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Your search : [ author:王浩=文 魯忠民=写真] Total 113 Search Results,Processed in 0.122 second(s)
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21. 虫干しし、収穫を喜ぶ―天貺(きょう)節
農暦(旧暦)の六月は、焼け付くような日差しだ。どの家でも、カビや虫から守るため、着物や本を日に当て晒す習慣がある。時はまさに農繁期。中国の北方では小麦を刈り、南方では水稲を収穫す。六月六日がやってくると、人々は収穫したばかりの穀物を味わう。嫁いだ娘が、里帰りしてくる。温かい人情が満ち溢れる季節である。農暦の六月六日は、「六月六」とも天貺(きょう)節とも呼ばれる。「貺」とは「贈る」「賜る」の意味であ
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 6 PDF HTML
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22. 月を祭り、月を愛でる―中秋節
旧暦八月十五日の中秋節は、春節(旧正月)、元宵節、端午節とならぶ「中国の四大伝統祭り」と呼ばれている。この日の夜は一家団欒して、庭に供え物をならべ、月を拝んで月見をする。月餅やくだものを食べ、団欒や豊作を祝う。若い男女は月明かりのもと、踊ったり、恋人を見つけたりして楽しむのである。「嫦娥、月に奔る」中秋節に月を拝むといえば、民間にある神話がルーツだ。昔々、空には十の太陽があった。地上は焼けつくよう
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 8 PDF HTML
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23. 菊を楽しみ、高みに登る
旧暦九月九日(今年は十月十一日)は、重陽節だ。古人は九を「陽数」(陽の数字=奇数)として、陽の重なる九月九日のことを「重陽」と呼んだ。空が高く澄みわたり、すがすがしい季節のころだ。人々は連れだって山登りをしたり、菊を愛でたり、「重陽糕」(チョンヤンガオ)という餅を食べたりして、秋のピクニックやスポーツに適したこの日を楽しく過ごすのである。難を逃れる慣わし重陽節の由来についての歴史上の伝説がある。後
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 9 PDF HTML
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24. 先祖に「冬着」を送る―寒衣節
初冬の旧暦十月一日(今年は十一月二日)は、「寒衣節」である。この日には、先祖を祭り、故人となった肉親のために紙製の「寒衣」(冬着)を送る。思いやりと孝行の情にあふれた、伝統的な祭日である。円を描いて紙銭を燃やす中国の東北地方には、寒さが早くやってくる。旧暦の十月初めともなると、吉林省の人々は早くも綿入れの衣服を着だすが、それによって「寒くてさみしい季節は、どんなにつらいことでしょう」と、亡くなった
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 10 PDF HTML
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25. 車椅子で「死の海」ロプノールをわたる
さまよえる湖ロプノール(羅布泊)は中国·新疆ウイグル自治区チャルキリク(若羌)県の東北部にある。かつては、中国第二の内陸湖であり、シルクロードの要衝に位置していたため、世間にその名を知られていた。ここはタリム(塔里木)盆地の貯水池になっていて、天山山脈、崑崙山脈、アルトゥン(阿爾金)山脈に源を発したタリム河、コンチ(孔雀)河、チャルチェン(車爾臣)河、ミーラン(米蘭)河などが、いずれもロプノールの
Author: 張志雄=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 11 PDF HTML
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26. 神を祭り、豊作を祈る―冬至節
旧暦十一月二十二日(今年は十二月二十二日)は、冬至節(ドンジージエ)だ。「冬至は新年(春節)のごとく大切である」といわれ、かつて、皇帝は天壇で天を祭り、庶民は神や祖先を祭った後、一家団欒して宴を楽しみ、冬を祝った。「亜年」(ヤーニエン)とも称される。天を祭る儀式冬至は二十四節気の一つで、古代中国の暦の作成において、最も早くに確立された節気である。この日は、太陽が南回帰線上にあるため、北半球では昼が
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 11 PDF HTML
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27. 年の瀬を祭り、新年を迎える
旧暦の十二月は、別名「臘月」(ろうげつ)といい、一番寒い農閑期にあたり、祝日がもっとも多い月間である。臘月八日は「臘八節」で、「臘八粥」を食べ、二十三日は、竈の神を祭る「竈王節」(ザァオワンジエ)がある。大晦日は、旧年と別れを告げ新年を迎える日なので、とてもにぎやかである。臘八粥を食べる臘八節臘八節の早朝、どの家も臘八粥を作って食べる。これは、米、アワ、もち米、アズキ、ナツメ、ピーナッツ、クルミ、
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 12 PDF HTML
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28. 庶民の暮らし生き生きと首都博物館オープン
三千年にわたる北京の歴史を凝縮し、庶民の文化や生活を生き生きと再現した「首都博物館」の新館が完成し、一般公開された。 面積は六万余平方メートル、五階に分かれた展覧ホールには、古代の玉器から北京の風俗を再現した模型、さらに北京の道路を埋め尽くしていた黄色いタクシーまで、五千点を超える展示が人々の目を楽しませてくれる。
Author: 沈暁寧=文 魯忠民=写真 Year 2006 Issue 4 PDF HTML
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29. 「漂(さすらい)一族」の暮らしと意見
急速に発展している中国に、都市化の波が押し寄せている。北京や上海、広州、深圳などの大都市には、農村や地方都市から膨大な数の人々がやって来た。 彼らは新たなチャンスを求めている。夢を実現したい人、お金を稼ぎたい人、勉強したい人……。ただ漠然と人にくっ付いて来て、憧れの大都会に来てしまった人もいる。 こういう人々は、「漂一族」とか「流動人口」「都市の新移民」とか呼ばれている。その中で、首都の北京に来た
Author: 高原=文 魯忠民=写真 Year 2006 Issue 9 PDF HTML
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30. 始まりの型馬のタテガミを分ける
読者の皆さんの熱い要望に応え、今月号から誌上で太極拳講座を開催します。講師は全国的な大会で何度も優勝経験がある邱慧芳先生。さあ、みんなで太極拳を学びましょう。(本誌は1979年と96年にも太極拳を連載しました。参考にしてください)頭を上げて顔を正す、肩を沈めて肘を垂らす、胸に含みをもたせて背の力を抜く、腰を緩めて背を正す。上下の動きを関連させる、円く緩やかに動く、一心に感じて悟る、続ければ必ず成果
Author: 邱慧芳=講師 魯忠民=写真 Year 2007 Issue 1 PDF HTML