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Your search : [ author:侯若虹=文 中国新聞社=写真提供] Total 74 Search Results,Processed in 0.102 second(s)
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51. 親子で受験戦争を勝ちぬく
一家あげての支援北京美術館の近くにある雑居住宅の一室から、毎日ピアノを練習する音が聞こえてくる。ここに住んでいるのは、甘粛省環県からやってきた王雪琴さん(四十三歳)とその娘の王婷ちゃん(十二歳)。古い平屋建ての部屋には、ベッドが二つ、食卓が一つ、そしてピアノがあるだけ。隣で刺繍をしながら、いつも婷ちゃんのピアノを聞いている王さんは、「私は五線譜なんか読めませんが、娘のピアノをずっと聴いているので、
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 8 PDF HTML
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52. コンバインが生んだゆとり
楽になった刈り入れ河北省中南部の粛寧県閻郝村に住む閻峻嶺さん(五十七歳)は、これまでずっと土を相手に生きてきた。苦労を重ねたため、顔にはたくさんのシワが刻まれている。閻さんの家の前にはコンバインが一台停車している。閻さんはそれに飛び乗ったり降りたりしながら、きびきびと点検を始めた。まもなく、夏の刈り入れが始まるのだ。「私たち農民は刈り入れのことを『開鎌(カイリエン)』と言いますが、小麦の刈り入れで
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 9 PDF HTML
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53. カモが「米」をしょって来た
生活環境を守るために江蘇省南部の丹陽市延陵鎮西洲村に住む謝桐洲さん(五十六歳)の水田は、青々とした稲の上を数羽の白鷺が軽やかに飛んでいて、絵画のように美しい。差し出された名刺には嘉賢米業有限会社社長という肩書きが記されていたが、使い古した麦わら帽子をかぶり、真っ黒に日焼けした顔をほころばせる姿は、素朴な農民そのものだった。しかし謝さんは普通の農民とはひとあじ違う。一九七〇年代から生産隊(人民公社の
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 10 PDF HTML
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54. 壮大なスケールと精緻な技巧
1974年3月、陜西省臨潼県(現·西安市臨潼区)の晏寨郷西揚村の村人が、井戸を掘っているときに、思いがけずたくさんの素焼きの人形の破片を発見した。発見された場所は、秦の始皇帝陵の東1500メートルほどのところに位置する。考古学者の調査によれば、それは長方形の秦の兵馬俑坑であった。一九七六年、最初に発見された兵馬俑坑の北側から二十メートルと二十五メートル離れたところで、さらに二つの兵馬俑坑が発見され
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 11 PDF HTML
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55. テーマパークで感情を解き放つ
進化した遊具今年の夏休み、北京にまた一つ大型遊園地がオープンした。「北京歓楽谷」という名のユニークなテーマパークで、多くの人々を引きつけている。北京交通大学の黄錚くん(二十二歳)は、友人数人を誘って遊びに来た。友人たちは高校時代のクラスメート。現在はそれぞれ違う大学に通うが、子どもの頃から一緒に遊んでいたので、趣味が似通っている。そこでみんなが好きな遊園地へ遊びに行くことにしたのだ。遊園地の案内図
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2006 Issue 12 PDF HTML
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56. 漁民にとって禁漁は喜?憂?
舟の上の暮らし湖北省出身の楊老三さん(四十歳)は十数年にわたり、湖南省北部の洞庭湖で魚を捕って暮らしてきた。家は湖南省岳陽市の漁港の近くに泊まっている舟の上。二十艘余りの舟が寄り集まって泊まり、各舟に漁民の家族が住んでいる。舟と舟の間には渡り板が架かっている。楊さんが自宅にしている舟は長さ二十メートル、幅五メートルほどで、部屋の広さは十数平方メートル。部屋の中では娘さんがテレビを見ていた。テレビの
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2007 Issue 1 PDF HTML
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57. 都市の底辺支える農民工たち
高層ビルや高速道路の建設ラッシュが続く中国の大都会。その建設現場で働いているのは、ほとんどが農村から出稼ぎに来た人々である。 都市住民の生活は、日増しに豊かになっている。レストランや美容室などのサービス業も発展したが、そこで働く人々も大多数が農村から出てきた人たちだ。
Author: 侯若虹=文 劉世昭=写真 Year 2007 Issue 3 PDF HTML
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58. 賛否のなかを電動自転車が走る
快速便利な庶民の「足」趙慧梅さん(三十八歳)は毎日、青色の電動自転車を利用して小学校六年生の娘を送り迎えしている。娘が小学校に入学したその日から、雨の日も風の日も自転車で送り迎えを続けてきた。学校から家までは自転車で三十分。そんなに遠くはないが、路上は車や人が多いため、一人で通学させるのは心配なのだという。「送り迎えをするのは一苦労ですが、安心できます」と趙さんは話す。娘は母親と変わらないぐらいに
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2007 Issue 3 PDF HTML
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59. 多彩なカードが溢れる社会に
財布からカードケースへ大学を卒業して二年になる二十四歳の張丹さんは、現在北京の外資系企業で働いている。午前九時から午後五時まで、ほとんどの時間は厳しい上司の元で忙しい仕事に追われ、リラックスできるのは仲間といっしょにランチを食べるわずかな時間だけ。昼休みにはいつも、特色あるレストランがずらりと並ぶ付近のレストラン街に足を運ぶ。張さんは、財布の中からさまざまなカードを引っ張り出す。「どれもお気に入り
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2007 Issue 5 PDF HTML
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60. キノコがもたらす循環型ライフ
キノコ栽培で豊かに周口店北京原人遺跡がある北京市西南部の房山区は、昔から農業を主な生産手段としてきた地域だ。近年、新しい農産業の発展を画策し、生産活動や生活の面で現地の農民たちにさまざまな変化をもたらしている。大石窩鎮南河村に住む丁興財さん(四十五歳)はキノコ栽培を生活の糧とする。所有するキノコ栽培用ビニールハウスは、長さ約百メートル、幅約十メートル。レンガを積み上げて一方の壁を高く、一方の壁を低
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2007 Issue 6 PDF HTML