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Your search : [ author:文とえ 龔学孺] Total 50 Search Results,Processed in 0.153 second(s)
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31. 魏之禎 人と作品
何処簫声,酔倚春風弄明月 幾痕波影,斜撑老樹護幽亭揚州の名園·箇園の清漪亭に掲げられている楹聯(えいれん)である。ここを訪れる人びとは、亭畔一帯の園林風景を楽しみつつ、この対聯の詩情と書の美を味わう。江南の著名な書家であり詩人である魏之禎が句をつくり、みずから筆をとったものだ。魏之禎は、字(あざな)は誠生、号は心飲、一九一六年、南京に生まれた。早くから王伯沆、王東培、黄藹農ら名書家の門下に入り、書
Author: 本誌·龔学孺 Year 1989 Issue 8 PDF HTML
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32. 丁観加 人と作品
江蘇省の美術界では、一九八〇年代に入ってから多くの有能な青壮年書画家が輩出している。その一人に丁観加がいる。丁観加は、一九三七年に長江河口の崇明島に生まれた。大自然の陶冶を受けたせいであろう、その性格は大海の豪放さ、深さを感じさせる。大学の美術学部で絵画と書を専攻した五年間に、名師の指導を受け、確固とした芸術の基礎を築いた。卒業後、大学、鎮江の博物館、中国画院で多年にわたって書画の創作、研究に従事
Author: 本誌·龔学孺 Year 1989 Issue 9 PDF HTML
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33. 賈玉書 人と作品
鎮江市で異色の活躍を続ける一人の壮年芸術家を紹介しよう。賈玉書である。書法、篆刻、山水画で一家をなす一方、外国の文学や戯曲も研究するという多芸多才の人物だ。その書は清秀典雅でありながら、かつ剛毅穏健を感じさせる。外見は温和だが、内心は火のごとく燃えている彼の性格の表れとも言えよう。幾年か前、一部の青壮年書家が躍起になっていわゆる新、奇、狂、怪を追求して世間を驚かせようとしていたとき、彼は足を地につ
Author: 本誌·龔学孺 Year 1989 Issue 10 PDF HTML
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34. 孫暁雲 人と作品
長煙一空皓月千里浮 光躍金静影沈壁 漁歌互答此楽何極 范仲淹岳陽楼記句 丙寅年秋月 暁雲天地間人為貴立君牧民 為之軌則車轍馬跡 経緯四極黜陟幽明 黎庶繁息於鑠賢 聖総統邦域封建五爵 井田刑獄有燔丹書 無普赦贖皋陶甫侯 何有失職嗟哉後世 改制易律労民為君 役賦其力舜漆食器 畔者十国不及唐尭 采椽不?(斫)世嘆伯夷 欲以厲俗侈悪之大 倹為共徳許由推譲 豈有訟曲兼愛尚同 疏者為戚 曹操度関山詩一首 戊辰
Author: 本誌·龔学孺 Year 1989 Issue 11 PDF HTML
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35. 趙発潜 人と作品
趙発潜。魏碑を書くのに巧みなことで書壇に名をはせている。しっかりした書の技術が、多年の練磨を経て一層重厚、質朴、そして俊逸な風格を備え、それが数多い作品の中に体現されているのだ。著名な書家康殷先生は趙発潜の魏碑を「筋が正しく、魏碑の遺風をよく伝えている」と称賛し、書道界は一致して「魏碑を生き返らせた。気骨があり、志気がある」と認めている。趙発潜は、今年五十二歳、現在、北京市宣武区師範学校の副教授で
Author: 本誌·龔学孺 Year 1989 Issue 12 PDF HTML
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36. 朱乃正 人と作品
画家朱乃正は、多芸多才の人である。油画、水墨画に長じているのみでなく、すぐれた書家としても知られている。楷、隷、行、草すべてに自由闊達に筆をふるう。瀟洒典雅な字には、尽きない味わいがあり、単張小幅に佳作が多い。長歌大賦に取り組むときは一気呵成に書くが、一字一字が互いに照り映えて、全体に力があふれている。朱乃正は、一九三五年、浙江省杭州湾北岸の海塩県に生まれた。五三年、中央美術学院油画科に入学し、五
Author: 本誌·龔学孺 Year 1990 Issue 2 PDF HTML
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37. 趙海明 人と作品
古拙渾厚なこの二つの作品は、説明されなければ二十八歳の青年の書とはとても思えない。趙海明は、祖籍は黒竜江省だが、一九六二年に海南島の海口市で生まれた。現在、国立北京図書館館員、中国書法家協会会員、北京市書法家協会の篆刻芸術研究会会員、北京印社社員である。小さいときから書道が好きだったが、図書館に勤めるようになってからは、ますます書道と篆刻の学習と研究に励み、余暇には、印章を沢山彫って、篆書にも隷書
Author: 本誌·龔学孺 Year 1990 Issue 6 PDF HTML
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38. 蘇州民俗博物館を訪ねて
歴史と文化のまち蘇州を訪れる人びとは、市の北東、有名な古典園林·拙政園と獅子林に隣接する蘇州民俗博物館に魅了される。この博物館は一九八六年十一月、蘇州建城二千五百年記念としてオープンして以来、延べ百万人もの内外の入場客を迎え、南方漢民族の情緒豊かな民俗を展示する文化の窓口となってきた。現在公開されている結婚、祭礼、飲食をテーマにした三つの展示ホールに、読者のみなさんをご案内しよう。伝統的な結婚式の
Author: 本誌·龔学孺 Year 1990 Issue 10 PDF HTML
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39. 劉備と張飛のふるさと―涿州
中国で三国志の物語を知らない人はまずいない。ラジオやテレビでも講談ふうの語り物「三国志」は好評で、アンコール放送されているし、長編小観『三国志演義』をアレンジした映画、テレビ、演劇、絵ものがたりなども日ましに増えている。 中国歴史のうちで、三国時代ほど多くの英雄が風雲をまき起こした時代はないし、また、古代史のうちで三国志ほど、だれもがくわしく知っている時代も、ほかにはないだろう。 三国時代は、曹丕
Author: 本誌·龔学孺 Year 1991 Issue 1 PDF HTML
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40. 群雄混戦の地―徐州
虎牢関遺跡の取材を終えた私は江蘇省の徐州へと向かった。本誌では、ちょうど「ユーラシア横断鉄道の旅」が進行中で、二月号では「鉄道要衝の地·徐州」をあつかっている。今日の徐州の姿については、二月号を参照いただきたい。今月号では、もっぱら三国時代の徐州について語ることにしよう。徐州は、古く彭城と呼ばれ、後漢の終りごろ、徐州という名が定まった。黄淮(わい)平原(黄河·淮河の下流域)の中央に位置するため、古
Author: 本誌·龔学孺 Year 1991 Issue 4 PDF HTML