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Your search : [ author:須藤美華] Total 37 Search Results,Processed in 0.099 second(s)
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12. ネットマーケティングを仕掛ける起業家 沈焱さん
日本人パートナーと日本で起業中国インターネット情報センターによると、二〇〇一年六月現在、中国のインターネット人口は二千六百五十万人。昨年末から半年間で、約四百万人増えている。今後さらに拡大が見込まれる中国ネット市場。そこに狙いを定め、ネットマーケティングを仕掛けようと奮闘する人がいる。沈焱さん、十一月で三十二歳になる。「今はまだ、中国では本格的なネットマーケティングをビジネスとしている人はいません
Author: 須藤美華 Year 2001 Issue 10 PDF HTML
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15. 篆刻工房を訪ねて
上海一の目抜き通り、南京東路に上海長江刻字廠の篆刻工房はある。太陽光で職人の手元が狂うのを防ぐため、天井まで続く大きな窓はすべて新聞紙で覆われている。陽に焼けた新聞紙が外の喧噪を遮断するかのように、薄暗い工房にはゆっくりと時間が刻まれていた。何十年も使い込まれてきた机や彫刻刀、工具も、しっくりくる。篆刻は、文字とその配置による結合美を彫刻で表現する中国古来からの伝統工芸である。最近は、経済の発展と
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 1 PDF HTML
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16. 漢方デザートで美しく
さすがは、医食同源の中国。陰暦の十一月を迎えたあたりから、食物や生薬などで身体にしっかりと養分を補給して、翌年の春に病気になることを防ぐ「冬季進補」いう習慣がある。この時季、街の食品店や薬局には、冬季進補をうたう宣伝コピーが踊るようになる。一昨年の冬、私も上海の友人から、「女性はね、毎日ナツメを食べたほうがいいのよ。私も食べることにしたから、あなたにも他の生薬と合わせて一通り揃えてあげたわ」と、大
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 2 PDF HTML
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17. コンビニ戦争おでんがトレンド
「おでん」が上海っ子の間で大人気だ。と言っても、食堂や家庭で食べるのではなく、上海流はコンビニエンスストアで買って、ファーストフード感覚でその場で食べる。ちなみに、おでんは中国語では発音も意味も近い「熬点(アオディエン)」という。からしもつけないし、串に刺さっているのでお箸も使わない。串刺しのおでん片手に店内の雑誌を立ち読みする若者の姿は、上海では今や日常的になりつつある。人気の火付け役は、一九九
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 3 PDF HTML
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18. 注目の女性作家 潘向黎さん
上海では最近、若手女性作家の活躍が目覚ましい。日本でも、衛慧(ウェイホェイ)の『上海ベイビー』が翻訳出版され、版を重ねている。彼女のような、一九六〇年代後半から七〇年代生まれの女性作家たちを近ごろ、「美女作家」と呼ぶ。ウェブの文壇サイトには美女作家の項目があって、若い女性であればほとんど皆、そこに分類されている。「作家が美人かどうかは、作品とは関係ないはず。作品自体で評価してほしいわ」とはっきり口
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 4 PDF HTML
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19. 上海っ子のこだわるものは…
人にはそれぞれ「こだわり」がある。中国最大の経済都市に住む、上海っ子の衣·食·住における「こだわり」について聞いてみた。★「ケーキが大好物なの。おいしいケーキ屋さんがあると聞けば、どこへでも行きます」と言うのは、メーカー勤務の女性、二十三歳。女の子が甘い物に目がないのは、世界共通。「僕はコーヒーにはうるさいんだ。インスタントコーヒーは絶対飲まない、あれはコーヒーとは言えないからね。上海にも喫茶店や
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 5 PDF HTML
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20. マイホームに情熱そそぐ
最近、中国人の友人たちと寄るとさわると、「マイホーム」の話になる。中国人の友人Wさん夫婦の住むマンションからは、上海を象徴する「オールドシャンハイ」と「新世紀」の二つの夜景が一望できる。一九二〇、三〇年代のアールデコ調の建築物が並ぶ外灘(バンド)と、中国経済を牽引する浦東金融地区の超モダンの高層ビル群だ。外資系企業に勤める妻と、広告を中心にタレント活動をしている夫。三十代後半の彼らが買った家は、こ
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 6 PDF HTML