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Your search : [ author:林崇珍 王浩 于文=文 馮進=写真] Total 401 Search Results,Processed in 0.087 second(s)
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161. グルメブームで建った「上海蟹御殿」
商売は信用第一秋風が吹き始めると、「大閘蟹(ダージャーシェ)」(上海蟹)の季節になる。戴暁中さん(三十八歳)にとって最も忙しい時期だ。毎晩、湖でカニを獲り、翌朝早く店で売る。他にも、市場へ出向いて仕入れをしたり、商品を配達したりと、てんてこまいの忙しさだ。この時期は基本的に家へは帰れず、船の上や店で寝泊りする。戴さんは江蘇省常熟市の昆承湖のほとりに住む漁民であり、先祖代々、魚やカニを捕らえて生活し
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 1 PDF HTML
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162. 「学生栄養食」が育てる健康な子ども
大人気の肉まん段欣宇さん(十五歳)は昨年の九月、北京市第四中学校(日本の中学·高校に相当)の高等部に入学した。この学校は北京でも有数の進学校の一つで、百年の歴史がある名門校だ。段さんがこの学校に合格したことを両親はとても誇りに思っているのだと、彼女は気まり悪そうに言った。高校に入学してから、段さんは学校に寄宿するようになった。学校の宿舎は限りがあるため、すべての生徒が寄宿できるわけではない。まずは
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 2 PDF HTML
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163. 古鎮の風景がもたらした変化
美しい水郷呂美玲さん(五十二歳)は、各地からやってきた観光客を木舟に乗せて水郷·周荘の遊覧を案内する「船娘」(チュアンニャン)(女性の船頭さん)だ。周荘に住んで数十年になるので、ここのすべての川、すべての石橋を熟知している。たくさんの人が自分の故郷を気に入ってくれるのを見ると、心の底からうれしいという。周荘は江蘇省蘇州市の近くに位置し、九百年の歴史を誇る水郷の古鎮だ。四方を水に囲まれているため、「
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 3 PDF HTML
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164. 代々伝わる「一家一品」の現在
金属工芸でその名を知られている、雲南省の鶴慶県新華村。それぞれの家には、代々工芸品作りの技術が伝わり、そのレベルの高さは広く知られている。しかし代々受け継がれてきた各家独自の技術や製品は、時代の移り変わりとともに変化し始めている。レベルの高い技術を持つ「鶴慶職人」雲南省大理ペー族自治州の北側に位置する鶴慶県は、旅のコースとして知られる大理―麗江―迪慶(チベット族自治州)の中心にあり、金沙江が県内を
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 4 PDF HTML
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165. 気になりだした食の安全
食品選択の難しさ海外ボランティア機関の北京事務所で働いている李紅艶さん(三十三歳)は、仕事で忙しい毎日を送っている。出張も頻繁にある。そこで一歳の娘の面倒は、故郷から呼び寄せた定年退職したばかりの両親にお願いしている。両親のおかげで育児の心配からは解放されたが、別の悩みが生まれた。「私の実家は山東省の農村なので、両親の生活様式は単純でおおざっぱです。孫を育てるのも昔と同じ方法でやっています。例えば
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 5 PDF HTML
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166. 解放されたインナーのオシャレ
「秘め事」ではなくなる流行の服を身にまとった専業主婦の戈紅聯さん(三十八歳)は、はつらつとしていて、実際の年齢よりかなり若く見える。子育てをしながら、心の問題や家庭·結婚の相談に応じるボランティア機関の活動にも参加している。下着(インナー)のことを話題にすると多くの人はきまり悪そうにするが、犬さんはアッケラカンとしている。そのうえ、自宅のクローゼットを開けて、さまざまな色、デザインの下着や寝間着を
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 6 PDF HTML
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167. 美容整形でチャンスをつかめ
自信を取り戻す張蘭英さん(五十六歳)はある美容センターで受付の仕事をしている。一緒に仕事をしているのは、ほとんどが二十代の若者だ。若い同僚たちは、張さんの年齢が自分の母親と同じぐらいであるにも関わらず、張さんを「蘭英姉さん」と呼ぶ。張さんは二年前に、目の下のたるみ取り、二重まぶたなどの美容整形手術を受けた。「顔だけじゃなく、心まで若返りました。気力があふれてきましたよ」と、まるで昔に戻ったかのよう
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 7 PDF HTML
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168. 親子で受験戦争を勝ちぬく
一家あげての支援北京美術館の近くにある雑居住宅の一室から、毎日ピアノを練習する音が聞こえてくる。ここに住んでいるのは、甘粛省環県からやってきた王雪琴さん(四十三歳)とその娘の王婷ちゃん(十二歳)。古い平屋建ての部屋には、ベッドが二つ、食卓が一つ、そしてピアノがあるだけ。隣で刺繍をしながら、いつも婷ちゃんのピアノを聞いている王さんは、「私は五線譜なんか読めませんが、娘のピアノをずっと聴いているので、
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 8 PDF HTML
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169. コンバインが生んだゆとり
楽になった刈り入れ河北省中南部の粛寧県閻郝村に住む閻峻嶺さん(五十七歳)は、これまでずっと土を相手に生きてきた。苦労を重ねたため、顔にはたくさんのシワが刻まれている。閻さんの家の前にはコンバインが一台停車している。閻さんはそれに飛び乗ったり降りたりしながら、きびきびと点検を始めた。まもなく、夏の刈り入れが始まるのだ。「私たち農民は刈り入れのことを『開鎌(カイリエン)』と言いますが、小麦の刈り入れで
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 9 PDF HTML
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170. カモが「米」をしょって来た
生活環境を守るために江蘇省南部の丹陽市延陵鎮西洲村に住む謝桐洲さん(五十六歳)の水田は、青々とした稲の上を数羽の白鷺が軽やかに飛んでいて、絵画のように美しい。差し出された名刺には嘉賢米業有限会社社長という肩書きが記されていたが、使い古した麦わら帽子をかぶり、真っ黒に日焼けした顔をほころばせる姿は、素朴な農民そのものだった。しかし謝さんは普通の農民とはひとあじ違う。一九七〇年代から生産隊(人民公社の
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 10 PDF HTML