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Your search : [ author:写真·文 何竜盛] Total 488 Search Results,Processed in 0.095 second(s)
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261. 澳門の酔竜節
この春澳門(マカオ)を訪れたとき、地元の友人が「旧暦四月八日(今年は五月二十二日)、お釈迦さまの誕生日に行われる酔竜節は、澳門独自の祭りだからね、絶対絵になるよ」と教えてくれた。その日朝六時、祭りの主催者である澳門鮮魚総同業組合に行くと、もういろいろな準備の真っ最中だった。遅れてきた人は、組合事務所に祭っている関帝(『三国志演義』の英雄関羽)の像にまず合掌した。この組合は漁民と魚商人が作ったもの。
Author: 写真 文·劉世昭 Year 1999 Issue 12 PDF HTML
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262. 進学の道を切り開く紀鴻聡さん
十九歳の紀鴻聡さんは、福建省南平市虎山村の出身。建国五十年来、村に初めて誕生した大学生だ。紀さんの父は身体障害者で、母もまた知的障害を持ち、二人とも働くことができない。栄養失調のため、紀さんは五歳まで話すことができず、六歳まで歩くことができなかった。同郷の人々の助けで小学校を終え、一九九三年には全郷第一の成績で南平市第一中学に入った。最初は先生とクラスメートの援助で学費を何とか払っていたが、中学三
Author: 写真 文·柴継軍 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
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263. 梵浄山の黔金絲ザル
黔金絲(けんきんし)ザルは愛くるしい。背中はシルバーグレーの毛で覆われ、左右の肩口を結ぶ白い帯状の模様が特徴的。額と手足の内側に輝く金色の柔毛は、サテンのようになめらかだ。逆三角形の顔は青みがかった灰色をしており、そこに埋め込まれた大きな二つの瞳がキラキラと輝く。鼻が上を向いているため、「仰鼻ザル」との別名もある。また、細長くて美しい尾を持つことから、地元の人には「牛尾ザル」とも呼ばれている。世界
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
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264. 万里の長城
①八達嶺の高速道路と夜景八達嶺と北京市街地をつなぐ高速道路が開通したことで、半日あれば観光を十分楽しめるようになった。昼間の開放時間は、午前五時半から午後六時半まで。夜は午後九時から午後十時半まで開放され、夜景を見ることができる。電話(〇一〇)六九一九二六七八②長城の新名所―慕田峪慕田峪は北京市の北東、市街地から約七十キロの位置にある。この辺りの長城はほとんどが明の時代に造られたもの。歩道とゴンド
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
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265. 白竜潭
白竜潭は北京市密雲県の北東約二十五キロ、北京の市街地からは約九十五キロの距離にある。景観区の広さは約四平方キロで、澄んだ水をたたえた淵の連なりと滝が見物だ。北宋の時代に建てられた五竜祠や元代の竜泉寺、清の歴代皇帝が避暑に用いた離宮、万福寺などの古跡も多い。また対聯や名言、書や詩文が随所に見られるのも特徴。書道や古詩に興味のある人には、ぜひメモ帳やカメラを持参していただきたい。景観区内には有名な文人
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
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266. ナーシー族 自然を崇める「東巴」の祭
東巴(トンバ)文化は、ナーシー(納西)族の一部族が、その長い歴史のなかで、自然への崇拝を民族の英知によって表現し、発展してきたものだ。そこには、東巴教をはじめ、独特の象形文字である東巴文字、音楽、舞踏、絵画などが見られる。それらは主に唐宋期に形成され、東巴教の各要素として守られ、東巴経のなかに記録され、今日まで伝えられている。「東巴」は、もともとナーシー族の言葉では、知恵ある者の意味で、転じて宗教
Author: 写真 文·成衞東 Year 2000 Issue 3 PDF HTML
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267. 雲南の山の民 その文化と信仰と
雲南省怒江リースー族自治州貢山県の丙中洛郷。私たちがたどり着く頃にはすでに日も落ち、かなたの夕空に碧羅雪山の頂がぼんやりと浮かんでいる。山の裾には怒江がゆったりとうねり、だいだい色の陽の光が丙中洛の平野をすっぽりと包み込む。心が癒されるような、なんとも温かみのある眺めだ。ラマ教寺院とカトリック教会丙中洛の郷を特徴づけているのは、その美しい景色だけではない。ここにはヌー(怒)族、チベット(蔵)族、リ
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 4 PDF HTML
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268. 中国の民俗文化をめぐる旅
①中国画を学んでみる徐悲鴻記念館では、中国画の大家である徐氏の作品を堪能できるのはもちろん、専門家による中国画の手ほどきを受けられる。馬の輪郭の下書き入りの画紙や表装用の生地も用意されており、自分の作品を持ち帰ることができる。住所 西城区新街口北大街五十三号 徐悲鴻記念館電話(010)62252024開 午前9時~午前11時 午後1時~午後4時(土日は休館)入場料
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 4 PDF HTML
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269. 石花洞
石花洞は北京市街地から西南へ56キロ、北京市房山区河北郷南車営村にある。中国北方では珍しいカルスト洞窟で、明の正統11年(1446年)に発見された。典型的なカルスト地形と言え、鍾乳石や石柱、石筍(じゅん)など各種の沈殿物が揃っていることが石花洞最大の特徴だ。洞窟は七層の構造になっていて、全長は3000メートル余りに及ぶ。内部は複雑に曲がりくねり、様々な奇観の連続で見る人を飽きさせない。見どころは、
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 4 PDF HTML
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270. 雲南省·楚雄イ族自治州 8匹の虎が守る村
雲南省の楚雄イ(彝)族自治州に、小さな村落、麦地沖(マイディツォン)がある。ここには百戸あまりのイ族が暮らす。雲南、四川省などに広く分布するイ族は、「ロロ」と自称するグループと、「ノス」と自称するグループに分かれるが、麦地沖村の人々は「ロロ」に属する。この村では、虎がトーテムとして崇められ、毎年旧暦一月八日から十五日まで、八日間にわたる「虎舞祭」が開かれる。一月八日早朝、祭司が村の男たち全員を率い
Author: 写真 文·楊振生 Year 2000 Issue 5 PDF HTML