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Your search : [ author:文·写真 劉東平] Total 774 Search Results,Processed in 0.092 second(s)
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121. 発展と保護が叫ばれる竜現村の「稲田養魚」
中国東南部の沿海に位置する浙江省青田県竜現村は、幹線道路から離れた村落である。周りは青々とした山に囲まれ、三百年余り前の古い家屋が、今でも完全な姿で保存されており、古風で美しい田園風景が広がる。家屋の前後にはたくさんの池があり、まだ田植えをしていない棚田にも水が満ちていて、魚が泳いでいる。これこそが、この村の伝統的な耕作方法「稲田養魚」(稲と魚を共に育てる)だ。「世界農業遺産」とは国連食糧農業機関
Author: 王攀=文·写真 Year 2006 Issue 2 PDF HTML
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122. 水運業で栄えた昔のおもかげ残す
蘭州市から約百十キロ離れた古鎮、青城には、清の康熙、乾隆、嘉慶、道光年間に建てられた五十以上の四合院式の古民家が現存している。康熙年間、水運業が発達した青城鎮には、各地方から商人が集まった。建築様式が北京、天津などの特徴を持っているのはそのためである。軒や扉など精巧で美しいレンガの彫刻や木彫は、当時の青城鎮の繁栄を今に残している。黄河の古い町青城鎮は、甘粛省蘭州市の東北の楡中県内に位置し、蘭州市か
Author: 馮進=文·写真 Year 2006 Issue 2 PDF HTML
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123. 自己陶酔する「八〇後」の作家たち
中国で「八〇後」といえば、一九八〇年以降に生まれた若い作家たちのことだと言われていたが、現在は、韓寒、郭敬明を代表とする流行文学作家のことを指している。以前、中国文壇の主流は、莫言や余華など、五、六〇年代に生まれた中年作家だった。彼らの作品は、意味が深く、考え方も着実で、社会の責任感に富んでいた。そのため、彼らは次の世代の作家の創作に大きなプレッシャーを与えると考えられていたが、「八〇後」の作家た
Author: 高原=文·写真 Year 2006 Issue 3 PDF HTML
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124. 人気沸騰中 二つの「お笑い」の世界
中国ではいま、二つの「お笑い」が人気を呼んでいる。二つとも、これまでなかった発想で、新しい「お笑いの世界」を創り出し、人々は腹を抱えて笑いこけている。 一つは、伝統的な観念をひっくり返した喜劇『武林外伝』、もう一つは昔ながらの台本を現代風にアレンジした郭徳綱の相声(漫才)である。まったくジャンルの異なる「お笑い」だが、二つに共通するものは、現代社会のさまざまな事象を風刺し、笑い飛ばす精神である。尚
Author: 高原=文·写真 Year 2006 Issue 4 PDF HTML
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125. 少年野球の交流で友情を築く
中国て、子供たちのために野球教室を開き、中日両国の子どもたちの交流を進めているNPO(非営利組織)がある。このNPOに招かれて中国の小学生チームが訪日し、日本の子どもたちと交流試合をした。すでに3年近く続けられてきたこの交流の中で、中国の子どもたちのわだかまりが次第に解け、相互信頼と友情が育まれつつある。アニメが現実になった野球このNPOは「RBAインターナショナル」という。「RBA」は「Refo
Author: 于文=文·写真 Year 2006 Issue 4 PDF HTML
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126. 映画『プロミス(無極)』パロディー騒ぎの背景
日本でも公開された『無極』(日本語題『プロミス(無極)』)は、『さらば、わが愛/覇王別姫』で知られる陳凱歌監督の最新作。 その陳凱歌を「恥知らず」と激怒させた騒ぎが、中国国内で起こった。それを引き起こしたのが、『プロミス』をパロディー化した短編映画『一個饅頭引発的血案』(『一つの饅頭が引き起こした殺人事件』)である。
Author: 高原=文·写真 Year 2006 Issue 5 PDF HTML
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127. 「周桜」に息づく中日の友情
周恩来総理を偲ぶ桜東京都八王寺の創価大学には、「周桜」と呼ばれる桜がある。これは、故周恩来総理を記念するために植えられたものである。一九六〇年代、中国と日本の間にはまだ正式な国交がなく、周恩来総理は、両国関係の正常化のために努力を惜しまなかった。中日国交回復後の一九七四年十二月五日の夜、周総理は病気を押して、二度目の訪中をしていた池田大作氏と会見した。会談の中で周総理は、「五十年前、桜が満開のとき
Author: 王浩=文·写真 Year 2006 Issue 6 PDF HTML
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128. 神秘溢れる「北疆」の旅
新疆ウイグル自治区といえば、シルクロードやタクラマカン砂漠を思いおこす人が多い。しかし、天山山脈の北側に広がる「北疆」と呼ばれる一帯は、暑く、乾ききった「南疆」とは違い、気候は湿潤。砂漠もあるが、草原や高山湖、原始林が広がっている。 「北疆」には、百五十万を超す人口を持つ大都市、ウルムチ市のほか、多くの少数民族の自治州があり、独特の文化や生活習慣をいまも保っている。大自然と伝説と人情を求めて「北疆
Author: 高原=文·写真 Year 2007 Issue 3 PDF HTML
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129. 中国語を学ぶ日本の若者たち
日本の学校では、外国語科目の主流は英語だ。英語は、学校教育で最も重視される科目のひとつでもある。しかし近年、中国語コースの人気が高まり、中国語を学ぶ大学生や高校生が増えている。文部科学省の統計によると、二〇〇五年の時点で、選択科目として中国語コースを開設している高校は五百五十三校におよび、全国の高校生の〇·六%が中国語を学ぶ。また、大学の八三%が第二外国語として中国語コースを開設。さらには、社会に
Author: 于文=文·写真 Year 2007 Issue 3 PDF HTML
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130. 茶と馬の交易で栄えた古代の道
昨年の国慶節の連休を北京で過ごした直後、慌しくシーサンパンナに駆けつけた。十月の雲南は、雷雨続きだった。 昆明から景洪までの高速道路は、車もそれほど多くはなかったが、七百キロ余りの山道を走るには、ほぼ丸一日の時間がかかった。車の中は蒸し暑く、風が通らず息苦しかった。フロントガラスにぱらぱらと雨の当たる音がした。次第に雨は強くなってゆき……。
Author: 馮進=文·写真 Year 2007 Issue 3 PDF HTML