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Your search : [ author:文 薄松年 写真 魯忠民] Total 5059 Search Results,Processed in 0.088 second(s)
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21. 晋南(下)解州の関帝廟
中国歴代の武将のなかで、蜀の関羽ほど恵まれた人はいないだろう。十六人の皇帝がかれを忠義の化身とみなして次々と尊号を贈ったが、明の万暦帝は「三界伏魔大帝神威遠鎮天尊関聖帝君」というこれ以上はない厳かな称号を贈った。文の聖人孔子と肩を並べる武の聖人である。隋唐以来、ことに明清時代になると全国至る所で数えきれないほどの関帝廟がつくられた。では全国で最大の関帝廟はどれかといえば、文句なく関羽の故郷、山西省
Author: 文·写真 魯忠民 Year 1993 Issue 9 PDF HTML
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22. 浙江省の竜泉青磁
韓国近海で沈没した古代船の引き揚げ作業が一九七〇年代に行われ、船室から中国元代(十三~十四世紀)の優美な磁器約二万点、うち一万点以上の竜泉窯の作品が見つかって世界を驚かせた。竜泉青磁は十六世紀にフランスに輸出されており、その釉色のすばらしさでフランス人を魅了、「セラドン」の名で今日に至るまで親しまれている。竜泉窯は中国陶磁器史上、焼成年代が最も長く、また窯跡が残る範囲は最も広く、さらに販路が最大の
Author: 写真·文 魯忠民 Year 1993 Issue 10 PDF HTML
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23. コレクションにも新時代
一九九三年四月十八日、避暑地で知られる河北省の北戴河で、十九の省·市を代表するさまざまのコレクター百十三人が集まり、中国文物学会民間収蔵委員会の発足が宣言された。この全国組織の誕生がきっかけとなったのか、昨年は「コレクター元年」ともいうべき年となった。六月に上海で開かれた第二回中国民間美術大会では、数十人のコレクターの特別コーナーが設けられた。北戴河の近くに新しく完成した「中国万博文化城」で、七月
Author: 写真·文 魯忠民 Year 1994 Issue 3 PDF HTML
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24. 六拉村―茶山ヤオ族の里
大瑶山は広西チワン族自治区中部、東寄りの山地で、面積は二千平方キロ余り、海抜一千メートルほどの山が多いが、最高は二千メートル近い。近くの桂林が石の山なのと違って土の層が厚く、ひろい植被におおわれ、広西最大の天然樹海、そして水源の山とたたえられている。動植物の資源もゆたかで、薬用植物が千三百六十種、喬木灌木が一千種、各種の野生動物も数百種いる。大瑶山は金秀ヤオ族自治県に属し、ヤオ族の主な居住地の一つ
Author: 文·写真 魯忠民 Year 1994 Issue 10 PDF HTML
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25. 韓城-司馬遷眠る夏陽の里
二千年前の前漢に、すぐれた歴史学者文学者司馬遷が中国最古の史書『史記』を著し、中国史上だけでなく海外にもその名を知られるところとなつた。彼の故郷は夏陽―いまの韓城布にあたる。韓城、それは黄河中流に近い陜西省にあり、面積は一六〇〇平方キロで人口が三十万、地形は東低西高。市の北、黄河の西に竜門があり、むかし大禹という人が治水のためそこの山を真っ二つに割ったという。これは黄河ののどもとにあたるが、両側は
Author: 写真·文 魯忠民 Year 1994 Issue 12 PDF HTML
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26. 架梯村·盤ヤオ
架梯村は名前(梯子を掛ける)通り急坂が天まで昇っていた。この村は二十戸余り、百五十人ほどが住んでいる。もう冬に差し掛かっていたが、全身汗でセーターまでぐっしょり、頭にあるのは、早く着いて熱い湯で体を拭きたいということだけだった。服を脱ぐ時は肌寒い感じだったが、湯を使っているうちに寒さも疲れも消えてしまった。頭上には紺碧の空、正面には青山を望み、大自然に溶け入る感があった。ヤオ家では浴室内の大きな桶
Author: 文·写真 魯忠民 Year 1995 Issue 2 PDF HTML
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27. 遊牧·服飾·信仰―独特の生活文化、青海省·玉樹
黄河、長江、瀾滄江の三大河川が流れ出ている青海省の玉樹は、一九万七〇〇〇平方キロもある広大な土地である。海抜五〇〇〇メートル以上の高峰が二千余も聳え立ち、平均の高さは四〇〇〇メートルを超す。遺跡によると、ここでは一万年前から人類が生息していた。唐の時代の古道はここを通ってチベットと中原を結びつけていた。現在ここに住む二十万のチベット族の同胞は、方言は異なるものの、この地域に色彩豊かな民俗の絵模様を
Author: 文·写真 魯忠民 Year 1996 Issue 2 PDF HTML
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28. 急流の竜羊峡からサラ族の村へ
水源から発した黄河は、山々の雪解け水と多くの支流を集め、滔々とした流れの一七〇〇余キロを経て、両岸が急峻な竜羊峡に入る。竜羊峡は全長四〇キロ、峡口の河幅四〇メートル、両岸は高さ一五〇メートルもある。崖の上から見下ろすと、流れはにわかに早くなり、波は岸を打ち、まるで巨竜のように見える。伝説では、かつてここで青羊と神竜が闘ったという。二十年前までは竜羊峡の両岸一帯は静かな草原で、樹木も人家もなかった。
Author: 文 写真 魯忠民 Year 1996 Issue 3 PDF HTML
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29. 昔をしのばせる大水車―蘭州
一路、黄河を甘粛省の劉家峡まで下ると、流れは緩やかになる。劉家峡には高さ一七〇メートルのダムが聳え、一三〇平方キロの広さの人造湖の水をたたえている。ここには一九七〇年代初め黄河に最初に建設された五五·八億キロワツト時の年間発電量の大型水力発電所があり、水は甘粛、寧夏、内蒙古の広大な土地の灌漑に利用されている。上流には著名な炳霊寺の石窟があり、西秦から元、明まで千年余にわたる見事な石刻と壁画は、ダム
Author: 文·写真 魯忠民 Year 1996 Issue 4 PDF HTML
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30. 豪快な英雄の子孫たち オルドス草原
黄河は寧夏平原を過ぎ、賀蘭山の支脈を通り抜けると、ゆるやかに内蒙古自治区の平原に入る。ここで北を陰山に阻まれ、流れを東に転じ、黄河の上·中流の分岐点のトグトでまた南へ向きを変え、内蒙古で黄河は逆U字形を描く。U字形に包まれた平原の南には広大なオルドス草原が広がる。オルドス草原は行政的にはイフジュ盟に属し、東、西、北は黄河を、南は長城を境とし、面積は約一三万平方キロ。東部は平原、西部は砂漠が多く、中
Author: 文·写真 魯忠民 Year 1996 Issue 6 PDF HTML