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Your search : [ author:カメラ·魯忠民文·丘桓興] Total 4 Search Results,Processed in 0.077 second(s)
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1. 砂漠の暮らし ラクダとともに
ラクダは“砂漠の舟”とよばれていた。一、二千年前、ラクダの鈴の音とともに、シルクロードのキャラバンは、中国の絹織物、鋼鉄、茶、陶磁器を西域に運んでゆき、中央アジア、アラブ諸国、ヨーロッパから玉石、真珠、薬材、香料などを持ちかえって来たのである。今では、中国と外国との交流面で汗馬の功労を立てたラクダ隊は、汽車、トラック、飛行機にとってかわられたけれども、甘粛省内の民勤県では、用水路の傍らで水を飲んだ
Author: カメラ·魯忠民 文·丘桓興 Year 1984 Issue 4 PDF HTML
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2. 東北農村の春節 吉林篇(上)
中国人にとって、春節(旧正月)は新年(新暦の正月)よりもずっと大事なものである。都市の場合、各政府機関、工場など、新年の休みは一日だけで、春節には三日間の休みになる。農村では、新年になってもほとんどそれらしい雰囲気が見られないが、春節には前後一カ月余もお祭りさわぎがつづく。それというのも春節は三千年以上前からの行事なのである。辛亥革命後の一九一二年、中国は西暦紀元を採用し、以後、新暦の元旦を新年と
Author: カメラ·魯忠民 文·丘桓興 Year 1984 Issue 6 PDF HTML
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3. 汨羅江畔の端午節 湖南篇
五月五日は端午の節句 門に艾(よもぎ)を插せば 家のなかはよい香り 粽(ちま)を食べ砂糖をふりかける さあ 竜舟が水に浮かんだぞこの民歌に歌っているように、農暦五月五日の端午節(端陽節または五月節ともいう)になると、中国の町や村、とくに南方の広大な農村では、どの家も入り口にヨモギを插し菖蒲(しょうぶ)を掛け、ちまきを食べ、川や湖のほとりで竜舟競漕をみる。こうした民俗行事は、二千二百年前の愛国詩人屈
Author: カメラ·魯忠民 文·丘桓興 Year 1984 Issue 9 PDF HTML
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4. 屈原の古里 湖北篇(下)
山の民の背負いかご一筋の山道が帯のように山肌に巻きついている。切りたつ山々の頂きをみあげると、藍色の空がのぞいているだけである。谷底の渓流ははげしい音をたてて流れ、三人の山びとが鉄鉤で杉の丸太を流している。沔陽(めんよう)をあとに、わたしたちは車で西へ二〇〇キロ余も走って、宜昌市にやってきた(ここで数万の労働者が長江をせきとめ、今のところ中国最大の葛洲壩(ゴーチューバー)水力発電所を建設中である)
Author: カメラ·魯忠民 文·丘桓興 Year 1984 Issue 12 PDF HTML