Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:張春侠=文 魯忠民=写真] Total 120 Search Results,Processed in 0.104 second(s)
-
21. 新旧が交わる北京の什刹海
中国の北方に位置し、乾燥した気候で水不足―。北京に対して、多くの人たちはそんな印象を抱いているに違いない。ところが、意外なことに北京城は水に沿って建てられていた。明·清時代、北京城内には北海、中海、南海、前海、後海、西海という六つの池があり、人々は前海、後海、西海の三つを合わせて「什刹海(シーチャーハイ)」と呼びならわした。北海と中海、南海は皇帝の専有であり、宮廷ならではの威風を備えている。什刹海
Author: 王浩=文 魯忠民=写真 Year 2004 Issue 9 PDF HTML
-
22. 幸せ願って年を越す―春節
春節はもともと、四千年前の夏王朝の時代に始まった夏暦の正月元旦のことである。辛亥革命後の一九一二年、中国は太陽暦を採用し、一月一日を元日として新年の始まりとすると同時に、陰暦の一月元日を春節と定めた。春節は、中国では一年中でもっとも盛大で、にぎやかな祝日である。休みの期間は、法定休暇の三日間に前後の土、日曜を振り替えて加え、合計七日間の連休とする。農村では、春節前後の一カ月ほど賑やか日々が続く。春
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 1 PDF HTML
-
23. 灯籠が輝く夜
団子を食べて一家団らん「元宵節」(ユァンシャオジエ)(げんしょうせつ)は、旧暦の一月十五日(今年は西暦二月二十三日)である。この日の朝は、どの家でも「元宵」という団子を食べる習慣がある。元宵はまた「湯円」(タンユァン)とも呼ばれ、作り方も簡単だ。ピーナッツやクルミ、ゴマなどを煎り、砂糖を加えて餡を作り、小さくて丸い玉にする。それをもち米の粉に入れて、水を加えながら左右に揺らし、ピンポン大の団子にな
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 2 PDF HTML
-
24. 西部大開発を引っぱる人口世界一の巨大都市·重慶
中国の内陸部、長江に面した重慶は、人口三千二百万人。 世界で人口がもっとも多い巨大都市である。 八年前に中国第四の直轄市になってから、経済の発展は目覚しい。 二〇〇〇年に中国政府が「西部大開発」の発展戦略を打ち出して以来、その牽引車の役割を果たしている。 外資が次々にやってきて国際化が進み、今年十月には第四回アジア·太平洋市長サミットが重慶で開催される。 しかし、巨大な人口圧力、経済基盤の弱さ、交
Author: 王浩=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 3 PDF HTML
-
25. 土地神と竜を祭る―春竜節
「春竜節(チュンロンジエ)」は、旧暦の二月二日(今年は西暦三月十一日)に行われる。土地神を祭り、竜を迎え、気候が順調で、豊作であることを祈る祭りだ。古代の盛大な祭り「祭社」(土地神を祭る)の「社」とは、つまり土地のことだ。民間では、土地は万物をはぐくみ、五穀を育て、生き物を養うと考えられている。それによって、土地崇拝と土地神の信仰が生まれ、「祭社神」(土地神)を祭る「社日節」が行われるようになった
Author: 丘桓興=文 魯忠民·写真 Year 2005 Issue 3 PDF HTML
-
26. 野に遊び、先祖をしのぶ―清明節
清明節は毎年、四月五日前後である。この日は、人々が墓に参って先祖を祭り、野山に出かけて春の遊びをする民間の祭日である。清明節は農暦(旧暦)の二十四節気の一つ。春風が吹き、暖かくなると、空気は新鮮で爽やかになり、天地は明るく、清らかになる。このため「清明」と呼ばれる。しかし、この時節は、雨が次第に多くなる。親に仕える道を重視する中国人は、「生者に仕える如く死者にも仕える」という考え方から出発し、墓を
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 4 PDF HTML
-
27. 竜船レースで屈原を祭る―端午節
「五月五日は端午節。ヨモギをさして、香りが漂う。ちまき(粽子)を食べて、砂糖をつける。竜船を水に浮かべて、喜びがわく」。言い伝えによれば、旧暦五月五日の端午節には、ちまきを食べて、竜船競漕(レース)を行うなどの習慣がある。いずれも、二千年以上前の愛国詩人·屈原を記念するためのものである。ヨモギの魔除け湖南省汨羅(べきら)県にある屈子祠村は、屈原が汨羅の河に身を投げて、殉死したところである。その後、
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 5 PDF HTML
-
28. 新旧が同居する アカシアの大連はいま
中国·遼東半島の最南端に位置する大連は、三方を海に囲まれた都市だ。市制わずか百年あまりの歴史だが、そのうちの半世紀近くは帝政ロシアと日本に占領されていた。しかし、いまでは植民地の傷跡も徐々に薄れてきているようだ。改革·開放政策がスタートして二十年あまり。伝統と現代化、異国情緒をそなえた「新大連」は、まさに環渤海経済をリードする、輝く真珠となっている。広場は都市発展のシンボル大連の広場は、この都市の
Author: 王浩=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 6 PDF HTML
-
29. 虫干しし、収穫を喜ぶ―天貺(きょう)節
農暦(旧暦)の六月は、焼け付くような日差しだ。どの家でも、カビや虫から守るため、着物や本を日に当て晒す習慣がある。時はまさに農繁期。中国の北方では小麦を刈り、南方では水稲を収穫す。六月六日がやってくると、人々は収穫したばかりの穀物を味わう。嫁いだ娘が、里帰りしてくる。温かい人情が満ち溢れる季節である。農暦の六月六日は、「六月六」とも天貺(きょう)節とも呼ばれる。「貺」とは「贈る」「賜る」の意味であ
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 6 PDF HTML
-
30. 月を祭り、月を愛でる―中秋節
旧暦八月十五日の中秋節は、春節(旧正月)、元宵節、端午節とならぶ「中国の四大伝統祭り」と呼ばれている。この日の夜は一家団欒して、庭に供え物をならべ、月を拝んで月見をする。月餅やくだものを食べ、団欒や豊作を祝う。若い男女は月明かりのもと、踊ったり、恋人を見つけたりして楽しむのである。「嫦娥、月に奔る」中秋節に月を拝むといえば、民間にある神話がルーツだ。昔々、空には十の太陽があった。地上は焼けつくよう
Author: 丘桓興=文 魯忠民=写真 Year 2005 Issue 8 PDF HTML