームを着て、一生懸命練習する姿は、とってもカッコよかったけど、あとで写真を見てみたら、なんだかちょっとへっぴり腰。中国では、サッカー少年のほうが子どもたちには主流のよう。でも、真剣にボールを追いかける野球少年の姿もきっと人気が出ると思う。そしてこんな少年の中から、未来の
Author: 写真·文 佐渡多真子 Year 2004 Issue 5 PDF HTML
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2803. 楽しみに変わった針仕事(ソーイング)
思い出のつまったミシン牛秀茹さんは、私にとってお姉さん的な存在である。いまでは定年退職して、社区(コミュニティー)で住民委員会の主任をしている。毎日、社区の衛生や治安維持に気を配り、住民たちの様々な問題の解決に力を貸す。社区の会議に出ることも、欠かせない仕事だ。すでに五十八歳になったが、いまでも清潔感ただよう服をまとい、落ち着いた振る舞いを保ちつづけている。彼女のベッドのそばにはいまでも、中国人な
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2004 Issue 5 PDF HTML
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2804. 湖南省博物館 帛画(はくが)人物竜鳳図
帛画 戦国(紀元前475~前221)長さ28センチ 幅20センチ一九四九年、中国湖南省長沙市の東南郊外にある楚墓から、白い絹の布(帛)に描かれた絵が発見され、後に『人物竜鳳図』帛画(はくが)と名づけられた。これは、これまでに知られている限りでは、中国で一番古い絵画作品である。この二千四百余年前の絵は、葬儀の際に旗指し物として使われたもので、絵はすでにかすれて、ぼけてしまっているが、絵の中に描かれた
Author: 文=魯忠民 写真=王露 Year 2004 Issue 5 PDF HTML
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2805. 香包(シャンパオ)
初夏の夕方、安徽省から来た少年が、香包といわれる、わら細工の小さなお飾りを売りに来た。竿に何百もの香包を結びつけ、サワサワと音を立てて運ぶ姿は、ひと時、気持ちを涼しくしてくれる。香包には、十三種類の形があり、それぞれに縁起のよい、吉祥、平安などの願いを込めて作ってあるそう。開店前の休憩をしていたウェイトレスたちが集まってきて、みんな楽しそうに選んでいた。私も、いくつか買って、その日に会う予定になっ
Author: 写真·文 佐渡多真子 Year 2004 Issue 6 PDF HTML
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2806. 多様化する「学び」で人生豊かに
博士課程の五十六歳の学生天津大学のキャンパスで、博士課程に合格したばかりの梁鎮さんと知り合った。彼が図書館の前で、研究仲間と楽しそうに話している姿を面識のない人が見れば、教師と学生のように映るだろう。それもそのはず、五十六歳の梁さんの本職は天津商学院(市立大学)の教授で、天津大学(国立大学)での彼は最高齢の博士課程の学生なのだから。ちょうど、娘の梁潔涵さんも天津大学の二年生で、電子情報工程学院(学
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2004 Issue 6 PDF HTML
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2807. 天津市芸術博物館 闘彩農耕図扁壺
この「闘彩農耕図扁壺」は、清の乾隆年間(一七三六~一七九五年)に、景徳鎮の官窯で焼かれた逸品である。闘彩磁とは、白地に藍色で描いた下絵つけと、彩色を施した上絵つけとが結合した貴重な磁器で、その原型は、金代の磁州窯系統の、黒で下絵つけし、赤緑黄で上絵つけしたものが結合した製品にまで遡ることができる。闘彩の彩色技術は比較的複雑である。まず純白の生地の上に、藍色で絵の輪郭線を描き、透明な釉薬をかけて千三
Author: 文=魯忠民 写真=王露 Year 2004 Issue 6 PDF HTML
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2808. 広告界で脚光浴びる万瑶瑶さん
二十二歳の万謡謡(ワンヤオヤオ)さんと一緒にいると、だれもが楽しくなってくる。小さいころから歌や踊りが大好きで、笑い声が絶えなかった。それで彼女の母親は、落ち着きのない「多動症」ではないかと疑ったほどだという。北京電影学院の演劇学部の二年生だ。同学院は中国でもっとも優れた映画学院の一つで、有名な映画監督の陳凱歌、張芸謀、そして映画女優の趙薇はいずれもここの学生だった。そうした学院に進学し、誇らしか
Author: 表紙写真·馮進 文·王浩 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2809. 「東北振興」が動きはじめた
中国の東北とは、遼寧、吉林、黒竜江の三省を指す。ここは石油、石炭、鉄鉱石などの資源が豊富な大重工業地帯である。 計画経済の時代、東北は中国経済の花形だった。国家の資金が投入され、製品は国家に納められた。ところが市場経済の時代になると、大型の国有企業は赤字に悩み、一転して中国経済のお荷物になってしまった。 東北の古い重工業をいかにして改造し、活性化させるか―温家宝総理は今年の『政府活動報告』で、「東
Author: 橫堀克己=文 劉世昭=写真 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2810. 映像文化がもたらした喜怒哀楽
コンピューターゲーム業界は、常に激しい競争にさらされている。三十歳でゲームの営業担当の劉燕生さんは、ビジネス上の成功だけでなく、将来の生活の基礎を打ち立てることを目標にしている。緊張の一日を終え、リラックスするのに最適な場所は、自宅のリビングである。約三十平米のリビングには、ホームシアター(中国語では「家庭影院」。日本とは違い、大画面テレビをスクリーンに代用することが多い)の設備と、三十四インチの
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2004 Issue 7 PDF HTML