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Your search : [ author:語り手 劉鳳祥
え 李玉紅] Total 916 Search Results,Processed in 0.083 second(s)
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861. 太湖を見るなら無錫
蠡園蠡園は蠡湖(太湖の一部、春秋時代、越の范蠡が西施と舟を浮かべた)の名をとった。広さは6ヘクタール、北部分は石を雲の姿に積み、東は長廊下が湖に臨み、背後の壁には蘇軾等の墨跡が刻まれている。鼋頭渚公園鼋頭渚は太湖に突き出た半島であり、びょうぼうたる湖と、遥に七十二峰を望む絶好の場所である。広さは130ヘクタール、自然の中に人工を配し、鼋頭、澄瀾堂、光明頂、三山などに分かれている。恵山泥人形昔から恵
Author: 資料提供 裘明仁 陸炳栄 編集 劉東平 え·魯忠民 Year 1996 Issue 3 PDF HTML
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862. 言葉を越えた文化理解のために
一九三〇年代、私の祖父と祖母は、長春で出会い、結婚し、そして私の母を含めた五人の子供たちを大連で産み育てました。そして終戦を迎え、一家七人、祖父のふるさとに引き揚げたそうです。私は幼い頃から、祖母と母の大連の思い出話を聞いて育ちました。アカシアの大連、通りを走るマーチャー(馬車)の音、真っ赤に燃えて沈む太陽、そして親切だった人たち…。いい思い出ばかり聞かされたので、私は中国に、漠然とした憧れを抱く
Author: JTBコンサルティング 松木千恵(ちえ)さん Year 2006 Issue 8 PDF HTML
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863. 無実の「松川事件」被告をすくえ
罪の魔手を阻止せよ!」これは中国の世論のはげしい要求である。日本の「松川事件」対策協議会の定めた国際行動の日、八月十七日の前後に、北京の人民日報、工人日報、大公報、光明日報、中国靑年報など各紙はいずれも論評を発表し、「松川事件」の無実の被告に声援をおくるとともに、この事件の真相を徹底的にバクロしている。人民日報の論評は、中国人民は、「松川事件」の被告が最終判決に直面しているこの時にあたつて、「あら
Author: 「無実の『松川事件』被告をすくえ!」「謀殺犯人どもの犯 Year 1958 Issue 10 PDF HTML
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864. 頭を下げた米人领事
かつて〈冒険家の楽園〉とよばれていた上海には、帝国主義者どもが、長期にわたって中国人民の頭上にあぐらをかいていた。一九四九年五月二十七日から上海は、新中国人民の上海にかわった。が、ひとにぎりの帝国主義者どもは、失敗にこりることなく、なおも上海にがんばって、権力をふるい、うまい汁をすおうとしていた。そこで、このような事件が発生したのであった……一九四九年七月六日。上海市の軍民は、解放を祝って、盛大な
Author: 銭恵民(チエンホイミン) え·呉文淵(ウーウエンユワン) Year 1963 Issue 9 PDF HTML
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865. おじぎ草のはなし
このはなしに出てくるようなことが、いつ、どこでおこったかはあまりせんさくしないことにしょう。とにかく昔あるところに一人のきりっとした若者がいた。若者は毎日川に魚つりにいった。するとそこにはいつも一人の老人がこしをおろして釣糸をたれていた。そして老人が「こい、こい、こい、大きな魚は、こっちへこい」とつぶやくと、すこし大きな魚はみんな老人の方によっていった。それを見た若者は、ある日、思いきって老人に話
Author: 董均倫(トンチユンロン) 江源(チヤンユワン) え 李寸松(リーツンスン) Year 1963 Issue 10 PDF HTML
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866. 動力〈上〉
一これは、解放直後の上海(シヤンハイ)でのできごとである。技師長の部屋には、スタンドがひとつポツンとともっていた。ほのぐらい燈火が、机の上にちらばった図面や雑誌、吸いガラのこぼれかけた灰皿を照らしだしていた。副技師長の陸漢美(ルーハンメイ)は窓べにもたれ、眉根をよせながら表を眺めていた。むかい側には大きな建物が一列にならんでいた。十数本のガッシリとした煙突がたっているのはボイラー室で、ガラス窓が三
Author: 費礼文(フエイリーウエン) え·華三川(ホワサンチワン) Year 1964 Issue 4 PDF HTML
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867. 動力〈下〉
「とんでもない。わたしは上海(シヤンハイ)を離れるわけにはいかない!」陸漢美(ルーハンメイ)はやっとのことで、そう言った。「そりゃあ、どういうわけかね」沈従美(シエンツオンメイ)は驚いた様子である。「上海の数百万の人が電気を必要としているのに、放っておくことができますか」相手がべつに警戒しているようすでもないので、沈従美は落ちつきをとりもどした。「そんなこと言ったって仕様がないじゃないか。いいかね
Author: 費礼文(フエイリーウエン) え·華三川(ホワサンチワン) Year 1964 Issue 5 PDF HTML
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868. 山の運転手〈上〉
一〈紅絹の舞い〉という舞踊がある。踊り手のうちふる長い紅絹が虚空でくるくるといくえにもまわるさまは、わが長白山(チヤンパイシヤン)をめぐりめぐる国道のそれとよく似ている。トラックでこの国道をはしると、〈断崖絶壁!〉とか、〈連続曲折!〉とか、〈徐行!〉〈危険!〉〈警笛鳴らせ!〉といったたぐいの、ものものしい語句と感嘆符のかかれた道路標識がつぎからつぎにあらわれ、乗っている者の肝をひやさせるのだ。助手
Author: 張天民(チヤンテンミン) え·董辰生(トンチエンシヨン) Year 1964 Issue 7 PDF HTML
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869. 山の運転手 〈下〉
三春も三月と言うのに、長白山(チヤンパイシヤン)の一帯はまだかなり寒く、山も峰も、冬からの雪は、おとずれようとする春に、わざとつれないそぶりを見せているかのようだ。紅葉嶺(ホンイエリン)で最も危険な箇所では、道路工がまいにち氷をくずしたり雪をかいにりしている。とくに、晴れた日の昼間になると、日にてらされた国道の氷雪がとけて、路面は水びたしになった。すると、まるでガラスの上に油を流したように、車はい
Author: 張天民(チヤンテンミン) え·黄鍾駿(ホワンチユンチユン) Year 1964 Issue 8 PDF HTML
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870. 先輩
今日は日曜日、工場は休みで職場主任をしている老熟練工の陳(チエン)さんはどこへも出かけず、家の中でねそべっていた。窓の外にはしだれ柳の濃い緑の枝が、そよぎもせずにじっとたれさがっている。ちょうど暑いさかりの昼さがりなので、部屋の中はひっそりと静まり、疲れを知らぬ蟬たちのさかんな鳴き声さえも、何となく眠気をさそうようだ。しかし陳さんはなにやら考え事があって、すこしも眠気を感じなかった。そのとき階段に
Author: 胡万春(フーワンチユン) え·翁乃強(ウオンナイチヤ) Year 1964 Issue 9 PDF HTML