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Your search : [ author:写真佐渡多真子
文 原口純子] Total 4070 Search Results,Processed in 0.050 second(s)
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2581. 枯れ葉
日暮(ひぐ)れどき風吹(かぜふ)きて 落葉(おちば)ひとつ枝(えだ)に依(すが)る 寸心(わがこころ)にもえる丹(あか)き意(おもい) 君未(きみいま)だ知(しら)ざるを愁(うれ)う劉宋(四二〇~四七九年)の青渓小姑とよばれる一女性が残した「落葉」というタイトルの詩です。深まる秋、枝にしがみつくようにして堪えている一枚の紅い葉に自分の燃えるような恋心を重ね、この想いがあの人に伝わっていないのではと
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 11 PDF HTML
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2582. 陳逸飛(チェンイーフェイ) ロマンチシズムと写実主義の画家
一九四六年、浙江省に生まれる。六〇年代初期から上海で油絵を専攻。後に『黄河頌』『バンガード』『そぞろ歩く』等を創作、八〇年アメリカへ渡る。八四年ニューヨークハンターカレッジで修士号を獲得、九五年英国の著名アート企業マルボローと契約を結ぶ。陳逸飛氏は海外在住中国人のうちでもっとも高い成果をあげ、大きな影響力を持つ油絵画家の一人である。だが、大部分の中国人が初めて見た陳逸飛氏の絵は、おそらくは婦人肖像
Author: 写真·傅亜民 文·黄秀芳 Year 1997 Issue 11 PDF HTML
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2583. 沖虚古観に葛洪の足跡を尋ねる
山紫水明の西湖とはいえ、眺めているだけで食べていけるところではない。やむをえず、五年後には山林を出て官職についた葛洪だが、親友の郭文が死すると、人生の空しさを痛感し、再び隠遁生活に入る。有名な志怪小説『捜神記』の作者、東晋の干宝の推挙もあったが、出仕を断りつづけた。三三三年、年齢を意識し、煉丹を急がねばと、丹砂の産出地である交趾郡勾漏県(今の広西チワン族自治区境内)の県令の任を買って出る。あの才覚
Author: 文·楊天乙 写真·郭実 Year 1997 Issue 12 PDF HTML
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2584. 除夜
旅館(りよかん)の寒灯独(かんとうひと)り眠(ねむ)らず 客心何事(かくしんなにごと)ぞ転(うた)た凄然(せいぜん) 故郷(こきょう)今夜(こんや)千里(せんり)を思(おも)う 霜鬢明朝(そうびんみょうちょう)は又(ま)た一年(いちねん)唐の高適(七〇二?~七六五年)の「除夜の作」です。この詩は日本の中学、高校の漢文の教科書にも載っているとのこと、また歌舞伎の名優中村鴈治郎さんのお誕生日が一九三一
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 12 PDF HTML
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2585. 趙明明(チャオミンミン)
遼寧省瀋陽出身。1988年吉林芸術学院演技科に入学。在学中の91年に出演したテレデドラマ『女は月光ではない』で脚光を浴びる。92年卒業後北京へ。しばらくヒット作に恵まれなかったが、97年のテレビドラマ『胡蝶蘭』が大当たりして一気にスターの座へと登りつめた。出演作は本文で紹介したほかに、映画『金客』『鉄血群英』、舞台『黒洞』などがある。今年前半、上海や北京で放映され、大ブームとなったテレビドラマ『胡
Author: 文·伊夫 写真·秦暁光 張動 Year 1997 Issue 12 PDF HTML
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2586. 平成九年、「遣唐使」が北京にて
九月二十八日は太陽がきらきらと輝く日だった。北京の天安門広場には明るく元気な少女の一群がいた。福島県郡馬市尚志高等学校の生徒たちで、初めての中国修学旅行にやって来たのである。花壇、噴水そして天安門城楼を背にして生徒たちは次々と記念撮影。同行取材に来た福島中央テレビのスタッフ三人は忙しそうにビデオを回わしていた。佐藤信校長にインタビューした。「何人の小さな遣唐使を連れて来られましたか」先生は笑って言
Author: 写真·馮進 文·緑楊 祁焱 Year 1997 Issue 12 PDF HTML
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2587. 中華ヘラチョウザメの保護に尽力
四川省宜賓(イービン)市宗場郷(ツォンチャンシァン)の峡谷にある宜賓地区珍稀水生動物研究所の創始者―周世武(チョウシウー)は、工場を退職したごく普通の労働者だ。研究所は一九九二年末に、宜賓市から一四キロほど離れた宗場郷にある「会詩溝」という風光明媚な峡谷に建てられた。この峡谷の川下には長遠ダムがあって水が枯れることがなく、魚類の養殖に適している。地方政府も周世武の事業を全面的に支持し、約二ヘクター
Author: 写真·曾朗 文·左孝本 Year 1997 Issue 12 PDF HTML
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2588. 昆明に飛んで来たユリカモメ
中国の西南地方に位置する雲南省の省都―昆明は一年中春のような陽気で、冬でも緑が茂って花が咲くので、冬が寂しいものとは誰も思わない。昆明の冬の訪れを告げるのは、北の国から飛んでくる白いユリカモメである。初めて飛んで来たユリカモメ一九八四年の冬、昆明郊外の池にたくさんの白い鳥がやってきた。環境保護部門によると、このユリカモメの群れは冬を越すためにシベリアから飛んできたのだろうということだった。昆明市民
Author: 写真·劉世昕 文·閔福全 Year 1997 Issue 12 PDF HTML
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2589. 清·粉彩太平有象花挿
粉彩は、伝統的な絵付けの一種で軟彩とも言い、不透明な特殊な上絵の具によって絵付けされた磁器である。清代康煕年間(1662~1722)の景徳鎮で、西洋技法を取り入れたことによって大きく発展した。絵付け後の二次焼成の温度が750℃前後なので、低火度釉に分類される。製作の方法は、まず絵の具に天然鉱物質、鉛や硝酸カリウムなどから作られた「玻璃白」を混ぜ、あらかじめ真っ白に焼いた磁器に絵付けをする。粉彩の絵
Author: 写真·馬暁旋 文·蔡毅 Year 1997 Issue 12 PDF HTML
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2590. 壮麗な玉隆の万寿宫-許遜の遺跡と伝説
広州から北京に戻る列車の中で、張道陵、葛洪とともに『西遊記』に登場する四大天師の一人許真君[注释1]のことが気に掛かってならなかった。そこで南昌(ナンチャン)で下車して許真君の足跡を追うことにした。許真君は葛洪と同じ時代を生きた道士許遜(きょそん)のことである。字(あざな)は敬之、高陽(現在の河南省汝南(ルーナン))の人で、長く豫章(よしょう)(同南昌)に住んだ。旌(せい)陽(よう)(同湖北省枝江
Author: 文·楊天乙 写真·郭実 Year 1998 Issue 1 PDF HTML