Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:写真 文·劉東平 胡婭華] Total 3406 Search Results,Processed in 0.105 second(s)
-
11. 梵浄山の黔金絲ザル
黔金絲(けんきんし)ザルは愛くるしい。背中はシルバーグレーの毛で覆われ、左右の肩口を結ぶ白い帯状の模様が特徴的。額と手足の内側に輝く金色の柔毛は、サテンのようになめらかだ。逆三角形の顔は青みがかった灰色をしており、そこに埋め込まれた大きな二つの瞳がキラキラと輝く。鼻が上を向いているため、「仰鼻ザル」との別名もある。また、細長くて美しい尾を持つことから、地元の人には「牛尾ザル」とも呼ばれている。世界
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
-
12. 万里の長城
①八達嶺の高速道路と夜景八達嶺と北京市街地をつなぐ高速道路が開通したことで、半日あれば観光を十分楽しめるようになった。昼間の開放時間は、午前五時半から午後六時半まで。夜は午後九時から午後十時半まで開放され、夜景を見ることができる。電話(〇一〇)六九一九二六七八②長城の新名所―慕田峪慕田峪は北京市の北東、市街地から約七十キロの位置にある。この辺りの長城はほとんどが明の時代に造られたもの。歩道とゴンド
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
-
13. 白竜潭
白竜潭は北京市密雲県の北東約二十五キロ、北京の市街地からは約九十五キロの距離にある。景観区の広さは約四平方キロで、澄んだ水をたたえた淵の連なりと滝が見物だ。北宋の時代に建てられた五竜祠や元代の竜泉寺、清の歴代皇帝が避暑に用いた離宮、万福寺などの古跡も多い。また対聯や名言、書や詩文が随所に見られるのも特徴。書道や古詩に興味のある人には、ぜひメモ帳やカメラを持参していただきたい。景観区内には有名な文人
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
-
14. 雲南の山の民 その文化と信仰と
雲南省怒江リースー族自治州貢山県の丙中洛郷。私たちがたどり着く頃にはすでに日も落ち、かなたの夕空に碧羅雪山の頂がぼんやりと浮かんでいる。山の裾には怒江がゆったりとうねり、だいだい色の陽の光が丙中洛の平野をすっぽりと包み込む。心が癒されるような、なんとも温かみのある眺めだ。ラマ教寺院とカトリック教会丙中洛の郷を特徴づけているのは、その美しい景色だけではない。ここにはヌー(怒)族、チベット(蔵)族、リ
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 4 PDF HTML
-
15. 中国の民俗文化をめぐる旅
①中国画を学んでみる徐悲鴻記念館では、中国画の大家である徐氏の作品を堪能できるのはもちろん、専門家による中国画の手ほどきを受けられる。馬の輪郭の下書き入りの画紙や表装用の生地も用意されており、自分の作品を持ち帰ることができる。住所 西城区新街口北大街五十三号 徐悲鴻記念館電話(010)62252024開 午前9時~午前11時 午後1時~午後4時(土日は休館)入場料
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 4 PDF HTML
-
16. 石花洞
石花洞は北京市街地から西南へ56キロ、北京市房山区河北郷南車営村にある。中国北方では珍しいカルスト洞窟で、明の正統11年(1446年)に発見された。典型的なカルスト地形と言え、鍾乳石や石柱、石筍(じゅん)など各種の沈殿物が揃っていることが石花洞最大の特徴だ。洞窟は七層の構造になっていて、全長は3000メートル余りに及ぶ。内部は複雑に曲がりくねり、様々な奇観の連続で見る人を飽きさせない。見どころは、
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 4 PDF HTML
-
17. 華僑の郷に息づく求知の心 雲南省·和順郷
集落を取り巻くように流れる清流。川辺には歴史を感じさせる古い東屋が建ち、洗濯や菜洗いに精を出す女たちの笑い声が風に運ばれてくる。彼女たちの色とりどりの装いが目に鮮やかだ。川面には、柳をかすめながら滑るガチョウの群。ここは雲南省·和順郷。先月号でご紹介した騰沖県の南四キロほどの場所にある。静かなる華僑の郷和順郷はもとの名を陽温暾村と言った。和順とは「雲湧吉祥 風吹和順(雲湧くは吉祥なり
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 7 PDF HTML
-
18. 浙江省渓口―人と自然と郷土の味
渓口は浙江省奉化市にある小さな町。港町として知られる寧波から車で四十分ほどの距離にあり、「長江デルタの奥座敷」と呼ばれてきた。寧波を訪れる人が必ずといっていいほど足を伸ばす見所の多い町だ。名山名刹に楽しむ渓口には雪竇山(シュエドウシャン)という名高い山がある。最も高い峰が乳房に似て、山中にある岩穴から雪や母乳のような白い水が湧き出ている。ちなみに雪竇山の「竇」は「穴」の意味だ。四明山の支脈にあたり
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 8 PDF HTML
-
19. 恭王府花園
恭王府花園は、西城区什刹海のほとりの柳蔭街にある。平安大道沿いにある北海後門から、北に歩いて15分ほどの距離だ。恭王府花園は、乾隆帝の寵臣で大学士でもあった和坤の邸宅庭園として1785年に完成。和坤が汚職の罪で獄につながれた後に皇家に接収され、乾隆帝の第17子、慶王永嶙に下賜された。その時は慶王府と呼ばれたが、まもなくこの邸宅は恭王奕忻のものになり、恭王府という名が定まった。皇族の邸宅庭園としては
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 8 PDF HTML
-
20. 珍珠湖
北京市西部の門頭溝区にあるダム湖で、食用の貝が豊富に採れることで知られている。全長9.5キロの細長い湖で、両岸には険しい山がそそり立っている。上流部の向陽口村から放水口に近い「大壩」に至るまで、湖水は澄み渡り、水と山の織りなす風景は見応えがある。休日に足を伸ばして気分転換するには、もってこいの場所だ。湖はボート区、川下り漂流区、釣漁区に分けられ、ボートを漕ぎながら景色を見るもよし、魚釣りに興じるも
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 8 PDF HTML