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Your search : [ author:須藤美華] Total 37 Search Results,Processed in 0.092 second(s)
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21. 東西文化が交差するいま時のレストランへ
むかし3S、いま4S。日本人ビジネスマンが駐在したい世界の都市と言えば、以前ならサンフランシスコにシドニー、シンガポール。頭文字をとって3Sだったのが、最近はそこに上海が加わって、4Sになっていると聞く。ここ数年で上海の生活環境はグググンとアップ。気候といい、暮らしやすさといい、3Sにひけをとらなくなってきたというわけだ。上海は今、まさに高度経済成長の真っ只中。世界中からお金と人間が集まってくる。
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 7 PDF HTML
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22. 未来都市·上海個性競う高層建築群
見る角度や高さによって目に映る風景は変わるものだが、上海はことさら劇的だ。街を歩くと、超モダンの高層ビルの隣に、物干し竿が窓からにょきにょき水平に飛び出した、古い里弄住宅の町並みがあったり。かと思えば、租界時代のロマンチックな洋館があったり。いくつもの時代感覚が共存する上海の街は、角を曲がる、道を渡るだけで時空を超えた気分になる。超モダンと伝統がマッチングそんなそぞろ歩きもたまらない楽しさだが、高
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 8 PDF HTML
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23. 社交ダンスはコミュニティー
街が刻々と変化を続ける上海は、一、二カ月でガラリと街並みが変わる。以前来たことがあるからと見当をつけて歩いてみたけれど、どんどん新しい建物が立ち並び、戸惑うこともしばしばだ。しかし、そんな変貌を続ける街にも、変わることがない風景がある。早朝、街のあちこちで見かける踊りのある風景も、そのひとつだ。早朝七時の外灘(バンド)。社交ダンスを楽しむ人々が次々に集まってきて、八時過ぎまでステップを踏む。微笑ま
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 9 PDF HTML
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24. 癒しを求めてアンティーク
上海アンティークというと、つい数年前までは雑貨や小物などの骨董市のイメージが強かったが、最近は中国家具を扱ったショップにも人気が集まっている。上海市中心部から南西にクルマで四十分ほど走ると、アンティーク·ショップが十数軒立ち並ぶアンティーク·ストリートの呉中路にたどりつく。台湾出身の姉妹が経営する「HuHu Antiques」(上海市呉中路一六八五号
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 10 PDF HTML
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25. 蟹の季節がやってきた!
上海に、蟹の季節がやってきた!「大閘蟹(ダージャーシエ)」と書かれた真っ赤な張り紙や垂れ幕がレストランの軒先にかかり始めると、上海は秋を迎える。大閘蟹とは、言うところの上海蟹で、上海近郊の陽澄湖や無錫太湖などの淡水湖に生息する小ぶりの蟹だ。ところで、「大閘蟹」という言葉、上海の人々に由来をたずねても首をひねるだけ。「閘」が水門の意味から「水門の近くにいた蟹だったためかな」など、あやふやな答えもあっ
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 11 PDF HTML
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26. 寝台列車の夜はふけて
十八時、静かに列車が動き出した。各車両前でにこやかに乗客の切符を点検していた鉄道員たちも姿勢を正し、ホームから列車を見送ってくれている。「行ってきます?」。小さな女の子のような気分になって手を振ると、鉄道員たちも一拍おいて、照れながら手を振ってくれた。上海発北京行きの「T14次」が、レールをすべり出す。中国旅行は三度目という友人が、「中国の秋」を満喫したいとハッピーマンデーの三連休に休暇を追加、上
Author: 須藤美華 Year 2002 Issue 12 PDF HTML
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27. バリエーション豊かな民族楽器の世界へ
数で言えば、上海の博物館は首都北京には到底及ばないが、北京やほかの大都市にはない個性的な博物館がいくつかある。例えば、武定路にある「中国古代性文化展覧」は、中国古代における性を社会人類学的にとらえた博物館。芸術や宗教、婚姻制度といったさまざまな角度から展示されていて、見応えがある。そのほかにも、銀行博物館、都市計画展示館など興味をひく博物館があるが、なかでもおすすめしたいのが、「中国民族楽器博物館
Author: 須藤美華 Year 2003 Issue 1 PDF HTML
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28. 3種の神器も時代で変わる!?
中国経済の発展の拠点としてオフィス、ホテル、マンションなどの超高層ビルが林立する上海。その数、高層ビルが二千百棟、高さ百メートル以上でも百四十棟を超える。いまも街のあちこちでスクラップビルドが繰り返されていて、工事現場は二万カ所もあると言われる。なかでもマンションは、建築ラッシユ。土日ともなると、多くの人が新築マンションのショールームを訪れる。マンション購入を考える友人につきあってショールーム回り
Author: 須藤美華 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
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29. 春風に誘われて江南を歩く/COLUMN
千里鶯啼緑映紅 水村山郭酒旗風 南朝四百八十寺 多少楼台煙雨中唐代の詩人、杜牧が「江南の春」をこう詠んだように、上海近郊の江南地方を旅するなら、やはり春が最も良い季節と言われる。特に、最近上海の人々に人気なのが水郷古鎮で、酒屋の旗が今も風に揺れ、ゆるやかな時間が流れている。上海市中心部から最も近い水郷は「朱家角」で、虹橋空港から三十キロほどの上海市青浦区にある。小さな水路が迷路のように街のなかを縦
Author: 須藤美華 Year 2003 Issue 4 PDF HTML
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30. 歴史的な空間でゆったりと過ごす
上海っ子で賑わう淮海中路の一角。千八百平方メートルという敷地を誇り、外の喧騒とは無縁の静かな空間が広がるホテル「東湖賓館」がある。その七号館の洋館を利用したのが、レストランバーの「「THE7(別名·大公館)」。一九二一年にユダヤ人商人の住まいとして建てられ、その後、当時の上海の顔役だった杜月笙が持ち主となったこともある。四九年に新中国が建国されて以降は上海市政府の管理下にあるが、この七号館だけは三
Author: 須藤美華 Year 2003 Issue 5 PDF HTML