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Your search : [ author:写真=王露 文=魯忠民] Total 190 Search Results,Processed in 0.103 second(s)
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171. 西安半坡博物館 人面魚紋彩陶盆
約七千年前の仰韶文化は、中国新石器文化の発展の主流であり、中国の母系氏族制度が、繁栄し衰えていく時代の社会構造や文化的成果を映し出している。中でも、彩陶(中国の先史時代に使われた彩色の文様のある土器)芸術は、非の打ちどころのない境地に達した。今回紹介した「人面魚紋彩陶盆」は、その代表作である。彩陶盆は、陶器の表面に、まず、赤、黒、褐色、白などの色で絵を描き、その後で焼き上げるため、絵が消えることは
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 9 PDF HTML
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172. 六(リュー)合(ホー)同(トン)春(チュン)
「鹿と鶴」合わせ円満ねがう鹿(しか)と鶴(つる)は、中国では吉祥の動物である。「鹿(ルゥ)」は「禄(ルゥ)」と同じ発音なので、役人の俸禄を象徴している。また、中国の人々は、鶴のことを「天鶴」「仙鶴」と呼び、鶴や亀、松や石は、いずれも長寿を表している。2羽の鶴が、太陽にむかって高々と飛んでいる絵を贈ると、相手の「昇進」を望んだり、それを祝福したりする意味となる。民間年画に描かれる「鹿(ルゥ)と鶴(ホ
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 9 PDF HTML
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173. 三星堆博物館 三星堆青銅人頭像
三星堆遺跡の文物は、歴史的、科学的、文化的価値があるだけでなく、芸術的な鑑賞性にも富んでいる。初めて公開された頃には、内外の人々のため息を誘い、特に、今回紹介する青銅人頭像は多くの人を驚かせた。三星堆遺跡には二つの祭祀遺跡があり、全身立像、人頭像、人面像を含む、等身大の青銅器七十数体が出土した。多くの専門家は、祭祀の場として使われた時期は、殷(商)(紀元前十七世紀~前十一世紀)に相当すると考えてい
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 10 PDF HTML
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174. 八仙(バーシェン)
愛される神仙群像八仙(八仙人)は、中国の民間で愛されている道教の神仙群像である。民間芸術において、その姿は頻繁に表れている。八仙にかかわる伝説は、唐·宋·元·明の各時代の文人の記載に見られる。明代になると、その基本的な「定型」が固まったようだ。八仙は、異なる社会階層や経歴から生まれた仙人たちだ。老若男女、文人、武人、いずれもあった。伝説によれば、李鉄拐という仙人は、体から魂が離れたさいに、その弟子
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 10 PDF HTML
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175. 「清明上河図」(部分)
「清明上河図」には、北宋の都·開封の東門大街の清明節(西暦四月初旬)での賑やかな光景が描かれている。東門大街では、各種の商業や手工業、商いが行われていて、馬上の官吏、カゴに乗った婦人、てんびん棒を担いだ人、荷車を引いている人、船を漕いでいる人など、様々な人が盛んに往来しているのが見える。複雑に入り組んだ絵は、人をうっとりさせる風俗絵巻になっている。故宮博物院に所蔵されているのは張沢端の原画で、北宋
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 11 PDF HTML
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176. 故宮博物院
故宮博物院(故宮)は1925年10月10日、明·清代の皇宮建築とその収蔵品を主な文物として設立された、中国を代表する総合博物院である。明の皇宮は、1406年に建設がはじまり、1420年に落成した。故宮にはすでに580年以上の歴史がある。総面積は7.2平方キロで、中国、ひいては世界に現存する、最大で最も保存状態の良好なレンガと木材で造られた古代宮廷建築群である。現在、93万件の文物―陶磁器、玉器、青
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 11 PDF HTML
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177. 天女散花(ティエンニュイサンホア)
世の中に幸せふりまく花は美しさの象徴で、大自然の産物である。その形や色、香りが人々の審美的な感覚をよびさますだけでなく、無限の生気が人々から好まれている。花は美しいものの喩えに広く用いられるが、たとえばかわいらしい女の子は「如花似玉」(花のごとく、玉に似る)と形容される。花の名前も、女の子に命名するさいの主な由来となっている。古代中国の民間には、たくさんの言い伝えがあり、いわく「花は人の魂がそれぞ
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 12 PDF HTML
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178. 雲南省博物館 「牛虎銅案」
紀元前約三〇〇年から同二八〇年の間、楚国の将軍、荘蹻は、軍を率いて雲南に向かった。当時の雲南は、風光明媚だが文化はまだ立ち遅れていた。荘蹻は、現在の昆明の近くにある滇池地区に到達したが、当時はこのあたりに数十の部族が分布しており、すでに青銅器文化の時代に入っていた。「滇」はその中で最大の部族であった。紀元前二八七年、秦国は司馬錯を派遣して楚国の黔中郡を奪取し、荘蹻が楚に帰る道を切断した。このため荘
Author: 文=魯忠民 資料提供=新世界出版社 Year 2004 Issue 1 PDF HTML
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179. 山中にあらわれた船形の大邸宅
江西省黎川県の県城(県庁所在地)から北へ四十キロの山中に、舟湖村はある。三十あまりの集落からなり、合わせて三百九十四戸、約千七百人が住んでいる。福建·江西の省境にあり、その昔は交通の要衝だった。やがて自動車道が開通し、古道を行く人は少なくなり、村もだんだんと忘れられた。しかし、二〇〇一年に「船形古宅」(船の形をした古い邸宅)というタイトルの報道がなされ、村の名前がたちまちにして広まった。その年、村
Author: 虞曉宇 魯忠民=文 魯忠民=写真 Year 2004 Issue 2 PDF HTML
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180. 安徽省博物館 「影青蓮瓣注碗」
この磁器を仔細に観察すると、磁器本体の質はきめ細かく、色は純白で、全体に「影青釉」という釉薬がかけられ、滑らかでつやつやしている。「注壺」(酒を入れる壺)の蓋には、生き生きとした獅子の形のつまみが付いている。「注壺」の本体には、腹から足にかけて六つの「瓜楞紋」(カボチャの皮の波形に似た模様)が薄く刻まれている。注ぎ口は長く、取っ手は湾曲している。「注壺」を入れる受け皿は、上向きの六つの花弁を持つ蓮
Author: 文=魯忠民 資料提供=中国画報出版社 Year 2004 Issue 2 PDF HTML