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Your search : [ author:写真·文 東平] Total 557 Search Results,Processed in 0.089 second(s)
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11. 華僑の郷に息づく求知の心 雲南省·和順郷
集落を取り巻くように流れる清流。川辺には歴史を感じさせる古い東屋が建ち、洗濯や菜洗いに精を出す女たちの笑い声が風に運ばれてくる。彼女たちの色とりどりの装いが目に鮮やかだ。川面には、柳をかすめながら滑るガチョウの群。ここは雲南省·和順郷。先月号でご紹介した騰沖県の南四キロほどの場所にある。静かなる華僑の郷和順郷はもとの名を陽温暾村と言った。和順とは「雲湧吉祥 風吹和順(雲湧くは吉祥なり
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 7 PDF HTML
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12. 浙江省渓口―人と自然と郷土の味
渓口は浙江省奉化市にある小さな町。港町として知られる寧波から車で四十分ほどの距離にあり、「長江デルタの奥座敷」と呼ばれてきた。寧波を訪れる人が必ずといっていいほど足を伸ばす見所の多い町だ。名山名刹に楽しむ渓口には雪竇山(シュエドウシャン)という名高い山がある。最も高い峰が乳房に似て、山中にある岩穴から雪や母乳のような白い水が湧き出ている。ちなみに雪竇山の「竇」は「穴」の意味だ。四明山の支脈にあたり
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 8 PDF HTML
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13. 恭王府花園
恭王府花園は、西城区什刹海のほとりの柳蔭街にある。平安大道沿いにある北海後門から、北に歩いて15分ほどの距離だ。恭王府花園は、乾隆帝の寵臣で大学士でもあった和坤の邸宅庭園として1785年に完成。和坤が汚職の罪で獄につながれた後に皇家に接収され、乾隆帝の第17子、慶王永嶙に下賜された。その時は慶王府と呼ばれたが、まもなくこの邸宅は恭王奕忻のものになり、恭王府という名が定まった。皇族の邸宅庭園としては
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 8 PDF HTML
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14. 珍珠湖
北京市西部の門頭溝区にあるダム湖で、食用の貝が豊富に採れることで知られている。全長9.5キロの細長い湖で、両岸には険しい山がそそり立っている。上流部の向陽口村から放水口に近い「大壩」に至るまで、湖水は澄み渡り、水と山の織りなす風景は見応えがある。休日に足を伸ばして気分転換するには、もってこいの場所だ。湖はボート区、川下り漂流区、釣漁区に分けられ、ボートを漕ぎながら景色を見るもよし、魚釣りに興じるも
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 8 PDF HTML
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15. 水と石のハーモニーに酔う 浙江省·紹興
船上で味わう水郷の美中国屈指の水郷として知られる紹興。この街に着いたらその風情をたっぷり味わえると思いきや、市街地には高層ビルが建ち並び、きらびやかなネオンが煌(こう)々と道路を照らしている。思い描いていた優美な風景とはまったく相容れない現代都市の姿に、私は面食らってしまった。ようやくイメージ通りの風情を堪能できたのは、後日、烏篷船(ウーポンチュアン)に乗って東湖公園に向かった時のことだ。烏篷船は
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 9 PDF HTML
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16. ツバメ舞う歴史と学問の街 雲南省·建水
雲南の天安門雲南省の省都昆明からバスに揺られること約四時間、私は紅河ハニ族イ族自治州にある歴史の町、建水にたどり着いた。古い街並みの中心に位置する朝陽楼は、聞きしにまさる威容を誇っていた。高い赤壁に朱色の柱、陽光に輝く瑠璃瓦。規模こそ異なるものの、全体の風格は北京の天安門を彷彿とさせる。小高い丘の上に建つ朝陽楼は、またの名を迎輝門ともいい、壁の高さは約七メートル、石とレンガで造られた門の上に三層の
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 10 PDF HTML
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17. 古観象台
多くの商業ビルが建ち並ぶ建国門。その立体交差の西南角にそびえているのが、明、清の両王朝で用いられてきた古観象台だ。国家級重点保護文化財遺跡に指定されており、中には古代の天文·気象観察用具が陳列されている。もともとは元の都大都を囲む城壁の隅櫓だったが、明の正統7年(1442年)に天文台として改修された。現在、資料の展示場として使われている紫微殿も、その時に建てられたものだ。世界でも最も古い天文観測台
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 10 PDF HTML
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18. 今に伝わる民族の知恵と祭り
現代に生きる古代文明朝日が東の空を染めるころ、私は雲南省紅河ハニ族イ族自治州の州都箇旧を発ち、ハニ族の人々が住む紅河県に向かった。紅河県の街では、同県文化館の館長さんが私を出迎えてくれた。ハニ族の村を案内してくれるという。県の中心部を離れると、自動車はすぐに険しい山道に入った。やんだばかりの雨で、道はひどくぬかるんでいる。山の天気は変わりやすい。さっきまで厚い雲が空を覆っていたかと思うと、ふいに強
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 11 PDF HTML
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19. 荘厳なる銀世界へ 吉林省·長白山
中国東北の吉林省·長白山に登ったのは昨年の十二月、厳寒の季節であった。山あいにある高原スキーヤーの訓練施設に到着後、私たちは早速、長白山温泉群と瀑布の取材に出かけた。氷雪下から湧きだす温泉長白山の北の登り口「黒風口」の付近で下車して、山道を歩く。道の両側はかなりの積雪が続き、山上は露出した岩肌以外、どこまでも白い雪に覆われている。どんどん歩いていくと、この静かな白銀の世界が一変した。岩と雪の間から
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
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20. 万寿寺と北京芸術博物館
北京をとりまく環状道路のうち、西に位置する西三環路のそばに北京芸術博物館がある。明代万暦年間(1573~1619)に建立された万寿寺の境内に位置する。万寿寺は、もともと貴重な漢文仏教経典を保存する場所として万暦皇太后が建設し、後に明から清にいたる歴代の皇帝が大規模に再建した。宗教儀式、祭事などが執り行われた寺院や、皇室旅行用の休憩所であった行宮(あんぐう)、庭園などが現存する。万寿寺の主殿は大雄宝
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 12 PDF HTML