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Your search : [ author:写真佐渡多真子
文 原口純子] Total 4070 Search Results,Processed in 0.128 second(s)
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2461. 漢字への甘え
北京の胡同(横町)―手帳をひらきボールペンをとりだし漢字を並べて筆談でうなずきあう中国と日本のおとしより。東京の地下鉄の切符売場―漢字の駅名の表示をみながら切符販売機にお金を入れる中国から来たばかりのわかもの。こんな風景をみるたびに「漢字は便利だなあ。いまも中日交流の橋わたしを務めている」と実感するのです。でも、こんな漢字の便利さに甘えていると失敗することもあります。よく失敗談の例にあげられるので
Author: 文·李順然 え·于叔方 Year 1994 Issue 11 PDF HTML
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2462. 四十八手
日本の相撲に「四十八手」ということばがありますね。拙文「人·文字·暮らし」も回を重ねていつのまにか四十八話、わたしの手のなかの技(わざ)も出し尽くした感じです。振り返ってみると、四十八話のうち技(わざ)ありの感触があったのはほんの数回、あとは技(わざ)はかけたが奏功せず、つまり黒星で読者の皆様の貴重な時間を無駄にしてしまったのではと恐縮しています。でも、わたしにとってはこの四十八カ月、「人·文字·
Author: 文·李順然 え·于叔方 Year 1994 Issue 12 PDF HTML
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2463. 建設進む北京―九竜鉄道
北京から香港九竜まで、中国大陸を南北に従貫する「北京―九竜鉄道」が、1995年中にレールの敷設を終え、97年には全線運行が開始される。この鉄道は延長2381キロ、途中で天津と武漢に分かれる2支線を入れると、2581キロに及ぶ。この2市のほか、河北、山東、河南、安徽、湖北、江西、広東の7省を通過し、沿線人口は実に4億4000万人に達する。工事は、各所で大きな困難に直面している。黄河、淮河、長江などの
Author: 写真·王新華 文·王恩普 Year 1995 Issue 1 PDF HTML
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2464. 古陳·坳ヤオの儀式
我々は六巷から、深い谷をくねくねと渓流に沿って東に下りて行った。鬱蒼と繁った林の中を清らかな水が小石を洗い、差し込む光が川底の模様をいろいろに変えていた。静かな山中ではたくさんの鳥が様々な声で合唱していた。二股みちの上手を選ぶと渓流は急に曲がって深くなり、切り立った断崖に吊り橋が現れた。長さは凡そ二〇メートルで、水面は四、五メートル下だ。丸太を真ん中で継いで両岸から弓状にかけ、幅一〇センチ程の板を
Author: 文·写真 魯忠民 黄志輝 Year 1995 Issue 1 PDF HTML
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2465. 劉墉の対聯·行書七言聯
清の乾隆と嘉慶の時代に4人の大書家がいた。劉墉、梁同書、王文治、翁方綱である。このなかでいちばん出世したのが、ここに紹介する対聯の作者の劉墉であった。劉墉(1719-1804 字·崇如)は山東諸城の人、乾隆十六年の進士で、位、宰相にまでいたる。当時、康煕、乾隆両皇帝のお気に入りであった董其昌と趙孟頫の書風が大いにもてはやされていたが、劉墉はこの時流にさからい、もっぱら豊潤な字を揮毫してはばからず「
Author: 写真·孫克譲 文·蕭河 Year 1995 Issue 2 PDF HTML
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2466. 山東農民の四世同堂
李丕生(り·ひせい)さん一家は、山東省のほぼ中央部の南保徳という村に住んでいる。家は七間、建ててからほぼ十年になり、レンガの壁にも雨風の跡が見える。典型的な農家の造りで、門には赤い紙の対聯が貼ってあり、入口の鴨居には色とりどりの「蘿蔔銭(ルオボチェン)」(幸福を願う切り紙)が貼ってある。トリ小屋では数羽のメンドリと一匹の小イヌがえさをつつき、毛の長いアンゴラウサギが囲いの中で寝そべっている。隣家は
Author: 写真 虞向軍 文 李霞 Year 1995 Issue 3 PDF HTML
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2467. 秘境への道
チベットは永い間氷と雪に閉ざされた極地だと思われて来た。六四一年、唐の文成公主がチベット入りしてから、漸くその門戸が開かれたが、だからといって、誰でも行けるという所ではない。海抜が四千メートルを超え、空気が希薄なうえ、風雪が厳しい。しかしこの地球の極地が、近年世界の注目を浴びている。中国の科学探検隊が一九九四年に、深さ五三八二メートルという世界最大のヤルンズアンポ江大峡谷の存在を確認したのだ。生物
Author: 写真·蕭践 閻敏 文·初小玲 Year 1995 Issue 9 PDF HTML
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2468. 切り立つ崖、豪雨をついてタールオ·イゴン湖へ
徐教授をリーダーとする今回の調査団の調査の重点は、ヤルンズァンポ江が大きく湾曲する地域とそこに流入する水系の峡谷にある。この地域は、崖は切り立ち坂は険しく、峡谷は深く、酷熱の気候で、蚊が多いが、生態系が特異で種類が豊富であり、調査には最良の地域である。当然、車は入れず、徒歩に頼るしかない。密林の奥深く、タールオという小さな山村があり、付近に世界的に珍しい最も大きなタンメクヌギがあるという。私たちは
Author: 文 初小玲 写真 閻敏 蕭践 Year 1995 Issue 10 PDF HTML
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2469. よみがえる古代斉国の文物
Author: 本文参照 写真 劉世昭 Year 1995 Issue 11 PDF HTML
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2470. 苦難の果ての絶景
私が非常に残念に思っていることがある。それは調査団と撮影班が雨季に入る前に到着し、黄宗英先生と私が着くまでにヤルンズァンポ江の大湾曲部の頂きでの春季調査を終え、ザチュ村へ発ったあとだったことだ。彼らは息も絶え絶えに原始林をまるまる三日間歩いた。泥と石の坂をはい登り、揺れる吊橋を渡り、切り立った山腹をうがつ曲がりくねった桟道をよじ登った。撮影班の畢爾の手が裂け、随行の医師が川のほとりで八針縫う手当て
Author: 写真·閻敏 蕭践 文·初小玲 Year 1995 Issue 11 PDF HTML