121. 天安門広場のスナップ写真屋さん

Author: 撮影　王恩普    Year 1979 Issue 10 PDF HTML

122. 漢方の総合病院　北京中医病院

〈本文参照〉北京市の中心部にほど近い寛街に北京中医病院（漢方の総合病院）↑がある。付近は伝統的な古い建物で、そこに新しく建設された九階建てのビルは、一見、不調和な感じもするが、そんな点に、反って北京市の建設ぶりがうかがえる。もともとこの病院は、1956年、個人経営·協同経営の漢方医を組織して出来たもので、もちろんいまは公立。設立当初は漢方医30余人、ベッド数100しかなく、医療設備も貧弱だったが、

Author: 撮影　翁乃強    Year 1979 Issue 11 PDF HTML

123. 西域の門戸

陽関と玉門関をこえて西へ進むと新疆である。むかしのいわゆる「西域」だ。シルクロードは、ここで南·中·北の3コースに分かれて西進する。北コースの東端、哈密（ハミ）、巴里坤（バリコル）の一帯はけわしい地勢ながら、水と草もゆたかで、西域の門戸にあたる。この一帯を制圧すれば中央アジアへの喉くびをおさえたようなもので、天山山脈の南北にまたがる全新疆地区をうかがうことができる。そこでこの一帯は漢代から近代に至

Author: 撮影　金伯宏    Year 1979 Issue 11 PDF HTML

124. 石碑にとりくむ工人たち

Author: 撮影　岳国芳    Year 1979 Issue 11 PDF HTML

125. 北方昆劇院　李慧娘

一九六一年、北方昆劇院で〈李慧娘〉の下稽古が始まっていた。荒筋はこうである。南宋の徳祐元年（一二七五年）のこと、悪徳宰相賈似道は、元の軍勢を恐れ、外国には貢物外交を行なう反面、国内では圧政を行ない、自分は逸楽にふけり、江南の地に安居して政治を怠っていた。時の大学生裴舜卿はこれに憤慨し、直言して禍をまねく。李慧娘は学生を称賛したため殺害されるが、死後、亡霊となって裴舜卿を救いだし、賈似道を死に追いや

Author: 撮影　翁乃強    Year 1979 Issue 11 PDF HTML

126. 「ラクダロード」を訪ねる

隋代以後、天山山脈の北側には中央アジアへ通じる通商路があったと史書に記録されている。そのルートは、おおむね、哈密地区で天山山脈を越え、巴里坤（バルコル）、木壘（モリ）、奇台、吉木薩爾（ジムサハ）を経て、イリ河沿いに西へ向かっていた。本世紀の初頭に至るまで、このルートはやはり新疆と中原を結ぶ重要な通商路であった。中原の商人は、一年に一回この通路をゆききした。その荷物を運ぶのはラクダだったので、土地の

Author: 撮影　金伯宏    Year 1979 Issue 12 PDF HTML

127. よろず修理引き受けます

北京の目ぬき、西単の大通りに面して「西単北　総合修理部」がある。傘、カバンなどからカメラに至るまでの「よろず修理引き受けどころ」である。下はその傘直し部。

Author: 撮影　王恩普    Year 1979 Issue 12 PDF HTML

128. 歴史劇　王昭君

著名な劇作家·曹禺氏の新作歴史劇〈王昭君〉が、最近、北京人民芸術劇院によって上演され、好評を博した。王昭君は約2000年前、漢の後宮から匈奴の王に嫁した人物で、従来、悲劇の女性としての解釈が流布されていたが、曹禺氏は、より積極的な人間像を描きだすことに成功した。―前漢元帝の竟寧元年（紀元前33年）、匈奴の呼韓邪単于（かんやぜんう）は長安にきて縁組を申し込み、元帝は両民族の和睦のため、それを受け入れ

Author: 撮影　翁乃強    Year 1979 Issue 12 PDF HTML

129. 中国の盆栽·水石

中国では、盆栽、水石、盆景の類を総称して「盆景（ペンチン）」という。その歴史は古く、千三百年前の唐·章懐太子墓の壁画に盆栽をもった侍女がえがかれている。大別して「樹桩盆景」と「山水盆景」に分類され、前者が日本の盆栽に相当し木を楽しむ。後者は、日本の水石·石付き盆栽·盆景を合わせたようなもので、石を加工し、あるいはこれに草木を植えこみ、水を張った浅鉢で鑑賞する。いずれにせよ、盆上に自然の美を再現する

Author: 撮影　劉世昭    Year 1980 Issue 1 PDF HTML

130. 住宅づくり急ピッチ！

この2、3年、北京では住宅建設が急ピッチで進められている。市内のあちこちにクレーンがそびえたち、古都の変貌はめざましい。住宅難は北京の当面する重大な問題の一つで、いま行なわれている国民経済の調整のなかでもとくに重視されている。新しい年を迎え、その建設にはさらに拍車がかかるだろう。

Author: 撮影　劉世昭    Year 1980 Issue 1 PDF HTML