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Your search : [ author:写真佐渡多真子
文 原口純子] Total 4070 Search Results,Processed in 0.086 second(s)
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2721. 第十二話 燕京八景が定まった―金
長江のほとり太湖生まれの奇石 太湖石 何万年もの波に打たれてできた穴やくぼみ 宋王朝は開封に運んで離宮の庭石にした 開封を攻め落した金王朝は太湖石に一目惚れ 北京に運んでやはり離宮の庭石にした 元 明 清の王朝もそうして楽しんだ 太湖石はいまも北京の北海公園に置かれている 中国の歴史のもの言わぬ一証人として海上の盟契丹族の遼に替って北京の主(ぬし)になったのは、中国東北部、現在の黒竜江省ハルビン一
Author: 文·李順然 写真·楊振生 Year 2002 Issue 12 PDF HTML
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2722. 絶えず新しさ求めて 楊蓉蓉さん
北京棕櫚(しゅろ)泉国際公寓(マンション)は、北京の最高級住宅区の一つである。そこのディベロッパーが、30歳とまだ若い楊蓉蓉(ヤンロンロン)(ニコール·ヤン)さんだ。1972年、北京市生まれ。青年時代にソ連留学をした祖父の影響で、小さいころから西洋文化に親しみ、英語に関心を寄せていた。90年に北京外国語学院に進学し、英語を専攻。その2年後にはロサンゼルスに渡って、服飾を専門的に学んだ。アメリカでの
Author: 写真·郭実 文·張春侠 Year 2002 Issue 12 PDF HTML
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2723. マイカー時代がやって来た
自動車のある新生活合弁企業で働く王国慶さんは、二〇〇〇年に初めて自家用車を手に入れた。買ったのは中古車だったが、王さんの家族が車を大切にする気持ちには、何の影響も与えなかった。中でも王さんは特別で、いつでもピカピカに磨いておかなくては気が済まない。奥様は、「部屋の掃除では、あんなに熱心な夫は見たことがないわ」と笑う。車は赤いシトロエンで、新車よりも約四万元安い十二万五千元、一回払いで手に入れた。奥
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 1 PDF HTML
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2724. 第十三話 フビライの一本の矢―元
ジンギスカンは北京を攻め落したが この土地にあまり興味を示さなかった 北京を大都と呼び、元の都としたのは ジンギスカンの孫のフビライである 北の小国、燕がうぶ声をあげて二千余年 北京は初めて統一中国の都となったのだ この都の中心の皇居の位置をきめたのは
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 1 PDF HTML
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2725. 将来の夢
彼らとの出会いで、私の人生は変わったのかもしれない。北京に来て最初に知り合ったこの二人は、電話番号をメモするのを見たことがないほど記憶力がよく、毎朝六時から勉強を始めるほど勤勉で、そして、いつでも、友達や家族を大切にする、びっくりするほどに優秀な人たちだった。北京大学の英語学部に通っていた二人は、「一生懸命勉強して、いつか外国に留学するのが夢」とよく話していた。あれから何年たっただろう。公費留学生
Author: 写真/文 佐渡多真子 Year 2003 Issue 1 PDF HTML
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2726. 梵浄山―神秘の原始林をいだいて
鳥居龍蔵博士(一八七〇~一九五三年)は、日本の著名な人類学者であり、考古学者である。徳島県に生まれ、一九〇二年七月には、調査のために新妻を日本に残して、中国の西南地方に赴いた。過酷な旅をものともせずに、貴州省少数民族の村にわけ入り、貴重な写真を数多く撮影。『苗(ミャオ)族調査報告』などの著書を世に出した。博士の視察から百年―。我々は彼の足取りをたどりながら、貴州のいまを取材した。平原のない省百年前
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 1 PDF HTML
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2727. うれし、かなしい内装ライフ
個性的な内装を楽しむ中年に差し掛かった于さんは、七カ月をかけて、ようやく新しい部屋の内装を終えた。彼は、北京市亜運村(アジア村)にある高級マンションを手に入れるために、百万元以上をつぎ込み、さらに五十万元をはたいて内装を行った。(※中国では、殺風景な内装をほどこすだけで部屋を販売するケースがあり、購入者が好みに合った内装を行うことも多い)新しい部屋を自分好みのヨーロッパ古典風に仕上げ、応接間の中央
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
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2728. 第十四話 マルコ·ポーロと鐘楼の鐘―元
元の大都の城壁には門が十一あった 仏教と道教の守護神、哪吒(なた)にあやかったという 大都の鐘楼の鐘は市民に時を告げた 夜、百八つの鐘で街は眠りに就いたという 大都の妙応寺に白い高い塔が建った 遠くネパールから来た工匠が造ったという 大都に一人のイタリア人が住んでいた
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
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2729. 商人の英知刻んだ大邸宅―山西省晋中市
四角い庭を囲んだレンガづくりの建物、屋根の上に整然と並んだ筒瓦、精緻な細工が美しい木彫門楼―。それはまるで、いにしえの中国にタイムスリップしたかのような空間だ。山西省中部の晋中市には、明·清代の商人たちの大邸宅が、昔のままに残されている。内陸の貧しい境遇をはねのけて商いの道をきわめ、教育を重んじて一大金融システムを確立していった当時の人々。その邸宅には今もなお、商人たちの繁栄の歴史と文化が刻まれて
Author: 小林 さゆり=文·写真 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
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2730. 母なる河にはぐくまれ
鎮遠県は、貴州省の東部·黔東地区の要衝である。紀元前二百二年、漢の高祖(劉邦)が「無陽県」を置いたところだ。時代は下って一九八六年、鎮遠県は中国の「歴史文化県」に指定された。県下にある百九カ所の文物遺跡の中で、最も雄大かつ秀麗と目されているのが、国家級の文物保護単位「青竜洞」だ。古建築の博物館·青竜洞青竜洞は、鎮遠県城(県の中心地·?陽鎮)南部の中河山に位置する。敷地面積は二万平方メートル。ここに
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 2 PDF HTML