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Your search : [ author:写真·文 狄華] Total 592 Search Results,Processed in 0.121 second(s)
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51. 余生を音楽に
陳延沢先生は中学校で音楽を教えていた。三十三年間の教員生活だったから指導を受けた生徒はたくさんいる。私もその一人であるが、いい先生だったから、みんな先生を慕っていた。あれは一九七〇年のことだった。私はその頃甘家口中学の生徒だったが、ある日音楽の先生に呼びだされた。その頃の私は悪戯(いたずら)小僧だったので、何か授業中の悪ふざけを叱られるのかなと思っておそるおそる顔をだすと、意外にも、学芸会に参加す
Author: 写真·文 郭実 Year 1995 Issue 11 PDF HTML
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52. 「改革·開放」の旗手深圳特区
一九八〇年に設立された深圳経済特区は、十五年間の飛躍的な成長を経て、人口二万の小さな田舍町から人口三百万、年総生産五百六十億元に達する、上海、北京、天津、広州に次ぐ全国第五位の近代的大都市に発展した。統計によると、特区の総生産高は十五年来、年平均三五·九%の延びを示し、三年ごとに倍増した。中国では「改革開放」政策の全面的な進展に伴い、「対外開放都市」や「経済開放区」が全国各地で増えている。このよう
Author: 写真·文郭実 Year 1995 Issue 12 PDF HTML
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53. 二千年の歴史を持つ蜀の町―黄竜渓
四川省の省都成都(チョントウ)から西南九〇キロの所に景色のよい、素朴な人々の住む古い町黄竜渓(ホワンロンシー)がある。うねうねと続く錦江(チンチアン)が町の周りを流れ、川面には漁船が漂い、遊覧船が行き交う。青い石畳の道を行くと、横町には明、清時代の民家がびっしりと立ち並んでいる。町のそこここに、樹齢七百年を超える六本のガジュマルが葉を茂らせている。夕暮れ時、寺の鐘の音が響き渡るころ、家々からかまど
Author: 写真·文 郭実 Year 1996 Issue 6 PDF HTML
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54. 福建省南靖に見る客の土楼
福建省の西部地方に残る客(はっ)家(か)の土楼は、四百年ほど昔の明代に黄河中下流域から戦乱を逃れて南方に移住した人々―後に客家と呼ばれるようになった人々が建てた独特の住居である。匪(ひ)賊(ぞく)や野獣の襲撃を防ぐため、高くて堅固な、窓のない外壁に囲まれた土楼で、円形のものと方形のものとがある。記者はことし初め、土楼の取材のため南靖(ナンチン)県書詳(シユーシャン)郷を訪れた。この地方の山間部を車
Author: 写真·文 郭実 Year 1996 Issue 10 PDF HTML
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55. おもしろい野生パンダの習性
幼いころ動物園で私が最初に覚えた動物はパンダだったと思う。大きくなって初めてパンダが中国中西部に生息し、世界で絶滅にひんしている希少動物のひとつであると知った。調査によれば野生のパンダは現在およそ千頭にすぎないといわれる。記者としてぜひパンダの故郷をルポしたいと思い続けてきたが、ついに機会に恵まれた。昨年四月下旬、四川省林業庁の協力を得てパンダの生息地に足を踏み入れることができたのだ。成都から車で
Author: 写真·文 郭実 Year 1997 Issue 1 PDF HTML
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56. 北京空港拡張工事進む
北京首都国際空港は一九五五年に着工され、五八年に正式に開港した。約四十年を経て、数次の拡張を行ったが、客と貨物の輸送量が毎年増大し、諸設備が満足に対応できなくなった。現在、わずか計七万八千平方メートルのターミナルビルと付属施設で、内外の五十四航空会社の百六十八路線が運航され、国内六十二都市、海外五十二都市を結ぶ毎週千百三十一の定期便を扱っている。九五年には利用客が千五百万人を超え、設計能力をはるか
Author: 写真·文呉兵 Year 1997 Issue 1 PDF HTML
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57. 苦労とスリルの人工繁殖
臥竜に滞在中、最も興奮したのは「中国パンダ保護研究センター」で、パンダが発情し、異性を求め、ペアリングするまでのすべてを、この目で見たことだった。臥竜保護区の核桃坪にある研究センターは、水の流れる山あいの絶好の環境につくられ、飼育場、獣医棟、研究実験室などがある。私が着いたとき、パンダたちは自分の飼育舎の庭で、ぶらぶら歩いていたり、ごろりと横になって日向ぼっこなどをしていた。レンガの壁に囲まれ、小
Author: 写真·文 郭実 Year 1997 Issue 2 PDF HTML
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58. 住民とパンダの心の触れ合い
蜂桶寨(フォントンヅァイ)は四川省宝興(バオシン)県の小さな山村だ。住民が木の桶を使って蜂を飼っているので、この名がついた。ずいぶん前からパンダが自由にこの村に現れ、気ままに人家を訪ねて餌を探していることで、すっかり有名になった。一九七九年に宝興県に四万ヘクタールのパンダ自然保護区が設けられたときにも、この蜂桶寨の名が選ばれた。蜂桶寨自然保護区はパンダが比較的に集中して生息している邛崍(チュンライ
Author: 写真·文郭実 Year 1997 Issue 3 PDF HTML
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59. ベールに手をかけた旅順口
旅順口は中国遼東半島の南端にある美しい港町である。面積は560平方キロ、海岸線が170キロで、人口が21万人、現在は大連市の一つの行政区になっており、大連から汽車に乗れば約1時間で着く。「旅順口を調べれば、中国近代史の半分は分かる」と言われるほど旅順口の歴史は波瀾に富んでいる。明、清の時代を通して、旅順口は重要な海軍基地であったが、1894年、日本との甲午(日清)戦争後日本の統治下におかれ、一年後
Author: 写真·文 馮進 Year 1997 Issue 4 PDF HTML
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60. 昔話に富む白馬チベット族の村
青蔵高原の東麓の岷山(ミンシャン)山脈はパンダの主な生息地のひとつである。四川省平武(ビンウー)県はこの地域の中心地で、有名な王朗(ワンラン)自然保護区も県内にある。平武県の町から王朗へ向かう途中、民族的な生活習慣と伝説ゆたかな白馬(バイマー)チベット族の村を通る。白馬チベット族はパンダの故郷で暮らしているので、パンダには一種の特別な感情を持っている。彼らの古老たちの語る昔話にも、パンダが登場する
Author: 写真·文 郭実 Year 1997 Issue 4 PDF HTML